名は無体もあらわす話

 いやー、良かった。一時はどうなることかとずいぶん気を病んだが、やはり間違いはなかった。正義は勝つ、地獄の黙示録はカーツ大佐てなもんである。何の話かというと全国1000万人の午後7時28分の恋人こと半井さんの不倫疑惑報道である。ご本人がキッパリ否定された。めでたしめでたし。それではまた。

 などという横着エントリーを書いていると先ず間違いなく見放されること間違いなしという回文的文章でごまかしておりますが、どーも、ご無沙汰しております。いえね、このところ何かと忙しくて、季節の変わり目ってんですかね、どうも眠くて夜起きていられない。どころか、PCの画面見るのもおっくうで「世の中に寝るより楽はなかりけり、浮世のバカが起きて働く」というニーチェの哲学を実行していたわけですわ。あ、ニーチェ違った?マルクス?ソクラテス?まあ、都知事選に出て来たどっかの居酒屋の大将の言葉でないことは間違いないか。

 などと、間違いない、間違いないなんて言葉を連発していますが、いえね、この間新聞読んでいたらこりゃ何かの間違いじゃないかと思うようなことが連続してあったもんで、そのあたりの話を今日はひとつ、独裁と戦う市民・学生・労働者の諸君に若干のアピールをしておこうかと思って、眠い目をこすりキーボード叩いている次第でございます。

 で話は突然変わりますが、実は僕は新聞の投書欄を読むのが好きなのだ。そこにはいろんな世代の人たち、老若男女、もっとも最近は高齢化社会を反映してか比較的高齢の方の投書が多いが、でもちょっと待てよ、新聞に投書するというのはやはり時間の余裕があり新聞を読むという習慣の定着している、いわば高齢者の方、あいや年配者の方が多いから、それは歴史的必然であるのかもしれない。というところで前の文章の「それ」が指すものを30字以内で答えよ、ただし句読点を含む。なんていう指示語の問題が突然出たりすると混乱すると思うが、実は僕も混乱した話を以下展開するのだ。

 先週の土曜日、休みだったのでちょっと寝坊して少し遅めのコーヒーを飲みながら新聞を読んでいた時だ。1面から眺めていきながら、「うーん新燃岳の噴火で農作物被害が4億6千万か、それ以外にも観光客の減少とか鳥フルとか、もうさっぱわややなぁ」などとつぶやきつつ、読者投稿欄を開くと、ああらふしぎ「にえ」なるコーナーがあってそこに小学生や中学生の若いお子達(関西ローカルの番組でよく年配の漫才師がこの単語使ってたな、懐かしい)の投書がたくさんあるではないか。「にえ」とは何だ、何かのまじないか、それとも「萌え」のミスプリか、あるいは「ぬえ」の間違いで狐狸妖怪の類か、などと驚いたが、よーく見ると「NIE」つまり「Newspaper In Education」というやつで「教育に新聞を」という新聞社の販売促進の戦略である。ケッ、大層なことぬかしてんじゃねーよ。たかが瓦版屋が、と心の中で物凄いベサツ意識丸出しの悪口を言いながら、それでも若いお子達がその純真なココロで、その柔軟なアタマでどんなん考えてるんかなぁ~(このあたり仁鶴師匠の若いころのイメージで、って今時のお子達は知らんか)と微笑ましく読み始めたその時に何か違和感があった。

 その違和感は何だか良く分からなくて、見出しか投書の中身がちょっとユニークなんだろうかと思いながら、いくつかの文章を読んでいるうちに気がついた。投書者の子供たちの名前がやたら読みにくいのだ。最初に「史絵梨」とあった。頭の中で「し、しえり?あ、シェリーか。『シェリーに口づけ』、懐かしいな」などと考え、その横を見ると「美優」とある。「み、みゆう?あ、幻のポケモン、『ミュー』からとったのか。あるいは親が石森章太郎の大ファンで『ミュータント・サブ』から取ったのか、いや年齢的に考えてもあのマンガを読んでるはずはないだろうけど」などと考え、下を見ると「希良里」という名前が見えた。「き、きらり、かな。そういえば何年か前の朝の連ドラで『純情きらり』ってのがあったっけ。あれは見ていたよなぁ。良く考えたらレギュラーで出演していた女優陣は今ではみんな演技派の大女優ばかりだよな。ま、個人的にはうるんだ瞳の井川遥が一番好きだったけど、あ、いや半井さんも好きだけど、と、取り乱してるなオレ」。とか、仕舞いには「紀響」という名前を見て、「き、ききょう、かな。文章を読んだら女の子みたいだから植物の「桔梗」とすればいいのに、まさか肺に穴が開く「気胸」から取ったわけはないだろうし、うーん、なんて読むんだ、「きてき」か?♪きーてきいっせい、しんばしをー、てか」などともう取り乱してしまったのだ。

