マンガの話を書くつもりだったけど

 6月もあと少し残っているのに、梅雨が明けた。先週半ばくらいから、晴れた日はずいぶん暑かったし、夜は寝苦しいので氷枕をして寝た。いや、氷枕なんて素敵な伝統ポンニチアイテムは持ってないので、お菓子の保冷剤の大きい奴をタオルでぐるぐる巻きにして枕の上に載せて寝ていた。最初はずいぶん固くて「石に枕し流れに漱ぐ」とはこういうことかなどと中国古典のいわれについて考察したりする余裕はなく、ひたすら「アジィ、寝付けん」などと口の中でつぶやきながら、それでも一瞬の睡魔に誘われてうとうとして、はっと気がつくと保冷材は、やや軟化しており最初の頃より頭にフィットする感じである。それにしても今年は梅雨明けが早い。6月に梅雨が明けたというのは、ここしばらく無かった。これから本格的な夏が来ると思うと鬱陶しい。今年はもう夏はいいから、一気に秋が来て冬が来るといいのだが、こればかりはそういうわけにはいかない。

 日曜日に楽しみにしていたテレビドラマの『JIN-仁-』が終わった。原作と若干違うストーリーだったので、すでに完結していた原作を読んでいた立場から、どういう風に解決を提示するのか見ていたが、おおむね納得というか、或る意味原作より納得できる終わり方だった。タイムスリップ物の常套手段で、パラドックスを解消するためにも多元世界(パラレルワールド)の考え方をどうやって見ている側に納得させるかがポイントだなと思っていたら、主人公の同僚に解説させるという展開で、なるほどな、と思った。原作では仁先生と咲ちゃんは結ばれるのだが、そういう結末ではなく時空を超えたラブレター、それも薄れゆく記憶に抗ってというストーリーは見事だった。原作にない仁先生の恋人がどうなるのかと思っていたが、ああいう形で話をつなげるとは思わなかった。ああいう終わり方は非常に良かったな。願うならば、絶対に続編は作らないでほしいし、アナザーストーリー的な映画も作らないでほしい。それくらいきちんと完結していたと思う。船中九策とか、国民皆保険制度とか、○○先生へというあたりは、このドラマの脚本を書いた人間の歴史観や思想性がちょっと透けて見えて、そういうところも面白かった。

 などと、書くのは拙blogらしくないので、スタイルを戻す。まあ、テレビドラマの『JIN-仁-』は最初は我が家のバカ娘2号が好きで見ていて、アルバイトで最初から見られないことがあるので録画しておくように頼まれることが多くて、そのついでで見ていたら、だんだん面白くなって嵌ってしまったのだ。特に咲ちゃんの健気さが胸を打って、あ、花魁の野風というか仁先生の現代の恋人役の、中谷美紀はどうも苦手な顔で、彼女を見ると何故かチェシャ猫を思い出してしまい、あかんのですわ。まあ、それでも彼女の存在は結構ストーリーの上でも大事だったな。おっと、こんなことを延々書くつもりではなかった。実は、テレビドラマの『JIN-仁-』も面白かったが、マンガの『JIN-仁-』も大層面白かった。村上もとかのマンガは『龍-RON-』も、ストーリーの意外性、展開の面白さ、そして登場人物の魅力(主人公の書生として接近した転向党員とかね)もいっぱいの大長編マンガで、まあ彼は『赤いペガサス』や『ドロファイター』の頃は、いまいちだったけど『六三四の剣』から一気に力を付けてきた感じで、読ませるようになった。個人的には『水に犬』という読みきり連載が面白かった。タイの食べ物やタイの人の考え方が、上手くマンガに行かされていたと思う。

