補足説明日記~携帯エントリーの補足です

 全くついてない二日間だった。昨日の夜、仕事が終わり家に帰ったら、配偶者は夜勤で不在、夜の食事は作ってあったが、肉じゃがと鮭のバター焼き(ムニエルとかいうのか、よく判らん、鮭は塩鮭の焼いたものが一番で、次は生のやつ、そう「赤帯の話」に出てくるような洗面器一杯の鮭を食べたい、って脱線した)で、ちょっと物足りない感じがしたので近くのコンビニに惣菜を買いに行ったのが大間違いだった。直訳すると「誰でも」という意味になるそのコンビニに着いて、車から降りたそのときだった。軽く右手でドアを閉めたら激痛が走った。「アウチ!!」と思わず叫んだのは、その前にラトルズを聞いていたからだろうか。なんだ、ナニが起こったのだと左手を見ると、中指がドアに挟まっていた。涙目になりながらドアを開けて、手を開放しそのまま店に入った。

 ジンジンする痛みをこらえて、店の中をうろついたが、食べたいと思っていた焼き鳥(皮)はソールドアウトで、代わりに以前買って食べてゲロマズだったシューマイの串があった。『畜生、二度と買わないぞ』とこみ上げる痛みと情けなさで視線を移すと、フランクフルトがあった。子供のようだがこれが好きなのだ。2本買ってレジに進み、上の子に頼まれた肉まんも注文した。家に帰ると、それまでいなかった下の子が帰っていた。何やら空気が重い。どうやら料理の苦手な上の子がムニエルを作ったのに、下の子は部活の先輩と一緒に駅でうどんを食べてきたらしい。せっかく作ったものを美味しく食べてもらえないのは残念だが、部活でおなかが減って、まして先輩から誘われたならしょうがないじゃないかと仲裁したら、上の子がむくれはじめた。

 だから、オレはこんなの苦手なんだよ。上をフォローしたら下が拗ねる。下を持ち上げると上が根に持つ。ああ。いやだいやだ。だから女子と小人は養いがたしとセゴどんも言ってるのだ。せっかくの週末、しかも鬼の配偶者がいない週末くらい静かに平和に過ごせないものか。ちょっと考えた僕は、「そうだそうだ、お父さんは実は怪我をしてちょっと困ってるのだ」、という話をしたが二人の反応は「フーン」であった。自業自得とか粗忽とか、おっちょこちょいみたいなニュアンスを感じたのは気のせいか。それでも、下の子がすぐ冷やさないといけないといって、冷蔵庫から冷却材を出してくれたのでそれで指を冷やした。それからようやく食事をした。結局、上の子の作ったムニエルは姉妹二人で食べてしまった。しかし、このムニエルが翌日上の子を苦しめ、ひいては僕の経済状況を脅かすとは夢にも思わなかった。

 その晩は、指が痛くてキーボードもあまり打てなかったので、携帯でエントリーをアップして寝た。そうそう、ちょっと驚いたのは安さんという人が「おたび荘」で検索して拙blogにコメント残してくれたのだが、ここ数日「おたび荘」が検索キーワードになっている。今は亡き(安さんの情報による)「おたび荘」、いったいナニが起こっているのだ。岩倉にあった「おたび荘」、ご存知の方は情報よろしく。

 で、日曜の朝、このところ疲れが溜まっているので朝寝を決め込んでいたら、配偶者と子供たちの声で目が覚めた。下の子が買いたいものがあるのでイ×ンのショッピングセンターに連れて行けと言ってるようだ。上の子は免許取ったばかりなので、配偶者がナビになって車で出かけると話がまとまりかけたそのとき、上の子が喉が痛いと言い出した。どうやら前の日の鮭のたたりで骨を喉に引っ掛けたようだ。配偶者が口の中を見ると、喉の奥に骨がちょっと見えている。しかし、取れそうで取れない。この騒ぎで完全に目が覚めた僕は起きて、「耳鼻科に電話して事情を話して、今日連れて行ったほうがいいか、明日ゆっくり行けばいいか聞いたらどうだ。素人判断はよくないぞ」と家長としての威厳を持って発言した。