 そういうなかで「真太郎」という名前を見てちょっと安心して「しんたろう、いい名前じゃねーか。これぞ我がポンニチ正統派だ。石原がついたらちょっと辛気臭いけど、ま、それでもさっきの読み方の分からない名前よりはるかにいい。な、こうありたいよ、名前ってーのは。男は「太郎」、女は「花子」を基本とすれば天下泰平、世は平和ってやつだ」などとまあいろいろ考えた次第で、もっともこういう変わった名前というか凝った名前がお騒がせになったのは、もうずいぶん前だが我が子に「悪魔」なんて名前を付けたずいぶんな親が話題になったときからか。

 まあ、生まれてくる自分の子供にいろいろな願いや夢をかけて、また将来を期待してありきたりの名前ではなくこだわりの名前を付けたいという気持ちは良く分かる。良く分かるが物事には限度があるというか、こういう名前つけられたら子供は間違いなくぐれるぞ、っていうものも多い。ちょっと気になってググってみたら、まあ面白いサイトが次々出て来た。まずは明治安田生命の「2010名前ランキング」をどうぞ。まあ、男の子と女の子のベスト10なんてのも出てるけど、2010年の干支である「虎」のついた名前のところで噴出してしまった。まあ、いろいろつけてるけど、シンプルに「タイガ(-)」って読ませるのが、「大虎」(これ、世間一般では飲んだくれの酔っ払い状態、しかも暴力付きの人のこといいますな、「おおとら」って)、「虎牙」、「虎我」と連発である。もう「たいがい」にしときや、などとダジャレの一つも出てしまう。しかし、この「タイガ」君、苗字が「森」だと笑えます。自己紹介するときは森大虎、えー、まいねーむいずタイガー・ウッズ、なんちゃって。おっとそうそう、「莞虎(カント)」君なんて哲学的な名前もあるな。ブント君はいないのかな?

 で、こういう感じでネットサーフィン始めてしまって次に見つけたサイトは「DQNネーム(子供の名前@あー勘違い・子供がカワイソ)」ってところ。こちらはさらに強烈だったな。「戦争」、「亜菜瑠」、「世歩玲」、「亜成」に「愛棒」ってこれれっきとした人の名前だからね。犬や猫の名前じゃない、っていうか犬・猫にもこんな名前つける奴いないだろうっての。で、不思議に思ったのが「賢一郎」で、何だ普通じゃんと思ったあなた、DQN親をなめてはいけない、この名前で女の子、しかも妹は「誠太郎」。いくら男の子が欲しかったっていってもこりゃもう世も末ですな。笑ってしまったのが「爽日」と書いて「さわでぃ」、お前はトイレの消臭剤かってーの。「陽夏照」と書いて「ひげき」、いやその名前つけられたことが「悲劇」じゃん。あ、もしかしてこの名前つけた親は太宰ファンで人生は「トラ」だとか「コメ」だとか問答した結果つけたんだろうか(んなこたぁ絶対無い)。まあ、このサイトはじっくりご覧になってください。その結果この国に絶望してしまってもワタクシ一切責任は持ちません(笑)。

 さて、このDQN状況はわが国だけの問題かと思ったら、洋の東西を問わず我が子に妙な名前を付けるのはブームみたいで、「Unique baby names」なるサイトを見たら、まあ、紅毛碧眼も考えることは同じというか全世界的にハイカラハクチ化は進んでいるみたいです。さらに他所の国の名前をそのまま発音したら変な意味になってしまうという、こちらはちょっとはた迷惑というか誤爆気味のサイトですが、まあこのあたりは我が尊敬する先輩K平氏なんかがたくさんネタを持ってるはずなので、駆け足で紹介。「珍名・面白い名前」。マウリ・ウコンマーンアホ社長とか、メガチンポ保険衛生相、アリ・ババジャン外相(これ、ダブルミーニングな名前ですな。「アリババ、じゃん」という関東風か「あり?ババじゃん」という関西風か、あなたはどちらがお好み?)とかカルビー外相などには一度お会いしたいというかご尊顔を拝見したいような気がする。

