ワタクシとジャズ(喫茶)の出会い~ウィスパー・ノット

 高校時代の話を書き終えて、次はいよいよ大学でのジャズとの出会いの話に行くはずだった。しかしながら世の中にはシンクロということが起きる場合がある。御家人ではない。あれはザンクローである。派手な化粧の若い娘ではない。それはガングロである。戦車でもない。それはタンクローである、っていまどきタンクタンクローなんて通用するのかという気がしなくもない。またまたRCのリーダーでもない。それはキヨシロー。などと僕の話は本題と全然関係ない言葉が次々に出てきて、書いてる本人の頭もそちらに引っ張られていくので、挙句は何の話をしていたか分からなくなることが多々ある。タタヤンである。で、タタヤンというとこれである。



 えーと、気を取り直して何がシンクロだ、水泳がどうしたのだ、などとヤボを言う人は拙blogにはいらっしゃらないことと確信して話を進めていきたい。先週の土曜日だったと思うのだが、実家の母の手伝いで大型スーパーにいた。ガラガラと僕は呼んでいるが、あのプラスチックで出来た買い物かごを上と下に積める手押し車みたいなやつを、押していきながらレジに並んでいると先のほうにお年寄りを介護しながらこちらに歩いてくる妙齢の女性と視線が合った。バイヤー、あいついや、あの人は確か高校時代の同級生K田さん。思わず視線をそらしてシカトしようとしたが、先方はこちらに気がつき満面の笑みをたたえて近づいてくる。一緒にいたお年寄りに「それじゃまた」などと声をかけて、くるりと振り向きこちらに一直線にやって来た。

 「お久しぶり~。お元気でした~」と明るい声がする。僕は「お、あ、どうもどうも。元気元気。そちらは」などと、まるで中学1年生の英語の時間で習った初級会話、”How are you?” “Fine. Thank you,and you?”に近い会話を交わし、そそくさ逃げ出したAICK(by Pantax’s World、意味は逆さから読んでください)とばかりにゲルニを決めようとしたのだが、何しろ相手は家の母のことも知ってるし、単なる同級生ではなく我が家のバカ娘1号の小学時代の担任なので、普段から素行の悪いワタクシは落ち着かないのである。昨年の8月にあった高校の同窓会の時もK田さんは来ていて、その時少し話したので、それほど久しぶりという感じではなかったのだが、まあ世間話のいくつかをしていたらちょっと驚く発言があった。「実は今日ね、高校1年の時の女子が集まって会食する予定なのよ」。普段の僕なら、「ちょっと待て、聞き捨てならん。『元女子』もしくは『女性』と訂正していただきたい。それも可及的速やかに」などと突っ込むのだが、何せ弱みを握られているので。と、ここまで書いて何で弱みを握られているのか、オレ何も悪いことしてへんやないか。こない見えてもな、かかぁや子供に不自由させてへんのんじゃ(by INU)。と書いて、あったあった弱みがあった。オレの高校時代のアホさ加減をかかぁや子供にチクられてしまうと、マズイという弱みが。何しろ、バカ娘1号が初めて入った小学校の参観日に我が家にやって来たのは彼女で、当然子供の学校での状況だとか友達との関係などの話をしていったものだと思い、その日自宅に帰ると配偶者が僕を見る目が普段と違う。いや、気のせいかもしれないが、どことなく小馬鹿にした感じがする。ん、ん、と思っていると、「あなた高校の頃、授業を良くつぶしていたの」などと聞いてくる。は?大学時代ならいざ知らず、真面目な受験生だった高校時代にバリストに関わった記憶はない。入試もフンサイしたことはない。いったいどういうことか尋ねたら、「今日、担任の先生が来たけど、あなたとS尾さんが、自習時間になるとすぐ職員室に行って、『早く次の授業をして、繰り上げて帰らせてください』って交渉したらしいがね。それとロング・ホームルームの時間はしょっちゅう訳のわからんロックのレコード流して、独りで喋っていたって。聞いていて私は恥ずかしかった~。結局、子供の話はほんの少しで後は全部あなたのバカな話ばっかりやったがね」と、これはとんだ誤爆というものだった。

 まあ、そういう弱みがあるので挨拶済ませたらさっさと帰ろうと思っていたのだが、元同級生の女性たちが一体全体何の集まりだろうという好奇心から尋ねてみたら、「M本さんが去年絵の個展をして、その打ち上げと新年会を兼ねて、みんなでフランス料理を食べようって集まるのよ」などと、さすがにお金持ちの人たちは一味違う飲み会のお話であった。「あ、フランス料理、オレなんか絶対無理だな。居酒屋とか赤ちょうちんなら参加するけど、ま、そういうことで」と別れようとしたのだが、つい携帯番号の交換などもして、その時はそのまま別れた。そうそう、最初に彼女が介護していたお年寄りだが、その後どういう関係か(近所のお爺ちゃんかって意味ね、決してヤラシイ意味ではない)尋ねたら、K田さんから思い切り肩を叩かれて「何を言ってるのね、あなたは!!あれはT之内クンだがね~」などというショーゲキの事実も分かった。ええええ、T之内?確かに高校の頃から若年寄みたいな雰囲気だったけど、今じゃ立派な年寄じゃないか。どうしたT之内、何があったT之内。などと人の事ばかり言ってるとバチが当たるのでこの辺でやめる。

