コンティニューイングオブ”病気自慢「自然気胸編」”

Who Killed the Bambi?(鹿つながり)

 いやはや我が地元宮崎もやってくれるもので、少し前に書いたM九州大学の移転話が全国ネットのニュースになったなと思っていたら、今日は鹿が河川敷に出てきて市役所職員や警察官の包囲網を突破し、本日19時現在行方がわからないと言う大笑いのニュースがあった。鹿もちろん野生(?)である。いや誰かが飼っていたのか、その手の話は出なかったな。今朝、河川敷を散歩している人が発見したらしいが『犬を放し飼いしてるかと思って良く見たら、角があるから鹿と解った』という微笑ましいコメントが宮崎の人間らしい。また地元のTVのアナウンサーが近くの人に「今までこの辺りで鹿を見かけましたか?」という痴れ者的質問をし、相手の人が「いやー、初めてです」と真面目に答えてるのも大いに笑えた。

 いくら田舎でも奈○(自主規制、シカ公園で有名な所ってバレバレですな)じゃねーんだから鹿なんか見かけねーよなどと心の中で毒づきながら、あと猪と蝶が出れば、イノシカチョウかと考えていた。またまた脱線するが”イノシカチョウ”を変換したら”伊野氏課長”と出て、これはこれで大笑いした(ナンノコッチャ、こんなことばかり書いてるから、オッサンの文はダラダラなげーんだよ。兄ちゃん堪忍やでー、キャインキャイン)。えー、気を取り直して昨日の続き。そうそう医者からいきなり入院と言われたところからだった。

 何故入院しなければいけないかと、聞いたときのドクターの説明は簡単明瞭だった。要するに左側の肺に穴があいており、丁度自転車のタイヤがパンクしたのと同じ状態になっている。穴からほんの少しずつ空気が漏れて、それが肺を圧迫して今の痛みになっている。これを直すには安静にして様子をみるしかない。自然に回復しない時は、左の脇の下にメスを入れてそこから針金状の金具で肺を引っ張り回復させるしかないと聞いただけで痛そうな話をした。何故肺に穴が空いたのかと聞いてみたが、この病気の原因ははっきりしないが、若くてやせた男の人が罹り易いと言われた。

 説明を聞いて解ったような解らないような、とにかく入院は避けられないことがおぼろげながら解って来たが、ここ熊本には出張で来ているのでいろいろ不都合があり、とりあえず鹿児島に帰らせてくれと頼んだら「貴方はこの病気を舐めている。初めての人は、大の男でも痛みで失神してしまうことがある!」と散々脅された。しかしこんなことで怯むわけには行かない。鹿児島に帰らねば、何故ならその頃好きな人がいたのよ、鹿児島に(真に残念ながら今の配偶者ではない)。まあ、なんとか、手八丁・口八丁でお願いした所、交通手段はタクシーとJR(つまり歩くなということ)、万一JRに乗っている時に痛みを感じたら、速やかに車掌を呼びこの手紙を渡すこと(手紙にはこの患者が苦痛を感じたら最寄の駅に止めてすぐに病院に運ぶことと書いてあった)等を条件に許可してもらった。鹿児島に帰ったら手土産のレントゲン写真を持って即座に専門病院に行くこと、その後レントゲン写真は当病院まで必ず返却することとかいろいろ注意事項の追加はあったが何とか解放してもらった。

 幸い電車の中では痛みもなく、無事鹿児島に戻りその足で専門病院に行った。熊本の病院からの紹介状とレントゲン写真を渡して、診て貰ったがその段階ではまだ穴は大きくなっていないとのこと。本来は入院するほうが良いが、今その病院のベッドに空きが無いので、とりあえず1週間ほど自宅で療養し再度検査をして手術するかどうか決めましょうと言われた。「ラッキー」心の中の声である。当時の僕はヘビースモーカーでヘビードリンカーであった。入院などしたら酒もタバコも禁止されるだろうから、これは非常に嬉しい診断であった。ホクホクしながら会社に戻り上司に報告した所、上司がその時鹿児島営業所にいた全員を集めて聞いた。

 「ということだがdrac ob君は自宅待機させたほうが良いか、どこか別の病院に行って入院させたほうが良いか、みんなどう思う?」。こういう時に普段の態度がものを言うのである(あれ、どこかで見かけたような…)。結果はどうだったか。全員一致で強制入院という結論であった。僕は昔から多数決というのは数の横暴であって、決してベストな解決ではないと思っているのだが、いみじくも今回それがまた証明された。しかしいわば業務命令みたいなものなので、どこか病院を探さないといけない。はてと考えていたら、一人の男がニコニコして目の前に立っている。あっ!こいつはそういえば以前気胸を患ったことがあると言ってたが・・・。

 元・気胸患者の部下に、ここは間違いないという国道3号線沿いの病院を紹介された。正確に言うと連行された。何が間違いないかというと、呼吸器科の専門であるということと、近くに何も遊ぶ所が無くて、その上ここの入院患者はドピンクの入院着なので、無断外出は一発でばれるというまるで矯正施設みたいな病院である。診察室でドクターにこの間の事情を話し、即入院が決まった。しかし治療方針としては、やはり1週間ほど安静にして様子を見て穴の塞がり方が悪ければオペということになった。看護婦さん(看護士が正しいのだろうが、女性の場合はどうしても看護婦さんと呼んでしまう)に病室に連れて行ってもらうと、相部屋の人は70近いおじいさんで、鹿児島弁がきつくてほとんど話が出来ない。何とか聞き役になって、それでも半分くらいは意味が分からない(鹿児島人以外の人は侮ってはならない。みなさんが知っているのはNHKナイズされたヤング鹿児島弁である。ネイティブで60歳過ぎた人の鹿児島弁は最早フォーリンランゲイジである)。しかもこのおじいさんも、当然肺の病気な訳でちょっと話しているとタンが絡んで咳き込み、今にも死にそうな状態になるので、落ち着いて話すことは出来なかった。

 熊本から帰って荷物の整理も出来ないまま入院になったのでベッドで読む本すらない。この病院は入院患者の平均年齢が楽勝で60歳を越してると思われる。何故か?週刊誌もマンガ雑誌も所謂ヒマツブシ読みものが、地元ローカル新聞以外は、全く無いからだ。トッショリは字を読まんのかーと心の中で絶叫する悲しいワタクシであった。続く…

 まだ終わらん。書いてて辛気臭くなってきたが、乗りかかった舟だ(どこが?)。とにかく自然気胸編は次回で完結させよう。本当はこの他に、「痛さ最高尿管結石編」や「えっ、何時の間に急性肝炎、それも2年連続で編」、「ノーバディノウズATL編」、「君はホルター心電図をつけたことがあるか不整脈編」、「いきなり脱水症状3日間点滴のみ急性腸炎編」、「憩室という言葉を初めて知った大腸憩室炎編」、「長いお付き合い高血圧編」。極めつけは「依存症から鬱病への劇的変換、自殺念慮からの生還編」などがカミングスーンの予定だったが、ホントに辛気臭くてたまらなくなってきたので、これらのお話はまた機会を見てお伝えしよう。しかし、良く生き延びてきたなオレも。
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