 が、聞きゃしない。上の子は明日でいいと言うし、配偶者は電話をするのが面倒なようだ。下の子は、どうでもいいから早くイ×ンに連れて行けとうるさい。「とにかく日曜在宅医に電話しなさい」と再度配偶者に言った。耳鼻科の在宅医は隣町だったが、「今は5人くらいしか患者さんがいないのですぐ処置できます」とのことで、上の子の運転の練習も兼ねて僕と一緒に病院に行くことにした。なんだかんだ準備に手間取り、病院に着いたのはそれから小一時間後だった。駐車場には10数台車が止まっている。待合室に入ると、やはり10数人の患者さんがいて、僕は喉が渇いていたのとぼんやり待つのも退屈だったので、上の子に治療が終わったら電話するよう言って、近くのフルモトに向かった。

 どんなに早くても30分以上はかかるだろうと思っていたので、中古CDをじっくり探していたらアラン・ホールズワースの『ベスト・ワークス・コレクション』が250円であった。こりゃ拾い物だと早速購入した。他にもニルソンの『詩と青春』だとか、欲しいものもあったが時間がかれこれ30分はとうに過ぎていたのでレジに向かった。そのとき携帯にメール着信の知らせが入ったので見ると配偶者からだった。その前にもメールが届いており、開いてみると上の子からだった。文面は「もうすぐ診察なのでお金を持ってきてください」。ヤバイと思い、「すぐ行く」と返信したら、再度メールがあり「もう一回先生が処置するから急がなくていい」と返ってきた。ん、もう一度見るというのはどういうことだとちょっと心配になり大急ぎで病院に戻った。



 待合室に入ったが上の子は見当たらない。受付の事務の人が処置室の前にいると教えてくれた。そちらに行ってみると、上の子が携帯でメールをしていた。事情を聞いたら、一度口のほうから取ろうとしたが、取れないので鼻からチューブを入れて取るということになったそうだ。こりゃ大事になったと思ったが、本人は至って冷静である。一緒に待っていると、処置室のドアが開きナースさんが上の子の名前を呼んだ。そのとき僕のほうもチラッと見て、「先生、お父さんが見えてますが一緒に入ってもらいますか」などと聞いた。ちょっと身構えたが、後で先生から話があるといわれて落着かないままソファに座って待った。10分ほどして出てきたが、手に何やら持っている。「?」という顔をしていたら、それを見せてくれた。4センチはある透明な魚の骨だった。これが喉の奥深く刺さっていて、ピンセットで取れず大変だったらしい。とにかく無事に取れてよかった。

 待合室に戻り、待っているとすぐに名前を呼ばれた。急だったので諭吉1枚しか持っておらず、しかも先ほどのフルモトで250円支払ったので、正確には9千円強だったが、たかが魚の骨を取るくらいだしせいぜんウン千円だろうと思っていたら、「手術になったのでちょっと高いんですが」と言って受付の人が見せた請求書には12,960円と書いてあった。思わず「い、いちまん、にせん…」と絶句した。「とりあえずあるだけ払って、不足分は後で持ってきます」といったら、「全部後でいいですよ。ただ午後は2時からになりますから」とニッコリ笑って言われた。

 家に帰り、お金を用意して上の子の運転で病院に戻った。速攻でお金を払い、ゲン治しにさっき行ったフルモトに舞い戻った。更に念入りに中古CDの安売りコーナーを見ていたらGFRの「ベスト・セレクション」という企画モノが250円。選曲は『グランド・ファンク・ツアー‘75』とほぼ同じで、聞いてみたら音源も同じような感じだった。ま、250円だから文句は言えない。その後、国内盤の安売りコーナーを探していたら、なんと西藤大信のファーストがこれも250円であった。大もうけである。YOU TUBEで探してみたら、フランシス・マバッペと一緒にやってる動画があった。これも満足である。



