クリスマス寒波と一緒にZEK3がやってきた

 全国一千万のZEK3ファンの皆様お待たせいたしました。あの「ライブハウスでしか見ることのできない」と言われ続け、その姿を見たものは間違いなく「はらいそ」に行けるというついには民間神話伝承になりつつあったあのアメイジング・ピアノ・トリオがついにメディアに登場しました、という情宣活動をしたせいで間違いなく視聴率はアップしたことと確信するスカパーのZEK3の放送であったが、南九州の地でルンペン・プレカリアートの生活を続けている僕にはリアルタイムでスカパーなど見ることはできず、しかし来年は痔が出る痔が出ると大騒ぎしている「血で痔」放送だが、そちらはなんとかクリアしている今日この頃、皆さんこんばんは、ラッシャー木村です、とほとんどチーハクかドングー並みの文章しか書けない本日は「めりーくりすます、みすたーろーれんす」の日である。

 俗に「盆と正月がいっぺんに来る」という表現があり、一度に楽しいことが重なる意味で使われているが、しかし、この表現異議ありといいたい。だって、そうでしょうが。「盆」と「正月」が一度に来られたら、こちらはどんな服装でお迎えしたらいいのだ。「盆」に合わせるのは南国なので苦しゅうない、アロハやTシャツ、場合によってはタンクトップなんて露出度65%という手もあるが、一方「正月」が来るのなら、そこはそれ羽二重の着物というのは大げさでも、やはり寒さに備えてダウンジャケットとか、ランチコートとかフリーズドライじゃなかったフリースなんてものを着こまないと風邪でも引いたらおおごとである。え、でも「盆」が来るんだったらやはり厚着してたらこりゃたまらん、北風と太陽の教訓からしても、寒けりゃ着こむが暑いときは脱ぐというのが物の道理というやつで、と着るものひとつとっても「盆」と「正月」が一度に来るとちょっと困る。

 さらに食べ物で考えてみても「正月」といえばおせちだとか雑煮、カズノコをかじりながらおとそを一杯、おっとっと、こぼれるこぼれるなんていいながら盃に口を持っていく3が日なんてのは風情があって豪華でいいけど、「盆」は、はよくーりゃはよでーきーる、と沸騰したナベに入れ3分間、大村コンちゃんがCMしてたボンカレーか、煮しめかおこわか、うーんどうも華やかさに欠ける(勢いで書いてしまったがお盆にカレーを食べる習慣なんてないよな、ここは「盆」から「ボンカレー」を連想してしまっただけだ)。さらに「盆」というと、今日日の若い方はご存じないかもしらんが、その昔の東西冷戦時代(ロシアが宇宙少年と言われていたころだ、あ、ありゃソランか)、ジョニー・ロットンが「さらばベルリンの陽」で歌ったようにベルリンの壁で祖国を引き裂かれたドイツの、西側のほうの首都がボンであった。しかし、西城秀樹が自らの存在をかけて発言した「おせちに飽きたらカレーもね」という妥協というか日和見というか、このさい和洋折衷もええんちゃうか、和魂洋才なんて便利な言葉もあるし、となし崩し的に正月でもカレーという時代になってしまい、ま、そういう部分では「盆」と「正月」の共闘はなくはない。

 しかし、冷静に考えればやはり「盆と正月がいっぺんに来る」という表現より「クリスマスと正月がいっぺんに来る」というほうが現実的にありえそうだし、連想もしやすいのではないか。なんとなれば我が祖国の広告業界、装飾業界ではクリスマスのデコレーションを25日の夜乃至26日の朝撤去して、一気に〆縄や角松などの正月用外装に切り替えるというイベントが待っている。もしかしたらクリスマス寒波到来中の今日、今この瞬間寒い中工事をしている業者もいるかもしれない。ご苦労なことである。