 で、その日いつものように図書館に行って本を読もうと思ったが、元同級生たちの食事会の二次会にROCK BARを紹介しよう。よくよく考えてみたら、僕とROCK BARのマスターは高校の同級生で、ということは彼女達とも同級生なのである。教えてもらった携帯に電話したけど、だれもでんわ。などという死語的ギャグはやめて、呼び出し音の後留守電のメッセになったが、留守電入れるの嫌いなのでシカトした。で、図書館で本を読んだ帰りに、晩御飯の買い物をしていたら携帯が鳴り、出てみるとK田さんだった。そこで、会食が終わった後にROCK BARを使ったらどうか、マスターとも久しぶりの人もいるだろうから、などと言った後、つい、ま、オレもあそこだったら気軽に行けるし、夜の9時半くらいに行っておく、などとどうして言ってしまったのか。やはり、なんだかんだ言っても女の人が7人もいるってのは華やかだし、そういうところで呑むのもいいんじゃないかと思ったんだろうな。

 ということで、自宅に帰り、それでも晩御飯を食べてパソコンに向かっているうちに、やっぱり女子会に参加するのも気が引けるからやめとこうか、と考えていたらまた携帯が鳴り、今回の参加メンバーの一人がすでにROCK BARに予約を入れいてる、時間は九時半か十時くらいになるとのこと。言いだしっぺが自分なので、じゃそれくらいにはお店にいると返事をした。ついでに参加メンバーを聞いたら、なんとワタクシが高校時代に行為を、違う、好意を持っていた人が二人いる。まあ、お互いトシ食ったから会わぬが花かとも思ったが、やらぬ後悔よりもする後悔とも言うではないかと、これはどういう意味か良く分からないが、とりあえず十時前にはお店に着くよう準備した。

 実はこの時、ちょっと配偶者といさかいがあった。その時僕はすでにパジャマ姿だったので、外出用の服に着替えようとしていたのだが、いきなり配偶者が「ちょっと、まさか、またいつもの緑のシャツで行くのと違うよね」などという。僕のお気に入りの恰好は、緑色のネルシャツに迷彩色のパンツ、それに黒の大きなダウンジャケットというのが定番なのだ。「え、なんで、いつもの格好だけど」と答えたら、「何考えちょっとね、あんたは。仮にも女の人たちの前に行くのに、何であんな軍隊みたいなズボンと似合いもしない緑のセンスの悪いシャツを着るのね。私が恥ずかしいが」などという。おい、ちょっと待てや。オレ若いころから緑色が好きで、学生時代のオレを知ってる奴はそれ絶対知ってるんだけど、配偶者はこれまでにつもりに積もった意見を僕にぶつけてくる。「もう、昔から思ってたけど、あなたは緑は似合わない。絶対似合わないのに、なんで緑ばっかり着るの。また買うの。少しはセンスというものを身に着けてよ。ねえねえ、あなたたちもそう思うよね」と今度はバカ娘たちを味方につけて、こちらを非難する。しかし、これはちょっと堪えたね。そうか、オレは緑、似合わないのかと全身の力が抜けて、ふて腐れて布団にひっくり返った。さすがに配偶者もすまないと思ったのか、「ごめん、言いすぎた。似合わないことはないのよ。ただ、色が白い人だからグレーぽい色を選んだほうが映えるから」などといまさらなことを言う。子供たちも僕がふて腐れているのが哀れに見えたのか「私はお父さんのアーミーの服は嫌いじゃないよ」などとフォローを入れ始め、まあ、そうなるとおだてに弱いワタクシ、結構機嫌直して配偶者のコーディネートした服を着てROCK BARに向かった。

