12.19 ZEK3ライブと誕生日の話

 早いもので、誕生日からもう1週間過ぎてしまった。あ、誤解なきように書いておきますが、何もたんじょうび、誕生日と何度も書いて読む人に刷り込みの原理で来年の12月になったら、何は無くともdrac-obの誕生日を思い出させようという魂胆ではない。多少はあるかもしれんが、ま、それはさておく。まあ今年の誕生日はちょうどその日がZEK3の宮崎でのライブの日だったので特にしっかり記録に残しておきたいと思いながらも、日々の雑用に追い回されて、あ、それでも23日から3連休あったので、その間にしっかりエントリーを書けば良かったものを、この休みの間は本もろくに読まず時間さえあれば寝ていた。休みが続くとどうしても夜更かしをしてしまうのだが、それでも最近は健全なものでだいたい24時過ぎると目がつぶれてしまう。無理に起きて、ネットを見ていても目がかすむ。目の前がちらちらしてきて、上のまぶたと下のまぶたが重なろうと、あすなろ、あすなろ、あすはなろうとしてしまうのだ。無理にそれをこじ開けようとしても無理なものは無理であって、しょうがないから布団に包まってハードカバーを2,3ページめくるともう夢の中である。

 だいたい寝る時間が、そんなくらいだから午前中も8時くらいには目が覚める。目は覚めるのだが、そこでまたうとうと、うつらうつらするのが快感で、30分いや1時間だけ寝て、それから起きて大掃除いや、その前に年賀状いやそれよりも…などと考えているうちにまた熟睡してしまい、次に目が覚めるのはもうお昼前。寝すぎて少し頭が重い、重いが腹も減るのでどうにか起きて、まずコーヒーを淹れて新聞を開いてあくびの一つもする。休みの昼飯はだいたいにおいて麺類であって、その日の気分でパスタだったりラーメンだったりうどんだったり蕎麦だったりするのだが、それらを作って、あんまりたくさん食べたらいかんのよね、腹八分目がいいんだよね、などとつぶやきながら大盛というか、まあ2人前くらい食べる。食べると眠くなるが、すぐ寝るとあちこちから非難されるので、無理して起きていてパソコンを眺めたり、枕元に積み上げてある本をパラパラめくるが真剣に読んでるわけではなく、1冊手に取ったら放り投げ、また次の1冊を手に取る。要するに集中力が無いのだ。

 その集中力がなくなる原因として、最近は非常に寒い。寒いから何とか部屋を暖めようと石油ストーブをつける。乾燥しすぎるといけないので薬缶に水を入れて天板の上に乗せる。石油ストーブのエネルギーというのは恐るべきものがあって、ものの4,5分もしないうちに薬缶が、しゅんしゅんたぎってくる。部屋がもわっと暖かくなる。室内の酸素が不足して、余計に頭がくらくらしてきて、ついには布団を敷いて寝てしまうのがだいたい夕方の4時くらい。この横になるときに必ず家族に言うのは「30分だけ寝る」という、全く根拠のないセリフであって、当然30分で起きるわけはなく目が覚めたらもう夕方の6時過ぎ。下手すると7時近く。という生活を3日もやったらバカになる。ハイ、バカになったからエントリーも書けず今書いている次第です。

 というわけで、日付を今月の19日の月曜日に戻す。ZEK3のライブが19時30分開演なので、その前に例によって居酒屋で軽く腹ごしらえしようと、毎度のY尾君と今回はライフタイムのライブに初参戦のROCKBAR 1956のマスターと、そしてこちらは昨年のZEK3のライブに参戦したS藤君と待ち合わせした。目標は18時に現地集合だったのだが、歩いて向かった僕は5分ほど遅れて店に着いた。縄のれんをくぐると店の真ん中の席にロックバーのマスターがいた。今来たばかりだと言って手酌でビールを飲んでいた。僕もすぐにおでんとビールを注文し、おなかに流し込んだ。そうしているうちに、Y尾君がやって来た。彼の職場はまだバリバリ仕事中だったらしいが、オジサンが亡くなったといって出て来たらしい。周りの人は心配して明日は休んだほうがいいんじゃないかと言ってくれたらしいが、まさかライブを見るための方便だといまさら言えず、大丈夫大丈夫といって振り切って来たらしい。