 それに比べて、あえてT・レックスのシングルのタイトルのマンガというか、鉄腕アトムの1つのエピソードを目一杯広げまくった、某漫画家の最近の蝙蝠マンガは実に退屈というか面白くない。という話をきっかけに、ここのところの面白いマンガ、クソゲーみたいなマンガをあれこれ挙げて、バカ話を展開しようと思ったのだがピーター・フォークや日赤の丸岡修やよど号の柴田泰弘、そうそう「人権110番」の千代丸健二、音楽関係ではC・クレモンズ(ヤフコメに「誰こいつ」と書いてたやつがいて、一瞬殺意を覚えたが、まあ世間一般的にはそういう反応もあるか、と自分を納得させた僕は丸くなったと思う)、さらに文学界の御大、団鬼六(僕はこの人の名前をSMマガジンで初めて知ったときにダン・キロクと刷り込んでしまい、以来「オニロク」と書いてあると別人28号のような気がしてならないのだ)、などなど死臭累々な感じになって来て気力が衰えたので、ここ最近のマンガの話はまた今度。



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コメント

我が家も毎週観てました

セブンイレブンの安藤名津や かりんとうまで買いましたよ。
家内が、近江屋跡を見たいと言うので、次の日曜日に 京都に行く予定です。
最初、近江屋跡の石碑を見た時の感想は、アレ?でした。一角空けて 
一乗寺下がり松程度でも それなりの体をなしているのかと思ったら 
パチンコ屋(キングでしたっけ?)の横に石碑があるだけでしたからね。
ネットでは、跡地は、現在 サークルK(その前は京阪交通社)としておる所が
多いですが、確か 石碑を建立する時に その時の所有者が同意しなくて、
北隣に建てたと読んだことがありますから 南隣(道路から見て左)の
パチンコ屋(今 何になってるか知りませんが)が、近江屋のあった場所だと
思うのですが。記憶違いでしょうか?

あちきは、中谷美紀好きでありんす。
ショートカットのガキンチョの時は 何とも思わなかったですけど、
数年前の電車男あたりから 好きになりましたね。
時代劇の格好よりは、現代劇の方がいいかな。

橘家の揚げ出し豆腐は、

ワタクシもセブンイレブンで購入し、あ、その時に「安道名津」も購入して頂きました。ドーナツは、こんなもんかという感じでしたが、揚げ出し豆腐は美味しくて、思わず「咲ちゃん、料理が上手」とつぶやいてしまい、完全にドラマと現実を混同したチーハクオヤジと化してしまいました。

次の日曜は竜馬の足跡を訪ねて京都ドライブですか。いいっすね。僕も先ほど近江屋跡で検索してみたら、サークルKの前にあるようですね。っていうか、京都の史跡って、実際見たらこんなもんかというのは結構ありますね。銀閣寺も雪が積もってないとたんなる小汚い家って感じで(笑)。

うーん、中谷美紀は美人だと思うんですが、どうもあの謎の微笑が苦手ですな、ワタクシ。それとここだけの話ですが、ワタクシが仁先生だったら咲ちゃんじゃなくて、咲ちゃんのお母さんを口説いたと思います。間違いない!!いわゆる親子、こらこらこれから先は大人のお話。

ども。
暑さ全開と思ったら急に大雨です。
毎度山本会長のブログ情報ですが、『ドロロンえん魔君』のリメイク版アニメが面白そうです。DVDも出てるみたい。
http://hirorin.otaden.jp/e189254.html
ようつべでも少し見れるようです。
久々に借りて見たいと思ったアニメです。

仁の原作は途中までしか読んでませんが、ドラマは全部見ました。帝王切開のシーンは思い出しても痛いです。まあ、あのタイムパラドックスはうまくまとめたんじゃないでしょうか。
浦沢センセのコウモリ漫画、私は嫌いじゃないですし、前巻は久々にハラハラして読みました。
テコ入れ美少女キャラも投入されたようで、人気はいま一つなのかもしれません。

せっかくワタクシは匿名にしていたのに(笑)

あ、匿名じゃないや、イニシャルすら書かなかったんだ(笑)。それなのに、燐さんはどうして「浦沢センセ」と分かったんだろうか。いったいどこにヒントが?

などと、ほとんどボケ老人のようなことを書いていますが、いえね、「浦沢センセ」の凄さ、力量は十分に認めているんですが、最近ちょっと御大癖がついたんじゃないかと。話を広げるだけ広げて、突然放り出すとか、いったいどちらが本編なのかよくわからないエピソードが多いとか、それでも結局はぐずぐずのラストシーンに持っていくとか、あれ、なんだか誰かのエントリーみたいだな…。いかん、もって他山の石としよう、うん。
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