 …、で、何が言いたいか、そうそう、クリスマスといえばクリスマス・プレゼント、お正月といえばお年玉、その二つがいっぺんに届いたような嬉しさがあったのが、かのZEK3のライブ放送であった。話は戻るが、僕の家ではスカパーが受信できないので友人に頼んで録画してもらった。その受け渡しが先週の土曜日18日で、我がバースディの前日。しかも受け渡し場所はイ×ンのタワレコだったので、ついでにCDも物色してしまいランディ・ニューマンのデビュー作とラトルズのまだ持ってなかったアルバムもゲットできて大変ルンルンな気分でおうちに帰ったのだ。で、もちろんすぐに見ました。先ず驚いたのが、最初に出てきたくるみさんが、これまた愛想よくMCなさってて、お、やればできるんだからライブの時ももう少し喋りなさいよ、などと画面に向かって呟いていたのだが、演奏が始まると同時に固まった。いきなり「Friends」から、それは始まった。



 今年の4月に見たライブ2連チャンの初日、LIFETIMEでのオープニングもこの曲だった。しかし、このグループの情報を何も知らない人がテレビのスイッチを入れて、突然この演奏を見たらどんな反応だろうか、なんてことが頭をよぎったけど、しかし、ゼップの有名どころのナンバー(たとえば「Whole Lotta Love」とか「Good Times Band Times」)ではなく、こういう曲を1発目に持ってきてしかも13分もの演奏をやるというのは、よほど自分たちの演奏に自信があるんだろうな。以前もくるみさんに「もっとポピュラーなものをやって一般的な人気を得てCDデビューしてください」みたいなことをメールしたら、叱られたことがあった。そのときのくるみさんの姿勢というか態度は音楽に真剣勝負するというのはこういうことかと、いたく感動した(でも、もうちょっと受ける路線もやりましょうよ、というのがココロの片隅には残ってるんだけどね)。で、この番組を見た感想を懲りもせずくるみさんに送った。以下、そのコピペ。

こんばんは!!
スカパー見たというか、正確にはスカパーを録画したDVDを見た
というべきですが(笑)。ルンペンプレカリアートを自称している
ワタクシの家にはスカパーが無くて、あちこち知り合い、友人に
声をかけて、ようやくスカパー契約している人のところに辿り着き
それでも、放送されているチャンネル契約をしていないのではという
危険性もありましたが、調べてもらったらセーフ、ということで録画、
ブツの受け渡しは18日、タワーレコード店内で無事終了しました。
奇しくも翌日19日はワタクシのお誕生日で、これが誕プレとなりました。

で、早速拝見した感想ですが、ZEK3を1時間にまとめるのは無理だっぺ、
という結論に達しました。あ、いや、それとも美味しいところをチラ見させ、
本番はライブハウスじゃないとダメよという美人局的営業展開では、
という疑惑も起こってしまった、でも今年の春先に見たZEK3がまたもや
進化して演奏しているところをまがりなりにも見られるのは、それは
ラッキーマンというべきではないか、と心は乱れております(笑)。

いえ、オープニングの「Friends」そして「Heart breaker」が、完全な演奏で
3曲目の「TRAMPLED UNDER FOOT」で、あのライフタイムでの感激が
再びと目をうるうるさせていたら(ちとオーバーですな)、あれ今一瞬
暗転したけど音が飛んで無かったっけと疑問が湧きあがり、その次の
「Moby Dick」は、明らかに編集されているってか、途中切られてますがな。
もっともこの演奏の後「本田ボンゾ珠也」ってのは、ナイスでした。
あ、それとオープニングのMC、楽屋で撮影したのでしょうか、くるみさんの
笑顔が素敵で、ライブの時もそれくらい喋ったらどうなんでしょうか、などと
独り言をぶつぶつ呟いてしまいました。

そうそう、それと「Rain Song」で、画面がブルーに変わってしっとりと
聴き込んでいたらここでも2か所カット、特に米木さんのベースがいい
ところだっただけに残念でした。ラストの「 Immigrant song」はアンコール
だったのでしょうか、こちらは最後まで聴かせて頂きました。