 で、ものはついで(どこがついでかよく判らないが)で更に眺めていたら「PLAY BACH」という文字が目に入った。残念ながらPLAY BOYとかPLAY GIRLではないのだが、ジャック・ルーシェ・トリオのデビュー作のリマスター盤である。こちらは500円だったが、持っていて損は無いので購入。しかし、買うばかりで聞いていないCDも多いので、大いに反省してそれから家に帰ってからはひたすら聞いている。あ、上の子、いたって元気になり今は部屋でPCで遊んでいます。しかし散々な二日間でした。まだ指は疼く…。



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コメント

いやいや大変でしたね。書き方が面白いからつい不謹慎にも笑ってしまいましたが魚の骨あなどるべからずですね。CD格安掘り出し物があると買ってしまうのはやはりサガでしょうか。

僕は漁村の生まれなので

魚はむしゃむしゃ食べて、骨は綺麗に残せるのですが配偶者や子供たちは魚の食べ方がヘタであまり噛まずに飲み込むようで。それが原因で骨を引っ掛けてしまうんでしょうね。マジな話で魚の骨で命を落とすこともあるので、侮ってはいけません。

侮ってはいけないといえば、治療費で、こちらは負けろとか高いじゃねーか、この野郎、3軒隣はもっと安いぞ、などと抗弁することも出来ず、黙って払うだけです。この予想外の出費で、ビートルズBOXは更に遠くなりそうです(涙)。

大変でしたね。
手の方は大事に至らなくて良かったです。

私も以前居酒屋で鯛の骨を喉に引っ掛けて取れなくなり、血相を変えてトイレに駆け込んで、何度もけっけっと咳払いしても取れず。どうしようかと顔面蒼白になりましたが、意を決して口に手を入れて骨をとることにしました。
何度かトライした挙句、ようやっと取れました。かなりでっかい骨でした。
鯛の骨は特に溶けにくいから、引っ掛けないように注意しなさいといわれてましたが、なるほどなと納得しました。

で、窮地を脱して晴れ晴れとした顔で席に戻ったら、皆につわりと勘違いされて心配されていました。

なんでつわりじゃい。

ウチの義母も鯵の骨で手術したことがあります。

当時、義母はまだ長崎在住で、正月を鹿児島で過ごしたのですが、明日 長崎に帰るという時になって「喉が痛い」と訴えたので、大学病院へ連れて行ったところ、即手術となり、当日は入院させられました。

翌日、無事退院となったのですが、請求金額(4万数千円)を見て思わずチビリそうになりましたw

恐るべし魚の骨...であります(笑)

つ、つわりですか…

神をも恐れぬそのような暴言、いったいどなたが、いやそれよりもそのお方はご無事だったのか。JJ直伝の極真カラテが炸裂して、顔面爆裂したのではないかと余計な心配をしてしまいました。しかし、鯛の骨は魚の骨の中でもヘヴィー級というか、間違いなくチャンピオンでしょうね。

で、今もう一度考えてみたけど、居酒屋のトイレでげーげーしてたら、普通悪酔いしたと考えますよね。あ、燐さん下戸だったっけ。しかし、ツワリとは(笑)。

うん、なめたらいかんぞ、魚の骨は

ホント、引っ掛けた本人も苦痛と恐怖で大変だろうが、治療費がバカにならない。たかが魚の骨をピンセットかなんかで抜くだけだろうと安易に考えてはいけないのだ。うちの子も鼻にチューブを通されるとき麻酔をされたといっておりました。

そういえば、確か高校生のときに読んだミステリの短編で名医が15人集まって、病気の謎を解くというのがあって、落ちが魚の骨だったてのがあったな。キャンプの寸劇にしたけど受けなかった。ちなみに「十五人の殺人者たち」 ベン・ヘクト作だ。創元推理文庫の「世界短編傑作集 5」に入ってるから興味をもたれた方は是非。

