今日までのあらゆる「反対闘争」の歴史は敗北の歴史である。

 9月に入り、心なしか朝・晩の風が心地よくなってきた。「秋来ぬと目にはさやかに~」という有名な短歌の心持である。ところで僕は長いことこの短歌を「あききぬとめにはさやかに~」と読んでいたが、今何回変換しても”秋着ぬ”とか”秋絹”になってしまい”来ぬ”に変わってくれない。もしかしたら「こぬ」と読むのではと思い変換したら一発で出た。「来る」はカ行変格活用(何故かとっさに出て来た。他にもサ変とか五段活用とかあったな、確か)だから、「こ、き、く、くる、くれ、こよ」だから「こぬ」が正しいのかと目からうろこになりかけたが、乏しい記憶の中で現代語のカ変と古語のカ変は違うのではないかという疑問が湧き上がり、ついネットで「秋来ぬと~」の歌を調べていたらここに来てしまった。

 ぼんやりそのページを読んでいたら今度は「誰が風を見たでせう?あなたも僕も見やしない~」の詩に目が止まり、おっ、これは昔懐かしき野球漫画の「黒い秘密兵器」のなかで消える魔球の謎をライバルが解く時に出て来た詩ではないかと興味が移り、あの漫画の主人公は椿三十郎だったか、いやそれは時代劇の主人公の名前ではなかったかと混乱の度合いを深めていき、最早収拾がつかなくなって来た。などと書きながら、今度は「黒い秘密兵器」で検索して大事なことを思い出した。魔球ではない。秘密の秘の字を使う秘球であった。光る秘球が打たれたから、魔の飛球を開発したのか(確か魔の秘球がボールが消えてしまう巨人の星で言う大リーグボール2号だったと思う)、それとも別のストーリーの中だったかは、もう曖昧になっている。ただやたら「誰が風を見たでしょう~」(漫画の中では当然新仮名遣いである、旧仮名遣いだったら戦前だ)の詩がカッコよかったことを覚えている。

 とここまで書いて、何の話を書くのだったか解らなくなってきたので良く考えてみたら、今日はリニューアルしてまだ2回目の話なので地元ネタでもやろうと思っていたことをなんとか思い出した。しかし30年以上も前の学生時代のことは手に取るように思い出すのに、つい今しがたのことを忘れるというのは危険信号だ。クワバラ、クワバラ(こんな言葉も使わないよな、今時は。もちろん桑原茂一では、残念ながら、ない)。

 えー、僕が住んでいるのは九州は宮崎と言う所で、気候温暖・風光明媚で人情紙風船じゃなかった、人情豊かな良い所です。これは事実なんだけど、ただここ最近今までの宮崎では考えられないような事件や問題があちこちで発生しており、なんとなく嫌な感じなのだ。ついこの前は川の土手で談笑していた高校生が刺殺されるとか、生後10ヶ月の赤ちゃんがいじめ殺された事件とかちょっと今までののんびりした宮崎では想像出来ないような事件が続いている。かつては陸の孤島と言われ、冴えない教師のうらなり君が飛ばされてくるようなのんびりした所だったが(オッサン、いつの話や。そりゃ夏目漱石の「坊ちゃん」だろ!)変われば変わる物だ。やはりコイズミ・ブッシュのやったもん勝ち絶対資本主義の産物なんだろうか。という話は置いといて、今日は地元で最近突発的に発生した大学移転問題を扱ってみたい。

 僕はどういう思考回路なのか「移転」と聞くとすぐ「反対」とか「阻止」という言葉が出て来る。いやー、教育って怖いですね。これも学生時代に「大学移転問題」に取り組み、本来の授業をまともに受けなかったおかげせいだと思うのだが、僕の話はさておき、ここ宮崎は高鍋町という所にM九州大学という学校があり、そこが都城市という所に移転するとの発表があった。大学側の理由はこれからの少子化の時代に大学を倒産させないために立地条件が良く、学生を募集しやすい所に移すという理論である。

 理事会と都城市長はGO,GOであるが、40年近くキャンパスを無償提供してきた高鍋町は町議会、アパート・下宿の大家さん達、商店街の人達そして学生は大反対、移転を白紙に戻せと言うわけである。このM九州大学は園芸系の大学では西日本でも結構名前が通ってるようで、学生の9割が県外生である。かたや都城市は以前M産業経営大学の確か経済学部キャンパスがあったのだが、何年か前に宮崎市に撤退されその空いたキャンパスが遊んでいるという状況だったのだ。高鍋町としては約40年間の実績があるし、都城市とすれば少し前にも大学の誘致を失敗(というか市長判断で断った?らしい)しているので今度こそはと必死である。

 どちらに大義があるか、それぞれの言い分もあるだろう。この前のオリンピックの候補地の件で東京と福岡が争ったが、それに近い構図が何となく見えるのはうがちすぎだろうか。しかし所詮は宮崎というド・ローカルの中でのパイの取り合いではないか?ある意味での住民エゴかもしれない。まあ、このあとどうなるのかは結果が見えてる気がしないでもないが、注視して行こうと思っている。ただ一つ言えるのは大学理事会、都城市、高鍋町とこの3者の姿はよく写るのだが、肝心の学生が見えない。自治会なんてもう無いのかな?大学のHP見たらサークルとかはあるようだが、アピールとかしてないのだろうか。もし集会や反対運動のやり方が解らなかったら教えるんだがって、こらこら何を言ってるのだ。ゴホン、訂正します。もうカタギですからワルイコトはしません。ちなみに本日のタイトルはスターリンの「先天性労働者」をパクっています。

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