で、見終わって、やはり物足りない。しっかり2セット2時間以上の
演奏聴かないとな(見ないと)って感想と、でも一人でも多くの人に
ZEK3の存在を知ってもらうにはこういう方法がベターだったのかな
とも思ったり。そのあたりは表現者としては、くるみさんはどう考えるのか
ちょっと聞いてみたいような、でもまたお叱り頂くのでちょっとおっかない
ような(笑)。

最後ですが、13日の放送が終わっているので誰かYOU TUBEにアップ
しているかと思って探してみたら、何やらDJ ZEK3とかいう訳のわからん
映像は沢山ありましたが本家本元のZEK3は見つかりませんでした。
やはりジャズファンの皆様は著作権をしっかり守るいい人だなと。
もっともあんまりアップされないとちょっと悔しい気もするので、こっそり
ワタクシが、って犯行をやる前に自供したらアカンがな。

と、だらだら例によって感想らしきもの書きなぐりましたが、笑って
お許しください。それでは失礼します。あ、最後になりましたが、
年末に向けて何かと慌ただしい日々が続きますが、くれぐれも
お体をお大事に、メンバーの皆様にも宜しくお伝えください。


 ま、自分で書いておいてあれだが、ホント締りのないだらだらしたメールである。しかし、くるみさんは律儀に返事を送ってくれて、そこで録音秘話を教えてくれた。以下、ご本人の承諾を得ず勝手にメールをコピペ。良い子は決して真似しないでね(by 狸さん)。

演奏時間2時間半。
その中から53~4分で選曲してください、と言われまして。

5曲選ぼうと思ったが、そう上手く時間が合うってもんじゃない。

Mobyはですねえ、収録の段階で、
珠氏に「折角の機会だけどどうする?」と。
暫し沈思黙考の末「よし、ダイジェストでやる」と。
が、26分。(まあ、最長記録47分からすりゃあダイジェスト?)
番組の半分がMobyになっちゃう。
どうしたもんか、と珠氏に訊いたら、
「自分で10分程度に編集する」と。
その手があったかと、TrampledとRain,私が編集しちゃった。
そう、移民は御名答、アンコールなんで短かったので採用。
お陰で6曲入ったわけ。
KashimirとWhole Lottaは長すぎたからカット。
1曲は出来が悪すぎて(私の)カット。




 なるほど、そうだったのかと納得。でも、何度も言うけどZEK3の演奏を1時間で判断しちゃダメです。っていうか、今回録画したものをじっくり見たけど、やはりライブにはかないません。はっきり言います。この動画の数十倍ライブは物凄いです。君はZEK3の怒涛の2時間半ライブに耐えられるか!!とにかく、興味を持ってくれた方は是非彼らのライブに足を運んで、その強烈なリズムとビートに繊細なメロディに打ちのめされてください。それでは最後に、全国一千万のZEK3ファンの皆様、次は是非CDがリリースされるよう頑張りましょう!!シュプレヒコール!!我々は闘うぞ、闘うぞ、勝利するぞ!!あれ、なんか違うかな。

 で、寝ようと思っていたのだが、このエントリーにリンクさせる動画を探していたときに、大笑いの映像を発見。しかし、たけしってこういうことを平気でやれるから凄いな。題して「戦場のメリーさんの羊」。


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コメント

トリビュート盤好きなものでw

実は、私、気に入ったバンドのトリビュート盤を集めるのが結構趣味みたいなところがあって、さまざまなバンドのあらゆるトリビュート盤を集めてます。まぁ、ツエッペリンだけでも、Dread Zepplinから、Black CrawやGreat Whiteなどは当たり前として、ジャズやクラシック奏者のものまで、ざっと10種類以上は持ってるのじゃないでしょうか?

