ワタクシと北関東(JEP)の出会い マイティーチャー理論学習、脱線編

 「プログラム学習の5原則というのは、まずスモールステップの原理だ」。常務は黒板にその言葉を大きく書いた。「これはどういうことかというと、たとえばH田君、君が階段を上るとしたらこういう階段とこういう階段はどちらが上りやすいかい?」と、質問しながら階段の踏み上げが極端に大きいものと小さいものと2つの階段の絵を描いた。「当然、右側、1段1段が小さいものです」と、H田君はあまりにも当然だと言わんばかりに答えた。「そう。こっちだよね。こちらのほうは1段1段が高いから足を上げるのも大変だ。また降りるときも急なので躓いて転んでしまう危険性もある。勉強もこれと同じで、分かっているところから1歩1歩少しずつ進めたほうが理解が早いし、万一分からなくなっても1段下がり、それでも分からなければもう1段というように、最初に分からなくなったところはどこかを確かめることもできるね」などと得意そうに常務が言うので、根がネガティブ(お、ここ意図せざるシャレになってる)な僕は「でもそれだと時間がかかりすぎるのと違います?しかも、アホはそれでもいいかもしれんけど、僕みたいなカシコはそんなんかったるくてやってられません」。賢明な皆様は当然お気づきでしょうが、当然後半部分は大きな声で心の中で叫んだ部分です。

 「そうだね、学校の授業は配当時間もあるし制約もあるからあまりこの原理にこだわるわけにはいかないが、しかし原則的にはこういう教え方をしているんだ。まあ、私たちが扱う商品は家庭学習の教材だから、当然時間を気にする必要はない。1人1人その家の子供のペースでやればいいということだ」。ふーん、そんなもんですかね、みたいな反発はあったが、まあご尤もではある。「次の原理は積極的応答の原理だ」。常務は2つ目の項目も黒板に書いていった。「さっきのシートを聞いているときに、ときどきポーンという音がしたね。あの音がしたらこの真ん中のボタンを押してシートをいったん止めるというのが、マイティーチャーの約束事だ。つまりこのチャイムの音は授業中に先生が『この問題分かる人』って聞いて児童に当てるよね。『ハイ、××君、うーんちょっと違うな。ハイ、H田君、そう、流石はH田君良く分かってるね』みたいな感じでね」。

 研修も3日目に入ると僕とH田君の性格の違いというかキャラの違いもはっきり分かってくるようで、大体おりこうさんの役はH田君、イチビリのアホダンラ役は僕と決まって来た。「ここで二人に聞きたいんだけど、授業中に先生に当てられたときはどんな気持ちがした」。「いや、やっぱりドキドキしたというか緊張しましたよね」とこちらは模範解答のH田君。「別に、それほどでもなかったっす」とこれはひねくれの僕。当然僕の発言はスルーされ「そう、みんな緊張しただろうけど、でもそういう時のことって良く覚えていないかい?」と常務。その言葉を聞いたとき、僕は生まれて初めての授業参観、つまり小学校1年生の時の授業参観の一コマを思い出した。それは算数の授業だった。

 担任の先生が立方体、つまりサイコロの大きなものを手に持って「ハイ、これは不思議なかたちをしていますね。どこから見ても「ましかく」です(小学校1年生だから正方形なんて言葉は習ってなくて「ましかく」と「ながしかく」(=長方形)と呼んでいたわけだな)。ほらこっちから見ても、こっちから見ても」といいながら先生は立方体の模型をくるくる回してどの方向から見ても正方形であることを子供たちに教えていた。僕はそれは違うとすぐに気がつき「せんせい、ちがいます」と大きな声で手を挙げながら叫んだ。のちに母から聞いたが、以前から少し突飛なところのある子供だったがいったい何を言い出すのか顔から火が出そうだったということだ。先生はそりゃ当然小学校1年生の担任を受け持つくらいのベテランだから僕が傷つかないように「××君。どうしたのかな。これはどこから見ても真四角でしょう」と微笑みながら言う。僕は「ちがいます。そういう見方じゃない。」と答えたが、先生は模型をいろいろな方向に回しながらも「ほら、こっちから見ても真四角。こっちから見ても真四角。あ、反対側から見ても…、やっぱり真四角だね」

 「そうじゃない、そうじゃないんです。真四角じゃないところがあるんです」と僕は、「それでも地球は回る」と言ったガリレオのように諦めわるく叫んだ。「うーん。そこまで言うならこちらに来て手に持って説明しなさい」と、流石のベテラン先生も僕の強情ぶりにやや気分を害したように言った。僕は我が意を得たりとばかりに教壇に進み、先生から模型を受け取った。「先生は平らなところからしか見てないから真四角になるんです。でもこうやってこの尖った方から見たら真四角じゃないです」と僕は立方体の頂点のところをみんなに向けて説明した。参観日だから子供たちの後ろには着飾った府警が、違った父兄が、いや父兄と書いたが実際は母親ばかりだが、その人たちに向かって話した。僕の予想ではここで「ホーゥ」という溜息というか歓声が上がって「凄い、流石は××君、誰も気がつかないところをよく気がついた」という賞賛というか絶賛の嵐が吹きまくるはずだった。