 店に着いたのは十時前だったと思う。珍しく二人客がいて、一人はこれまた高校の同級生の男だった。彼は七時くらいから来ていて、いつも二時間くらい飲んだらさっさと帰るのだが、この日はマスターから「珍しい団体が来るから待っとけ」と言われていたらしい。もうかなり出来上がっていて、呂律が怪しい。さらに珍しいことに20代と思われる若い女の子も一人で来ていた。その二人の間に入り、最初は同級生とよもやま話をしていたのだが、途中からクラプトンが流れてきたら隣の若い女の子が「この人有名ですか」と聞いてきたので、まさにチャンス到来(by バービー・ボーイズ)とばかりに、それから流れるロックの解説をしてやり、「良くご存知ですね」という尊敬が愛情に変わろうとしたその瞬間、店の扉が開き元気な女性たちがやって来た。さて、それから延々2時間。みっちり飲んで話して(あ、女性陣で呑んでたのは画家のM本さんと童話作家のO本さんの二人で、あとはコーラとかソフトドリンクだったと思う)、気がついたら午前零時はとっくに過ぎて、結局この日もジャズに出会えなかったワタクシであった。実はこの時の話を書こうかと思ったけど、結構マジな話が半分ともう完全与太話が半分で、あまりにも個人のプライバシーに立ち入った話が多かったのでやめました。さあ、次こそジャズ(喫茶)と出会うのだ。



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コメント

楽しそう

同窓会楽しそう^^いいですね^^(笑)私は、やっぱり同窓会には参加できずまだ未経験です^^;いつかいってみたいなぁ。

洋服をいじられておふとんにはいるdracさん、可愛いですね^^ぷぷぷ。

言うまいと思えど

金太ましなビル 今日のSOME魚(お粗末様)。30年ちょい前、職場で雑用をしてくれていた おばあさんが 昼休みにテレビを観ながら こんな事を言ったのを思いだしました。「あんたらは、私の歳だと 似たような歳の年取った男が好きかと思うかも知れんが、そうじゃない。これぐらいの歳の男かなあ。」ちょうど 杉良太郎演じる「遠山の金さん」の再放送が流れてました。そう言えば、私の祖母も 40数年前、ポツリと「こう言う男がいいなあ」とテレビの寺田農を観て 言った事がありました。全ての O高校同期の元お嬢様方が そうではないかも知れませんけど、彼女らがアバンチュールを期待してる対象は、もっと低い年齢の男ではないでしょうかね。多くは望まず、サンタナに合わせて、小皿叩いて、昔の音楽と 高校時代の話に花を咲かせて 楽しい時間を過ごして来て下さいませ。

言われてみれば、突然の同窓会

のようなものでしたね。女性陣7人の中には、高校卒業後初めて再会した人もいて、それでも少ししゃべっているとあっという間に高校時代にタイムスリップしていました。元陸上部でブルマが似合っていたなどと受け取りようによってはセクハラではないかと言われそうな話題なんかもあって、おっと、こういう話はまずいので自粛したのに意味が無いぞ(笑)。

>洋服をいじられておふとんにはいるdracさん

僕は腹が立つと大抵布団をかぶってふて腐れています。

加藤茶理論で武装し

寺田農理論で学習し、ラサール石井理論を実践することこそ男の生きる道だと強く確信する今日この頃。何が悲しゅうて同級生の元御嬢さん方をナンパするものですか。ワタクシに下心はありません。YKZ君のリクエストにこたえて、セッティングしようと努力はしましたが、悲しい結果に終わったということです。明日は、佐野元春の「アンジェリーナ」を歌いながら、ニシタチを疾走するワタクシが見られるはずです。♪今夜も、愛を探して~

楽しそうですね

そういえば祖母(当時70ぐらいだったかな)が同年輩?だったかの鶴田浩二(既に故人だったと記憶)がいかに素晴らしいかとナツメロ番組(物故者を偲んで、みたいなやつ?)見ながら言っていたのに、番組が変わって「あぶない刑事」の再放送になったとき、いかに舘ひろしが素晴らしいかという話に変えていたのを思い出しました。そういや京本政樹も好きだった、思っているだけなら恋愛は幾つでも自由です。
。それにしても男の趣味がバラバラ。

しかしこの前会社の50の人が韓国ポップスの少女時代とAKB歌っていたときは心底気持ち悪いと思いました(良い人ですが、その歌は合わないと気付いてほしい)

緑の服の話辛いですね。女の人はきつい事を平気で言うことがある。

いやー、学習能力が無いというか

昨夜もROCK BARで何故か流れる音楽は加藤和彦だったり、岡林信康だったりしたのですが、高校時代の同窓生たち4人(なんと女性1名参加、これはワタクシの成果ではなく、ROCK BARのマスターの職権乱用だという説もあり)と、4時間くらいバカ話で盛り上がりました。服装ですか?当然、緑のネルシャツに迷彩色のパンツです。店に入るなりYKZ君から「これが問題のファッションか」と小馬鹿にされたような気がします。

もっとも、午前零時にその店を出てまだ暴れたりなかった何名かはカラオケボックスに乱入しモンキータンバリンを振り回し、乱暴狼藉の限りをつくしたらしいです。僕?いやー、記憶にございませんが、自宅に帰ったのは何故か午前3時前でした。♪これじゃ体にいいわけないよ、分かっちゃいるけどやめられない~
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