空耳というか空目というか、人生は思い込みである

 もともと粗忽な性格だったのに、最近は寄る歳波に勝てずボケが始まった上に思い込みも激しいため、このところ心休まる日がない。今日も何気に仮想電脳空間をうろうろしていたら(早い話がネットを適当に眺めていたら)、心臓が止まるかと思う記事に当たった。いわく「加藤登紀子 離婚」という見出し。え、いや、加藤登紀子の旦那はもうとっくに亡くなったよな、ほれ、あの元社青同の、えーと、元全学連委員長、で、その後無農薬の野菜作りを始めて『うちの野菜はうちの嫁と同じで見かけは悪いが味はいい』などと、まるで日向カボチャの宣伝文句みたいなことを言った、ほら、あの人、あの人だったろう。と、かように人の名前が出て来ず、その人の顔形や様々なつまらない経歴や発言内容は出てくるのだが、いくら考えても名前が浮かばず、苦し紛れにググってようやく名前が分かった頃には一体何のためにこの名前を一生懸命探していたのか、その理由が分からなくなるというありさまだ。

 で、よくよく元の文章を見ると「加藤紀子 離婚」であって、登紀子ではなかったという事が分かって、『人騒がせな』と自分の早とちりは棚に上げて、されど、加藤紀子ってのはいったいぜんたい何者だと、今度はこちらをググってみたら、何やら人気のある役者のようでCDも何枚か出してあり、フレンチ・ポップスに造詣が深く2005年のアルバムは全曲フレンチ・ポップスなどと出ていたので、『ほう、フランソワーズ・アルディとかシルヴィ・バルタンなんか歌ってるんだろうか』などと、およそ発言した人間の世代というか年代というか明らかに「ナウでガッツでチャレンジするヤング」ではないことがバレバレで、まあ、そういう事はいまさらどうでもいいが、止せばいいのにわざわざAMAZONで試聴までしたら、『ふざけるんじゃねぇ、これのどこがフレンチ・ポップスだ、この野郎』と怒り狂って激怒に震えて目が血走ってピンクにチェンジ(by P-Model「MOMO色トリック」)してしまう有様だ。しかし「Volare」のどこがフレンチ・ポップスだこの野郎、という僕の怒りはあながち不当なものではないと思うがいかがなものか。



他にも「マラッカ」なんて曲名があったんで、ちょっと機嫌を直して『お、若いのにパンタ&HALのカバーか、なかなかやるやないけ』と聞いてみたら、そら、誰が一体♪腹にたらふく詰め込んだアラビアン・ミディ~なんて歌うものか、かすむ目でじっくり曲名を見ると「マライカ」と書いてある。もはや怒る気も失せてしまい、されど我らが日々(by 柴田翔)などと力なく呟くのであった。似たようなことはしょっちゅうあり、こと音楽関連の失敗というか、聞き違い、思い込み違いは甚だしいものが多い。拙blogにちょくちょくお運びいただく同志友人諸君(笑)は、ご存知のように僕は学生時代京都に住んでいて、ちょうどパンク・ニューウェイブの連中があちこちでライブを始めたころ、その渦中の周辺にいた(妙な表現だが、まあ、雰囲気は伝わるだろう)。したがって関西のアングラ・シーンというか、早い話がマイナーなバンドのライブも結構見たし、その中で思い入れのあるバンドも結構ある。で、何の話かと言うと、ここ最近といっても7,8年くらい前からだが関西女性パンク・シンガーであったPhewのバンド時代の音が再評価されていると思い込んでいた。つまりAunt Sallyなのだが、たった1枚のアルバムしか出さなかったけど、PASS RECORDからリリースされ、しかもプロデューサーは坂本龍一という、知る人ぞ知るアーント・サリーという文字を良く見聞きするようになったと思い込んでいたのだ。