 しかし、どんな反応が来たか。皆さんは想像がついたでしょう。つまり、要するに、所詮オンナコドモは立体図形の考えが理解できんのじゃ!!!大爆笑されたわ!!!!僕は当時まだそんな単語は知らなかったが、知っていたらこうつぶやいていただろう。「アンビリーバブル」と。その後どうやって自分の席に着いたか記憶にない。担任の先生からなんと言われたのかも良く覚えていない。たぶん「そういう見方はしたらイケナイ」とか「そういう見方は決まりと違う」みたいなことをやんわり言われたような気もするが、全然覚えていないのだ。ここであえて断言する。この時、先生が男気を出して「うん、そうだね。そういう見方もあるね。ただ、今習っているところでは、この平らな方から見るという約束で教えているからね。君の見方は間違いじゃないけど点から見ているからちょっと角度が違うんだ」みたいな説明か「うーん、これは空間図形という考え方だけど、それは3年生で習うから心配ないよ」みたいなことを言ってくれていれば、たぶん僕はもっと素直ないい子で親のいうことや学校のいうことも良く聞いて後年ボーリョク学生などと言われることも、ましてや留年の揚句中退するようなことも無かったはずだ。

 ということは、間違いなくJEPとの出会いはなく、したがって夜に四半世紀以上も前の出来事を思い出しながらエントリーをアップすることも無かったはずだ。そうか、そうだったのか。と、話は全然別の流れに行ってしまったので、本日はここまで。次回こそマイティーチャー理論研修を終了させ、たいなぁ。

 ということで、本日の動画はステップつながりで美晴ちゃんの「ラブステップ」。いやー、越美晴好きだったなぁ~。ポスター貼ってたなぁ~。




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コメント

ナイス選曲!

越美晴、なつかしいわ。
最近、YouTubeで懐メロ探して見るけど、
越美晴の存在をわすれてました!

マイティーチャー、小6の時買ってもらった!
そんな時代まで生きてたんですね?

THIS BOYさん、ごめん、レス遅くなりました

越美晴、実はデビューした時からファンで、津田蓄音機でシングル買ってポスター貰い、部屋の壁に貼っておりました。歌も上手いし、ピアノも上手いし、大体メロディメイカーでセンスもいい。八神純子みたいなブ■とは雲泥の差だと思っていたのに、さっさとアイドル路線辞めてテクノポップに行ってしまった潔さ。なんどかこのblogでも彼女の話は取り上げております。

「どうにでもなるラジコンブルース」
http://gakkan.blog64.fc2.com/blog-entry-152.html

>マイティーチャー、小6の時買ってもらった!

えええ、THIS BOYさん、MTユーザーだったんですか。こりゃまたビックリ。ちゃんと活用して勉強したからD大に合格した、という話にしておいてください。くれぐれも録音シートでテレビアニメの歌を録音したとか、机の上に使わないシートが山のようにあったなんて言わないでください(泣)。

ちょっとサボってますが、新鮮なネタも仕入れたので今週またもやこのエントリーの続きをアップしますのでヨロシク!!

担任の先生に指された記憶も参観日の記憶もあまりないんですよ。
なんでだろう。
小1の担任のおばさん先生はとてもいい印象があります。
おだやかな話し方とか、教科書をめくる新鮮な感じとあいまって。。
この先生がご存命ならもう100歳くらいかな。うへー。。

小学校の歴代の担任は

全員覚えている自信はあったんですが、さすがに3,4年の頃の先生は少し怪しくなってます。小1、小2は持ち上がりだったし、2年の2学期に転校したので、あ、転校したばかりの担任の先生の名前と顔も出て来なくなった。うーん、ケンチャナヨだな。あ、違った、県民ショー。ん、これも違う、なんだったっけ、自動車ショー、ターボーショー、これでもない、あ、健忘症か。

などと、適当なことを書いて誤魔化すのであった。

>この先生がご存命ならもう100歳くらいかな。うへー。。

こういうこと考えると世の中の無常を感じますな。ゆく川の流れは絶えずして、日暮硯に向かいて、鐘が鳴るなるキンコンカンとかいうやつですか。と、ここでも記憶の混濁が…。ということで、記憶が正常化するまでちょっとこのエントリー中断します。いや、実は強烈なネタしいれたんですが、ちょっとリアル社会に影響出そうなので、只今見直しをしております。国民の皆様には大変ご迷惑おかけして、るわきゃない罠。

はじめまして
大変懐かしく拝読いたしました(^^ゞ

かく言います私もJEPでした(^^;)
マイティーチャー売り歩きました

この続きを拝読したいです(^^;)

ちなみに、
年に1度ほどJEPの仲間数人で呑んでおります

ありがとうございます

さとうさん、コメントありがとうございます

まさか元JEPの方からコメントが来るとは夢にも思いませんでした。一応、このエントリーの続きはこちらに書いてあります。

http://gakkan.blog64.fc2.com/blog-entry-849.html

僕は宮崎、鹿児島、熊本、関東は水戸本社、つくばのユーアイ本社、下館、あと追註期間に関東一円の営業所を回っていました。今も元JEPのメンバー(九州在住)と年に2回はキャンプしてます。メルアド添付されていたので、後程、メールを送ります。
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