どうでもいいような日曜日、オチは無し

 1月最後の日曜であるが、午前中から仕事で会社に出た。今更ジタバタしてもどうなるわけでもないのだが、世の中にはアリバイ的なる言葉が存在するように、やりたかないというかやってもしょうがないけど、とりあえずはやっておかないとね、一応月末で格好つけておかないとね、などと多分学生時代だったら「ナーンセンス」と一言でフンサイしたであろうシホン主義的浮世の義理を果たしたというわけだ。いや、しかしこのあたりの表現は実に気を使いますな、ご同輩って誰に言ってるんだ。大体、日曜日は朝の10時近くまでグーグー寝ているのが常で、ようやく起きたと思ったら先ずコーヒーを入れて、おもむろにテレビのスイッチを入れる。そうすると九州ローカルの番組が15分ずつあって、どちらも九州各県のいろんな風景が見られて、その中には仕事で行った場所や実際住んだこともある場所や、そんなにたくさんはないけどドライブや小旅行で行ったことのある場所などが出てきて、うんうん、と頷きながらコーヒーを飲むというのが僕の週末のささやかな楽しみなのだ。

 そして10時半になると、「田舎に泊まろう」が始まる。これは本当は日曜の夜やってる番組らしいのだが民放2局の我が地元は3,4ヶ月遅れで日曜の午前中やってるのだ。ついでに、ほとんど全国的に月曜の夜9時に放送されるトレンディ・ドラマ(死語ですか?)を「ゲック」などという言い方があるそうだが、我が地元では月曜の夜9時は家政婦が見ていたり、温泉で芸者が探偵したり、とにかくやたら殺人事件が発生し、しかしながら非常に幸運なことに2時間でその事件は解決するという番組しかないのだ。いわゆる「ゲック」のドラマは土曜の午後4時に放映されるので「ドヨン」と呼ばれている、ってのはまだ人気があった頃の東国原知事のギャグだったな。

 で、午前中から事務所でいろいろな雑用をこなし何とか目途が立ったのが午後2時近く。中途半端な時間だったが昼飯も食ってないし、髪の毛も伸びていたのでそれもナントカしたい。ちょっと考えて、いつもいく散髪屋さんの近くのラーメン屋で取り急ぎ昼飯を食うことにした。このところ、昼飯を食べ過ぎないように気を使っていて、例えば以前であればうどん屋に入れば『丸天うどんに卵とオアゲ入れておにぎり2個』、などというややアナーキーな注文をしていたのだが、ここ最近は『具うどんにおにぎり1個だけね、オバチャン。で、ナンボ?あ、360円』などという会話で終わるようになり、我ながら人間的成長をしてきたな、とつくづく感じる2010年であった。しかし、今日はいかんせん、お昼が2時半近かったので『豚骨ラーメン、ネギ大目、麺は普通ね』というオーディナリー・オーダーをしたものの、あっというまに麺を食べつくしてしまい小首をかしげて考える30秒という時間があったのだ。半チャーハンを頼むか、ギョーザ1皿にするか、などと考えたが実は答えは決まっていて『あ、替え玉、こっちもお願い』と小さく呟いたのは間違いない。

 それで、久しぶりに替え玉頼んだら、妙に麺が固くて、しかもこの店の替え玉の売りは面と一緒にメンマやチャーシューの半端モンをたくさん乗せてくれることだったのだが、今回はやたら長めのメンマ1本と油っけのないしわしわチャーシューってかニブタが2切れ、おいおい、いくらデフレ・スパイラルのご時勢でもこりゃナイだろ、と思いながらもそのまま食べた。流石に全部食べるとブタになりそうだったので、2口分ほど残した。後で家族にこの話をしたら、残すくらいなら頼むなと大変な顰蹙を買った。しかし、食べたくないものを残すのは、ある意味の自己防衛ではないかといったら最初から替え玉なんか頼まず腹八分にしておけばいいのだと子供からもいわれた。フン、生憎オレが好きなのは村八分であって腹八分じゃねー。



 パンパンになったお腹をかかえて、いつもの散髪屋に行く。しかし、どうして床屋さんの最初の会話ってのは決まりきってるんだろうか。「お、drac-obさん、今日は休み?」って大抵日曜にくるんだから休みの日に決まってるんだけど、今日は仕事してきたのでちょっとエバって「いや、朝から仕事」などと答えたが、それで会話は終わり。僕はこういうところで、親しげに会話するのが苦手というかダメなのだ。話しかけられても上の空で返事するだけなので、店主も心得たもので必要最低限のことしか聞いてこない。つまり「モミアゲをどうするか」とか「髪に油をつけるか」とか、その程度だ。テレビではジャイアンツのパレードを放映していたが、目が悪い上に最近はとんと野球に関心がなく、インタビューに答えている選手もほとんど知らないので、全然面白くない。そういえば、小林が死んだなぁ、江川事件のときはエガワルなんて言葉が流行ったな、などとぼんやり考えた。