じゃぁなんでそんなにトリビュートが好きかと言うと、トリビュート盤を聴くと、バンドの実力がモロに判るからなんですね。特に、ツェッペリンなんて、元の曲の出来が極端に良いバンドなのですから、下手なトリビュートやると、元曲を知っているだけに、もう聴いてられないわけです。そういうわけで、バンドの実力が露骨にわかるというわけなんです。

Robert Plantも制作に絡んだLed Zeppelinの公式トリビュート盤なんて、1曲目はLinda Perryが在籍していた4 Non Blondeの強烈なチューンが入っていて、あれでいっぺんにLinda Perryのファンになり、今でもLinda Perryのソロは聴いています。また、Duran DuranにしてもあのトリビュートでThank Youがヒットして人気を回復するとか、そういうことあるのですね。

まぁ、そういう視点でZEK3のYouTubeの映像を視てたのですけど、出来が良いので大層納得しています。「もう、早くCD出してくれ~」というのが、本音ですかねw

>おとそを一杯、おっとっと、こぼれるこぼれるなんていいながら盃に口を持っていく
⇒毎度、細かいところについ目が行ってしまうんですが、今回はこれがドンズバ(というにはスケールが小さいが)ツボでした。いつも思うんですよ。このセリフを言う時はたいてい、口がとがって前に突き出されている。しかも下唇のほうがより出ていたりする。肘はすでに角ばって上がっているというようなスタイルが定番かと思うのです。いいですねぇ、こういうもう痒いところに手が届く常套句の世界。

確かにトリビュート盤ってのは、対象の音楽を

浮き彫りにしてしまいますね。オリジナルのバンドで気に入っていても、コピーしたバンドの演奏で化けの皮が剥がれてしまったり(笑)。しかし、トリビュートアルバムが出るということは、それだけ他に影響を与えているってことだから大したもんですな、やっぱり。って、どっちがどっちみたいな話になりましたが、エントリーにも書いたようにZEK3の本来の良さは、やっぱりライブなのでCDも出すならライブアルバムで出してほしいような、でもスタジオで3人の真剣勝負の音も聴いてみたいような…。

とにかくアップしておいて無責任な言い方かもしれませんが、この動画でZEK3を判断せずにライブ会場に是非、とこれはこのエントリーを読んで頂いた全ての方にお願いします(土下座)。さあ、皆で一緒に我夢土下座(そのココロは「カムトゥゲザー」なんちゃって)。

支離滅裂エントリーにおけるスタニスラフスキー・システムについて

などと、どこかで聞きかじった単語を入れて自らの稚拙な表現を誤魔化そうという姑息なdrac-obです(笑)。まあ、つまらないところこそこだわるという、岩石人間(ロックン・ロール・マン)のサガでしょうか。でも、ああいうポーズやりますよね、ってかやっちゃいますよね。まあ、それだけ酒飲みは意地汚いってことでしょうか(笑)。たかが数滴、気にせず下に落とせばいいのに。それと新年ネタでは樽酒、あれの下に受け皿が付いていること多いですね。で、受け皿に溢れた樽酒をまずグッといっちゃって、それからおもむろに塩の盛ってある角のところに口をつけてクーっと行くってのが、いなせなんです。

あ、いつの間にかお父さんの正しいお酒飲み教室に変わってしまった。

残念ながら

ZEK3は、聴いたことないですわ。
いつも。Dracさんが、絶賛してる って事だけ。

米木さん・珠也さん、 うちの
THIS BOY 来た事あるよ! って、前に言った?

但し、本人達は、覚えてないやろね!!

はい、以前のコメントで

米木さんと本田さんがTHIS BOYさんのお店に来ていたって、確か隣にJAZZのお店があって、そこのママさんと親しかったから楽屋代わりに貸していたって話じゃなかったっけ?板橋さんもビデオに夢中になって演奏行きたくないなんてエピソードもあったような(笑)。

そちら方面にツアーがあったら、是非見てくださいね。ところで、なつ紀ちゃん情報は何かあります?
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