 もちろん、世の中そんなに暗い歌が好きなはずはなく、アーント・サリーではなくてアン・サリーという別人28号だったのは言うまでもない。もっともアーント・サリーも当時カリスマ的人気があったが、僕は何度ライブを見てもレコード聞いても好きになれず、彼女の才能を高く評価していた故M原君やJUST MY IMAGINATIONのN部君なんかから、「オールド・ウェイブやで、オッサンは」などと良くからかわれたものだ。で、今日、何気にYOU TUBE見たら「aunt sally subeteurimono 」という文字が見えたので、『あかん、いよいよあかん、メ・ハ・×ラというが、この3点セットだけはしっかりせんとアカン、まあ、3点セットもどうしてもというのなら前者2項目は多少妥協するとして最後のひとつだけは妥協せんぞ、これが男の生きる道』などと、余計なところに力を入れて、いったい何の見間違いだろうとかすむ目に目薬さしながら見直してみると、なんと、本物のアーント・サリーの「すべて売り物」でした。もっとも動画は実写だけど音はレコードの音でした。なんせ、あのアルバムの中で一番好きな歌だったし、ライブでもこの曲のときだけは真剣に見ていたんだよね、あ、Bikkeというギターの女の子はちょっとお気に入りだったりして。



 と、まあこのような話は枚挙にいとまがないのだが、もうこれ以上書くと僕のイメージダウンになるので(いや、イメージダウンもへったくれもないのは百も承知ですが、カッコつけたい年頃なのよ)、話を変える。

 最近、20代・30代・40代の女の人たちと話す機会があり、何かの拍子にカルメン・マキと僕が口走ったら、全員から妙な顔をされた。変だなと思いながらも、話を進めていたら、そのうちの一人が「あ、あの男の人っていうか、ニュー・ハーフの走りみたいな人と違うんですか」と聞かれた。「アホ、それはカルーセル真紀だろうが、オレがいってるのはカルメン・マキ、歌を歌うほうの」と力説したが反応が鈍かった。かろうじて40代の人が「時には母のない子のように」を知っていたが、その後のOZ時代や最近の音楽活動については全然知らなかった。何しろ、その中の一人が「全然知りません、何ですか、オーゼットって」と聞かれ、「オーゼットぉ?アホ、それはオズと読むんじゃ、ボケェ」と怒り狂って激怒に震えて目が血走ってる、ピンクにチェーンジ、見た目にとってもかわいらしいから…。と、僕及び僕周辺の思い込み違いと無知蒙昧は権利の放棄と四捨五入も正義感のうち(いやー、やたら初期P-Modelのフレーズが出てくるな、何かの前兆だろうか)という出来事はまだまだ続くのだ。



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コメント

最近、カップヌードルのCMで、ジャミロクワイのPVのパロディ版が流れているのを娘と見ておりまして。
いきなり、「これって有名な曲なの?」と聞いてきたので、思わず「ああ、“プリンス”のPVのパロディだよね」などと、事実と全く違う言葉が出てきてしまいました(笑)

しかし、何故プリンスなんて言ってしまったんだろう? ジャミロクワイのアルバムだって持ってるのに。。。
(ひょっとしてボケの始まりかしらw)

まぁ、そういうわけで、ウチの娘はそのCM見る度に「こいつがプリンスか」と思い込んでるハズであります(笑)

「大人のシーモネーター」

コミュに「嗚呼思いこみ勘違い」ってトピックあります~。言いまつがい、見まつがい、聴きまつがいなども募集中。R指定ネタならポイント高いらしいですw。。前にオーロラコートって紙を指定するとき、オーラルコートって書いてファクスしました。あと高無(こうむ)さんって人にファクスするとき、高無様と書くとこをアマ無線に青春を燃焼wしたせいか、高無線、と無意識に書いて送っちゃったんですわ。無もあとは線だろうみたいな。最近ネタ不足なんでぜひ!
つかメ・ハ・×ラって、、、

年寄りとの会話には、聞き手が気を遣わねばなりません。
「孫とUFJに行く」と言われれば、「三菱東京UFJ銀行」ではなく、
「UNIVERSAL STUDIO JAPAN」に行くのだな と。
年寄りの上司に「おい稲田君!」と呼ばれたら 自分の事だと
「稲垣君」が行かねばなりません。