 さて、何だか話があっちこっちに飛んでいますが、今回こりゃおもろいと思ったのがこちらのサイト、「Turn Your Name Into A Face」。名前から顔を作り出そうというジョーク・サイトです。まず僕が使ってるハンドルネームで変換したら、こんな顔になりました。結構真面目な感じですな。意外と本人に似ているところがあるかもしれません。

drac-obの想像された顔

 で、今度は実名でやってみたら、なんやこの腑抜けたにーちゃんはというようなシティ・サーファー顔(あ、今時シティ・サーファーって死語ですか?)。あなたも是非お試しください、って結局今日は何の話だったのか。まさしく現政権の様に混迷と停滞のエントリーでした。

ちょっとウェストコーストのシンガーソングライターみたい(笑)


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コメント

わははw

最後のヤツ、若かりし頃のdrac-obさんに似てるじゃないですかw

まぁ、こんな爽やかじゃなかったけど(笑)

お久しぶりです

そうですね。いろいろな子供の名前がありますよね^^

びっくりすることもあります(笑)

でもみんな一生懸命考えたのでしょうね^^

おっ!

二枚目の絵! キー坊を思い出した!
って、私も含めて皆こんな感じやったね!v-7

この手の名前は、キラキラネームと言うそうで、出来るだけ他の子と被らないようにしたいらしい。学校の先生たちも、こーゆー名前ばっかで、覚えるのが大変みたいですね。特に漢字と読みが違ったりするとお手上げ。で、間違えると怒る父兄(最近この単語もご法度らしいです。「両親」と書き直されるそーで)もいるとか。
でもねえ。何かあった時、ニュースで名前が出て、「ああやっぱり」と失笑されたりする名前はやですね。何年か前に殺されたゆきまろちゃん(被害者なので敢えて漢字では書かないけど)なんて、ルビがふってないと絶対初見ではコー※ンって読まれちゃいますよね。まろとか普通女の子につける名前じゃないし。親は「幸せに満たされるように」って願ってつけられたのでしょうけど・・・。
良夫って名前を中学生のキャラにつけてたら、妹から「夫」のつく名前は、最近ほぼ絶滅していると言われました。てことは、逆にそういう名前の方が、他人と被らないってことでしょうね。「子」のつく名前は、最近若干復活してきたようですね。少数派ですが。
そういえば、プリンスもマドンナも本名らしいですが、洋の東西を問わないということでしょう。さすがにユダとつけるキリスト教徒やアッラーとつけるイスラム教徒はいないでしょうけど。対してムハンマドは掃いて捨てるほどいますね。
珍名さんといえば、一時期歌にもなった「ニャホニャホタマクロー」さんも忘れちゃなんねえですぜ。
最後のやつ、バーネル師範のご尊名を入れたら、ロボみたいのが出てきましたよ。

ちょいと仕事で出張に行っとりまして、久々読みましたが笑っちゃいましたね~!虎もすごいけど、さわでぃがなんと言ってもやばい。商品名で似たものは、この場合はズバリですが、ないかを調べたほうがいいですな。しかしそういう名前にどこか惹かれるものがあったんでしょうね。人生いろいろ味覚糖いろいろですな!

今回は真面目な話です

一ヶ月位前に 江戸時代、仙洞御所に米を
納めていたと言う庄屋の旧宅を見学しました。
ボランティアの説明で 「このあたりは、昔 
都呂須(とろす)と呼ばれていて・・」と
聞いた瞬間、忘れていた記憶が蘇りました。
DRACに少しだけ在籍していた男の苗字ですよ。
珍しい苗字だと興味を持ったものの 
出自に関することだからとまずいと、
本人に苗字の由来は尋ねなかったし、祖先が渡来人で、
日本に帰化する時に 日本風に合わせたのかなと
勝手に想像してました。彼と同時期に来て同じく 
すぐ辞めた男に 金星(きんぼし)と言うのもおりましたね。
高校時代は別のクラスで、明珍(みょうちん)。
社会人になってからの出会いでは、
呉服(くれは)、垣内(かいとう)とかですね。
金玉均・・・教科書では 2~3行の説明だから
日本では笑われる 変な名前だなあ
と不謹慎な事しか考えなかったのですが、
その後調べてみたら・・・
クーデター失敗後 日本に逃れてきたけれど
半ば厄介者扱いで 小笠原や北海道に配流、
上海で朝鮮の刺客により暗殺、死体は、
バラバラにされて 国家転覆を企てたとして 
朝鮮で晒し者。
日本の 青山霊園と文京区の寺に墓がある。
親日派として 母国では もひとつの評価。
成仏出来てないでしょうな。
インドのチャンドラ・ボースも 遺骨と墓は
日本で、こちらは、インドに銅像があるし、
首相クラスが来日時は墓参に来たようですが、
なぜ自国に引取らないのか 不可解です。