 それでも1時間ほどすると髪もさっぱりして髭の剃り跡も気持ちよくお店を出ることが出来た。車にもどって携帯を見ると着信とメールのランプが点滅している。開いてみると下の子からで「仕事はまだ終わらないか」みたいなメッセだった。多分フルモトに連れて行けというような話ではないかと思って電話したら、意外なことに「晩御飯は皆でクルクル寿司に行きたいが、どうか」という話だった。我が家は上の子が魚嫌いでお寿司を食べに行くのはあまりないのだが、今日は珍しく女3人で回転寿司モードに入ったらしい。ここで誰が金を出すんだ、などとごねるのもみっともないので分かったと返事した。しかし、先ほどラーメン食べたばかりで、お腹が減っていない。そこで僕の方から、先ずは皆でフルモトに行き小一時間くらい腹ごなししてから、寿司食べに行こうということになった。

 で、行ったフルモトがゲームやDVDの種類は多いのだが、本やCDはイマイチのところだった。それでもあちこちうろうろしていたら、諸星大二郎の妖怪ハンターシリーズでまだ読んでない作品が入ったものを見つけたので200円でゲット。これで寿司屋の待ち時間が解消されると、判断したのは大正解でした。6時前だというのに、その回転寿司にはすでに待っている客がざっと20人ほど。ノートに名前を書いて、稗田礼二郎の冒険譚を読んでいたら結構早めに名前が呼ばれた。で、家族でテーブルに座ったのだが、お腹の中には1.8人分のラーメンの麺が詰まっているので、寿司が食えない。畜生、滅多に無いことなのに、無理に食べても美味しくない。やはり腹八分目にしておくべきだったか。しかし、そのお店で気が付いたが、何時の間に恵方巻きなんてのが大手を振るようになったんだろう。こんな風習なんて、無かったよな。何が悲しゅうて、毎年特定の方向向いて、巻き寿司を丸呑みしなくちゃいけないんだ。エー方、向いて食べるから、恵方巻きってのか。違うか。巻き寿司を丸々呑み込むなんて話は川端康成の「15歳の日記」にボケた祖父の話で出てきてたっけ。

 えーと、何を書こうとしていたか分からなくなったし、長さも中途半端なので終わり。最近、音楽について書くのが、ちょっと億劫になってきてるな。かといって、バカ話を書く気力もイマイチ。ここ何年か2月あたりにやや鬱的気分になってしまう傾向があるけど、なんだかな、もうどうでもいいような気分だな。んじゃ、寝るか。



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まぁ、良く考えてみると

スンゴイ画ですよねぇ(笑)>毎年特定の方向向いて、巻き寿司を丸呑み

TVに出てくるような大家族だと、皆一斉に西南西を向いて太巻きをピロピロするとか、マジありえねぇっす~♪

なんか怪しい宗教かよっ!って感じっす~w


※本日は浜田ブリトニー風にコメントしてみました。

いきなり「ナーンセンス」の登場でおおっと思いましたが、クルクルに行く決断をするくだりがなんとも可笑しいですね。お金はどーするんだとかお腹は減ってないとか、きっと同じ状況なら僕も似たようなこと考えたに違いないです(笑)。

匿名コメント様。もちろん、よーく存じております

えーと、とってもビックリしたのですが間違いなくDRAC時代の同級生です。詳細はメールで送ります。貴重な情報ありがとうございました。

だいたいあんなぶっといものを丸呑み

するなんてのが異常で、ま、その、ディープスロートなんて単語もあるから、そういうことが好きというか生業としてやってるご婦人もいるらしいが、いやはやなんとも。

しかし、太巻きを丸呑みするよりちゃんと咀嚼した方が美味しいに決まってるし、『家族ゲーム』じゃないんだから全員同じ方向向いて食べるってのもな…。しかし海苔業界の陰謀はネバーエンディングだな。ちなみにあぶった海苔に醤油をたらして、お酒の当てにするのは大好きです。

やはり、空腹こそが最良の調味料である

ということが身に沁みた日曜日でした。まるで「王様のスープ」です。あ、「王様のスープ」はいいけど「ウミガメのスープ」は勘弁してほしいっす。ついでにミカジュースもって、いい加減クドイ。

そういえば

餅をかまずに食べるすする餅すすりは宮崎でしたっけ?
つかフルモトで妖怪ハンター200円ならぼくも保護すると思います(笑)
あと散髪屋のおばちゃんと話すの嫌いじゃないんですが、やっぱりこっちからはあまり話しませんねぇ。。

それは佐賀県の杵島郡に伝わる面妖な風習で

などと、ちょっとばかし稗田礼二郎の物語風のイントロでしたが、え、何、餅すすりってすねこすりの仲間だろうか、などと考えてググって見たら『正月が近づき、米どころ杵島郡白石町では、もちつきの場で奇習「もちすすり」 の姿が見られる。きねをつくなど力仕事を終えた人たちが出来たてのもちを 手でちぎって一気に飲み込み、独特の食感を楽しんでいる。

もちすすりは同町に伝わる食文化で、安土桃山時代から400年以上の歴史が あるという。つきたてのもちをそのまま湯の中に入れた後、細く伸ばしながら適量に ちぎり、ごまじょうゆを付けて口にすすり込む。

機械でのもち作りや既製品を使うのが主流の中、同町では伝統的な“もち文化”を
継承しようと各地域で保存グループを立ち上げている。活動する一人の久野潔さん
は「もちすすりは真夏の生ビールのようなのどごし。つきたてならではのおいしさを
伝えていきたい」と話す。 』などと2ちゃんに書いてありました。知らなかったけど、そういう風習があるようですね。ちなみにトラック野郎にも、餅すすりのシーンがあるそうです。

http://www.youtube.com/watch?v=kSxCR8qGPxA
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