 そうして3人で飲み食いしていると、S藤君がやって来た。何度か彼ともライブを見に行ってるのだが、そしてその都度「また誘ってや。メールしてくれ」などと言うくせに、メールしても返信なし。電話しても折り返しが無い。そのことを指摘すると、どうやら彼のパソコンはいま奥方の管理のもとにあり、常にメールチェックされているようで、取引先だとか大口の仕事が入りそうなメールは本人に伝わるが、僕の誘いのような、まず経済的なメリットは無い、それどころかライブチャージに飲食代がセットになるようなお誘いは即座に迷惑メールフォルダに入れられるのではないか。そのあたりを問いただすと非常に苦しげな表情を見せて、話題をそらす。まあ当たらずと言えども遠からずというところか。

 さて、この4人だが実は高校の同級生であり、まあみんな人生いろいろでかっては武勇伝武勇伝という威勢のいい話が多かったのだが、最近は年金が破たんしそうだとか、遠近両用の眼鏡を使っているかとか、この間の健康診断で、みたいな話題が多くなってきた。夜と市並みのせいだ。いや、寄る年波か。で、本日のライブのZEK3の話を僕とY尾君でするのだが、まあロックバーのマスターは始めて見るのでしっかりネットでチェックしてきていて、それなりに受け答えするのだが、昨年一緒に見に行ったS藤君は「どんなバンドやったか?」などとはなはだ心もとない。いろいろ話しているうちに、「そういえばスカパーで見た」などとようやく思い出してきた。スカパーと言えば、僕の家では受信できないのでY尾君に頼んでDVDにしてもらい、それを僕が編集してYOU TUBEにアップしたという話をしたら、S藤君が「ホントか?お前そういう機械を使いこなせるか?文系だったお前が」などと信用しない。

 まあ、DVDのデータをそのままアップできないので変換して、編集してこうでああでと苦労話(そんなたいそうなもんじゃないが)をしていたら、もう誰も聞いていない。話は今のブルーレイだとかコピーアトワンスだとかその手の話になっていき、要するに今のデジタル化は早すぎてオジサンたちにはついて行けんという話になった。そのうちに、うちのHDDがどうのとか、この間買ったルームシアターセットはどうしたなど家電自慢が始まったが、勝負はY尾君のこの一言だった。「いいもん、オレの所にはビデオのモザイク消す機械があるから」。まあ、その後にあれは目を薄くしてみれば、そういう風に見えなくはないとか、DVDのモザイクを消すにはジャパネットタカタに注文したらいいのかとか、まあまだまだ現役である。わははは。

 18時過ぎから呑みはじめたのだが、いつもは20時から始まるライブが19時半スタートだと聞いていたので、座席の確保とチケットの確保(僕とY尾君は前売を購入していたが、あとの二人がまだだった)のためにY尾君がライフタイムに走った。ライブを見るのに一番いい席だと僕たちが思っているシルバーシート(ステージに向かって左側のテーブル、壁にもたれてライブを見れるので楽なのだ)を抑えに行ってくれたのだ。すぐに戻ってきたY尾君はチケットを2人に渡しながら、客があまりいなかったことを教えてくれた。そうはいっても天下のZEK3だ、早くいかないと心無い奴が予約席を無視してすわってるかもしれんとあたふたとライフタイムに向かったのは19時20分だった。

 階段を上がり、入り口のドアを開けるといつものテーブルに予約席と置物がしてあった。レジでチケットを渡して飲み物を注文した。カウンターの奥にくるみさんの姿があったので軽く会釈をしたが、誰かと話していたので声をかけるのは遠慮した。4人でテーブルを囲みながら、僕はZEK3を見るというのはミュージシャンと客との真剣勝負であるから心して見聞きするように、有名なリフは一瞬なので心して聴かないと曲がごっちゃになって、今演奏したのはTrampled Under FootなのかDazed & Confusedなのか分からなくなるぞ、などと脅してとにかくZEK3は気合だ、気合だ、気合だとどこかのアマチュアレスラーの父親みたいなことをほざいていた。しかし気になるのはお客さんの入りで、僕たち以外にはこの店で良く見かけた宮大の元ジャズ研の女の子とその連れ、そしてカウンターのほうに何人か。カウンターにいたのは関係者っぽかったから、もしかして純粋なお客さんは僕たちを入れて10人ちょいか?これじゃミュージシャンもやる気が出ないだろう、などということも4人で話した。