大変でしたね

自分も魚を綺麗に食べると青森の人間(よくわからんが漁民が多そうなイメージ)にまで褒められたことがあるのです。ある日、他人、母親と一緒の会食中に決して子供を褒めない母親にまで「私は決してこの子は褒めませんが、魚の食べ方だけは素晴らしいんです」と褒めているのかそうでないのかさっぱりわからない事を言われたのでイラついて骨まで食べていたら、ノドに引っかかりました。
その時は何も言わずに彼女らと別れましたが、2週間ぐらい苦しみました。自然に出てくれましたが・・・なるほど病院に行ったらそんな大事が待ってるのですね、気をつけます。

で、今日家に帰って食卓を見ると

煮魚がありました。何故か4切れも。子供たちを見ると上の子はスーパーの惣菜を下の子は蕎麦を食べていました。何ゆえに魚を食べないのだと、子供達プラス配偶者に聞いたら、この前のことがトラウマになっていて誰も箸をつけないとの答えでした。だったらナンデ煮魚作るのかと配偶者に言ったら生協の宅配でとっていたと答えにならない答えでした。

アホンダラ~、煮魚の骨なんか飲み込むやつおらへんわ!!と叫びつつ僕はメタボへの道をひたすら進むのでありました。

いや、walker-bros さん、マジな話、魚の骨はえらいことになります。くれぐれもご注意を!

スキがあればフルモトに行くとこがいいですね。癒されますね。あとナースのことばに身構えるとこ、吹きました(笑)。家族みんなのトラブルと付き合う日曜日大変ですがそれが家族というものの良さでしょうか。それにしても大もうけでよかったよかった。。

私は 魚の食べ方 ど下手です。

まあまあ そんな食べ方して ・・・ と 色々な人に注意されます。
上手な人が うらやましいです。
幸い 骨を引っかけずに 今まで来ておりますが。

ジャック ルーシェは、PLAY BACH 第一集でしたか、
レコード持ってます。えらい 年寄りになってますね。
手元には、限られたレコードしか持って来てないので、
貴BLOGとかで 紹介されると 長い間聴いてないレコードの
多さに 唖然となります。アラン ホールズワースも 然り。
O西君を 思い出します。
いかん、ついでにS本Y子嬢も思い出しました。
DEREK&DOMINOSのフィルモアLIVEとE.CLAPTONの
1STを聴くと 必ず思い出しますね。
目の前にいないから いいけれど。

我が家は全員フルモト中毒です(あ、えくせぷと配偶者)

基本的に日曜日の娯楽はフルモト廻りです。せっかく南九州に住んでるんだから「岬めぐり」でもすればいいのに、休みのたびにちょっとかび臭いフルモトに大抵親子3人で出かけます(配偶者は連れて行っても30分もしないうちに集中力が欠けるので、留守番させることが多いのです)。もっともCDコーナーに固まっているのは僕だけです。

このエントリーに書いたフルモトは普段行かない場所なんですが、近くに大学がいくつかあるのでときどきとんでもない掘り出し物があります。月一くらいはリサーチにいかねばの娘であります。

いやー、みすずちゃんを連想させてすいません

しかし、今どうしてるかな。確か大分出身でしたよね。意外にmixiあたりでブイブイ言わせてるんじゃないかな。それともPTAの責任者かなにかになっていて「わたしやっぱりクラプトンだと思うの」とか「ジョージはバングラデッシュのコンサートではあんまり弾いてないのよ、クラプトンに遠慮して」とか「義務教育の音楽にはクラプトンを聞かせることが必要だと思うの」なんていってるんじゃないか…。

というようなことを想像すると恐ろしくなります。そういえば鳥取の合宿のときの写真持ってますが心霊写真みたいで、いつかここにアップして、いやいやそんなことしたらどんなタタリがあるか分からない。くわばらくわばら。
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