かく申す私も 寄る年波で 動体視力が衰えたのか、
JUST LIKE drac-obさん、映画の字幕とか、さっと現れた文字を
正確に捉えることが、できなくなってきました。

大阪南部を中心に 「万代(マンダイ)」と言うスーパーがあって、
店内に「万引きは犯罪です」と張り紙があったりするのですが、
それが「万代は犯罪です」に見えたりして、労組の内部告発かなどと
失礼なことを 思ってしまうなど 日常茶飯事です。

ここ数年、毎年、元日に ドキッとしてしまうのが、
MAILやBLOGの 「あけおめ ことよろ」ですね。
上記のように 「め」と「こ」の間が空いてればいいのですが、
くっつけてあると 真ん中の ひらがな三文字に 意識が集中してしまいます。
NATIVEの関西人ではないので、動揺は少ないのですが。

PUNK,NEW WAVEの話は またの機会にしますね。

子供に偉そうに教えて、実はそれが大間違いだったというのは良くあるね。
まだ、子供にバレないうちはいいんだけど、バレた途端親の威厳台無しだから(笑)。

しかし、いつの日かそういう間違いは分かってしまうのだが、一番可哀そうなパターンは
娘さんが、学校の友達なんかと話しているときにジャミロクワイの動画が流れて、
みんながジャミロクワイというのに、一人だけ、『いーやこの人はプリンス、だってお父さんが
そういったもん』、と抗弁することで、哀れ、皆から狼少女と呼ばれ、ついにはそれが原因で
ぐれて天文館の激辛ラーメンにゴキブリぶち込んで、そこの大将につかまり、親の名前を
言わされ、何、君はあの揖宿郡喜入町から脱藩して鹿児島市に来た××の娘か、あいつが
親なら仕方がないと何故か無罪放免になり、めでたしめでたしという話にならないとも
限らないので、なるべく早い時期に映画『パープル・レイン』でも見せたほうがいい。

大台に乗られたズトさん、どうもです(笑)。
大台に乗ったら、見間違い、読み間違い、思い込み違い、全て無罪放免になります。
と、思ったら大きな間違いで、おかげで連日しくじってばかりです。

コメ読んでいて、ちょっとR指定話ではないのですが、最近の実話を一発。
先日、ある人に「四文字言葉ですぐ連想するのは何ですか」と聞かれ、って、こりゃこりゃ、
しっかりR指定単語が入ってるぞ、モトイッ!!(よく年配の先生が言い間違いしたときに
言ってましたっけ)。

「四字熟女ですぐ連想するのは誰ですか」って、こらこら前よりさらにR指定が激しいちゅうの。
再度、モトイッ!!

「四字熟語で、すぐ頭に浮かぶ言葉は?」と聞かれ、ためらう間もなく「七転八倒」と答えたら、
相手がちょっと困ったような感じで話が出てきません。「どしたの?」と尋ねたら、「これは、
人から聞いた話だからあてにならないと思うんですが、あの、どうも四字熟語と聞かれて、
すぐ浮かぶ言葉がその人の人生を表してるって…」

みなまで言うな。良くわかってるちゅうの。「ななころびやおき」のほうなら不屈の精神とかいい
イメージだけど、オイラのは「もだえくるしみ、なまみをさかれるいたみ」みたいなもんで、
振り返ってみたら、ホント、オレの人生七回転んで、八回目にはぶっ倒れるって、そんな
人生なんだよな。誰が引かせた貧乏くじ?

あけおめこ、とヨロシク。などと読めてしまうから関西人大喜びですな(呵々大笑)。

先日、実家の母と話していたときにヘキサゴンのおバカ芸人の話になり、以前も
ああいう番組があったというので、何だろうと考えていたら、「ほら、ターキーがでていた、
あれ」、思わず「ジェスチャー?」と聞いたら、それだって…。

パンクの話、楽しみにしています。それと、病院はちゃんと行かれてますか?
くれぐれもお大事に。
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