 開演時間を少し過ぎてステージにくるみさんと本田さんが上がってきた。あれ、米木さんはと見渡すが姿が無い。しかもステージの配置がドラムとピアノが向かい合うような感じで、つまりセンターの部分にほとんど隙間が無いようなセットをされていた。くるみさんがマイクを持ってMCを始めた。今日は都合で米木さんが来られなかったけど、ステージで一緒にやっているつもりで演奏するのでヨロシクみたいな話とあとは珍しくいろいろ話したのだが、良く覚えていない。演奏が始まった。ピアノとドラムだけのトリオ演奏だ。思ったほどベースのない違和感はなかった。ベースが無い分、ダイレクトにドラムのリズムとピアノのリズムがぶつかりせめぎあい、譲り合う、ことはなかったかな。とにかく疾走するZEK3(今目の前にいるのは2だけど)だった。しかし、「カシミール」の時だったか、ベースが欲しい、ベースはと目がその場にいない米木さんを探すのだが、これはどうしようもない。ただ、例によってあっという間に第1セットが終了した。

 ハーフタイムに飲み物をお替りした僕たちは、特に今回初めてのロックバーのマスターはしきりに「もったいない、これだけの演奏するんだからもっと客をいれないと」とか、S藤君が「drac-ob、お前が責任もって情宣やれ。人を集めろ」などという。そりゃもちろんごもっともな話で僕は何年か前に見てからずっとファンとして追いかけて来たし、70年代にゼップを聴いていただろうと思われる同年代の人たちに、その存在をアピールしたりしてきたが、まだまだ情宣が足りない。たとえば、バス停のところにある市の管理している掲示板。いや2ちゃんじゃない、そっちの掲示板じゃなくてポスター張ったりする本物の掲示板。あれなんか無料なんだから、しっかりポスター準備して許可とって一気に張り出せばかなりの人たちの目に触れるだろう。また市や県のホールやイベント会場などに交渉してチラシやポスターを置かせてもらうとか、電柱に、あ、これはちょっとバイヤーか、ま、とにかくプロパガンダの方法はいくらでもある。何だったら次回のZEK3のライブスケジュールが決まり次第、情宣委員会を立ち上げて実行部隊、理論武装部隊、ゲバルト、あ、これもいらないか、とにかくだ。計画的にかつ効果的にフリースペースやメディアを使った情宣をして客を集めないとモッタイナイ。こういう時に使うのだ、モッタイナイという言葉は。

 などと、独りで熱くなってしまったが、そうしている間にセカンドセットが始まった。今度はくるみさんが一人でマイクに向かって言った。「これまでソロはタマヤさんに任せていましたが、今日は私がソロをやります」。え、くるみさんのソロ。どんなんや、ソロと言ってもナポレオン・ソロではないだろう。こちらもイリヤ・クリヤキンではない。実は、この日もデジカメを持参していて、写真や動画を撮ろうかと考えていたのだが、このライブの前の居酒屋でY尾君からもらったDVD、それは10月にエアポートライブで見たジェイク・シマブクロの演奏なのだが、あれほど強烈な印象を残した彼の音楽もDVDで、正確に言うとケーブルテレビで放送したものを録画してみると全然違うものになっている。やはり音楽は生が一番で、録音したもの、録画したものというのは全く別の作品としてみるのが正しいのではないかと、これはまだ焼酎に脳が侵されていない時の彼の提示した正論であった。

 これは実際そう思うんですよね。ZEK3の演奏もスカパーで放送されたものを何度も見たけど、あのライブハウスで感じた音、雰囲気、うーん、上手く言えないが確かに違うのだ。似て非なるものなのだ。これはどんな音楽でも共通するのではないか。たとえミス・トーンがあっても多少音響が悪くてもライブには演奏する側と見る側の独特のコミュニケーションがあり、それは悲しいかなフリーズドライできない。その時の感動をいかにビデオにアルバムに録音(録画)してもどうしても違ってしまう。人はここでエリック・ドルフィーの有名なせりふを思い出すかもしれない。ほら、あの音はなんとかってやつだ。