長々と失礼しました。
次回は いつものように下品なコメントに
いたしましょう。

zappy君、武町の爽日と呼ばれた僕を

覚えていたとはなかなか感心じゃないか。と、ここまで書いて、分かった、「さわでぃ」の意味が分かった。「爽やか」の「さわ」に「日」が英語読みで「ディ」=「でぃ」で「さわでぃ」か。

まるで昔の珍走団だな。仏恥義理とか夜露死苦とかいうやつと同じセンスだな。ところで、どうして珍走団の特攻服には「天上天下唯我独尊」って書いてあるんだろう。たぶん、「ナンバーワンよりオンリーワン」とでも読むのだろう。仏罰が落ちればいいのだ。

イマンさん、優しいからなぁ~

>でもみんな一生懸命考えたのでしょうね^^

いや、一生懸命考えればいいってもんでもないし、一生懸命の方向が違い過ぎでしょ(笑)。「桃桃」と書いて「ぴんぴん」と読ませるなんて、どう思います。「桃色」なら「ピンク」でいいけど、単なる「桃」なら「ピーチ」と違うんかぃ!!と突っ込みたくなりますが…。イマンさんの近辺にもこういう名前が増えてますか?

キー坊(笑)、確かに似てる

言われてみれば、彼もこんな感じでしたな。そういや彼こそシティ・サーファー丸出しでしたが。今頃どうしてるのかな、確か滋賀の家具屋に勤めてるはずだけど。そうそう、その家具屋は彼の祖父が開業したけど、乗っ取られてしまって今は経営とは全然関係ないんやとこぼしていました。

それともう一つ思い出した。あいつ80年に京都のS戸のところに遊びに来て、僕とS戸君の前で、「しかし、嫌なもんやね、大地にしっかり根を張って生きるのは、S戸君とかdrac-ob君のようにオレも破天荒に行きたかったわ、いやー、安定した人生の先が見えてるのもおもろないね」などと、アルバイトで生計立ててるS戸君とこの先どうなるか分からなかった僕に対してイヤミたらたら言いやがって(笑)。

>って、私も含めて皆こんな感じやったね!

ま、そういう時代でしたな(笑)。

そういえば、この手の話題は燐さんのblog

が先に取り上げていたんでしたね。「ぴろりん」とか「まりなる」とかいう、それはモノの名前では絶対ないだろうというようなやつばっかり。

で、キラキラネームというのはやはりデス・ノートが絡んでいるのでしょうか、などとオオボケかましています。あ、JJ師範どんな顔になるのか、やってみます(笑)。

「さわでぃ」って響はいいですが

いくらなんでも「爽日」で「さわでぃ」ってのは無理がありますね。Goteauxssonさんの日記のパクリですが「Hangar」と書いて「Cry Baby」と読ませるとか「おぎゃぁ」と読ませるなんてのもいいかも。

都呂須(とろす)君…絶句

いました、いました。僕が3回生の時に1回生で入って来たから77年度生でしたかね。母子家庭の子で線が細くて、おとなしい子でした。それでも出町の僕の下宿に泊めてやったりしたこともあって、そうそう彼は全然お酒とかダメだったので、修行じゃといってサーカスに連れて行ったらすごく感動して、それはいいんだけどその日は外泊すると母親に言ってなかったので電話してきますと言って席を外しました。

で、ナニゲニ彼の電話聞いていたら「あ、ママ?うん、ボク。今日ね先輩んちに泊めてもらうから心配しないで。うん、晩御飯ちゃんと食べるから」みたいなこと話してて、当然戻ってきた彼に「ボケェ、何が『ママ』じゃ、お前はエエトコのボンか、ボケェ」などと、確かその時は何故かF原もいて、みんなでどついたの覚えています。

信州の合宿にも連れて行ったっけ、あの時も前日は僕の下宿に泊めてパシリさせたような、あ、それで夏休み以降は出て来なくなったのか。ちなみに金星君は覚えてません。

そうですね。。

そうですね…いますね…^^;

でも名前って不思議ですよ。この名前は…子供につけるのは遠慮します^^;という名前もあります。共通点がみられますよ。不思議です。

やっぱり名前は大切ですね(笑)

基本的には子供に対する愛情表現

なんでしょうが、少し前なら本を買ってきて調べるとか、年寄りに相談するとかそれなりの名付け方があったんでしょうが、そういう意味では核家族化のしわ寄せの一種と言えなくはないですね。

んー、でもやっぱ違うかな。子供に対する愛情じゃなくて、いびつな自己顕示欲なんじゃないかな、この手のキラキラネームは。

>やっぱり名前は大切ですね(笑)

ごもっともです。
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