 くるみさんのソロピアノはなんだか不思議な感じがした。ライブが終わった後S藤君がキース・ジャレットみたいだと感想を言ってたけど、確かにそういう雰囲気が一瞬したな。いろんなメロディがちりばめられる中、ふと耳に残ったのが「ハッピーバースディ―」のメロディだった。あれ、まさかね、気のせいだろうと思っていたら、ソロが終わった瞬間、Y尾君から「今、ハッピーバースディ弾いただろ」と言われ、聞き違いじゃないと思った。そして、その後のMCで僕は確信した。「Kさん(ワタクシの本名)、お誕生日おめでとうございます」。オレの誕生日を祝ってくれたのだ。こういう時はどんな反応したらいいのかわからず、思わず姿勢を正して「ありがとうございます」と答えた。

 それからタマヤさんがステージに登場して、またもや1時間圧倒的なZEKのサウンドを楽しんだ。あっという間にラストナンバーが終わった。そのころには多少お客さんも増えていたが、最初の時から10人以上増えたとは思えなかった。それでも、感動を共有した我々は万雷の拍手で以てアンコールを要求した。要求貫徹である。ステージの戻ってきたくるみさんは「これを2人でやるのも無茶ブリですが」といいながら、あの旋律を弾いた。「Stairway to Heaven」である。僕はZEK3でこの曲を演奏するのは初めて聞いた。以前のZEK3のライブレポートにも書いたが、しかしゼップはいいメロディを残している。この日演奏した「All My Love」とこの「天国への階段」は、ややセンチにすぎるきらいはあるが、やはり美しい。

 演奏が終わり、3.11で被災した東北支援のためのZEK3のTシャツを買わねばの娘で、カウンターのほうに下がったくるみさんの所に行った。途中、ライフタイムの草野さんから「今日誕生日だったの。おめでとうこれプレゼント」と焼酎庄三郎のボトルを頂いた。くるみさんの横に座っていた男性(面識なし)からは「おめでとう、ハイ」とパンを貰った。くるみさんは「誕生日だからプレゼントしてあげたいんだけど」と言ってくれたので、「いえいえ、東北支援のカンパです。喜んで払います」とワタクシ。その時にサイズの話になって、くるみさんはタマヤさんが着ていたのもMなので、Mで大丈夫と言われたのだが、最近メタボッてるワタクシ、せっかくのTシャツがぱっつんぱっつんではいかんと思い「いやLです。男はL」とデスノートみたいなことを言ってTシャツを受け取った。後で帰って確かめたらXLだった。うう、これは嫌味かそれとも親切心か。

 ライブが終わって、僕は翌日有休を取っていたのでロックバーでゼップのナンバーをガンガン聴こうかと思ったのだが、あとのメンバーがみんな帰るというのでおとなしく帰った。その後くるみさんたちは朝の4時までどんちゃん騒ぎをやらかしたらしい。悔しい。次回は必ず参戦してレポート、書けるわけないか。記憶が絶対飛んでしまうな。


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コメント

素敵やん♪

>即座に迷惑メールフォルダ

優秀なスパムフィルターですなぁ(笑)
某携帯キャリアに紹介したいくらいw

お、ドコモの話か?

ソフバンも英雄も、そんなに変わらないんじゃないか。要するにスパム送るほうは真剣勝負で、それを阻害しようとする携帯会社は、通信料が増えれば懐も増えるくらいで、まあ、適当にお茶を濁していると思うけどな。

あ、ところで誕プレまだ届きませんが、年始のお届け物と一緒に来るのかな。楽しみだな、ズワイかマツバか、うーん、タラバでもいいよ(笑)。あ、タラレバはいらないから。

モザイク消し、気になりますがそれはこっちゃ置いといて、、(汗

誕生日のお祝いの演出にくいですなー!
あと休みの日の描写けっこう似てるんですが、ぼくも昼前に起きだし、、しかし麺類はあまり食べず肉まん、あんまん的なものを買ってきてコーヒーでみたいな、、

やはり、そこは気になりますよね

いったい、どんなマシーンを持っているのか一度調査しないといかんと思っています。そのためにはモザイク度合の激しいソフトを準備しないといけないので、純粋な科学への探求心からその手のビデオというかDVDというか、まあ、その古典的名作から斬新な新作までいろいろ調べてみたいと、あ、そういう鼻血じゃないや、話じゃなかったですか。

まあ、人間休みの時はごろごろしているのが一番です。あくせくしてもしょうがないですから。一休さんも「あわてない、あわてない、一休みひとやすみ」と言ってましたしね。と自らの怠惰な性格をごまかすワタクシでした。
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