続吉祥寺ぶらり日記

 金曜日に続き今日も吉祥寺をぶらついてしまった。昨日も3時過ぎから池袋のCDショップをうろうろしたが、CHARの”OSANPO”と高田渡の”FISHIN' ON SUNDAY"の2枚を購入しただけで終わってしまった。ここのところCDを買うのはいいのだが、碌に聴いていなかったことに気がつき、今日はお昼くらいからCDをかけてのんびりしていた。高田渡のアルバムは当時フォークソングが好きで、自分自身もギターを弾いていたK町君という立命館の友人が3畳一間の彼の下宿でよくかけていた。当時はカッタルク感じてあまり良いとは思わなかったが、改めて聴きなおすとダルでいつもの高田節でいいなと思う。

 ごろごろしていて出かけるタイミングを逃してしまいそうになったが、せっかく東京に出てきているのだからと自分に叱咤激励して出かける準備をした。渋谷か新宿かと考えたが、どうにも気が重い。そういえばここのところ運動をしてなかったと思い、自転車で吉祥寺に行こうと思いついた。ルートは以前T地君に聞いていたので、何とか解ると思い自転車を出した。ペダルをこぎ始めてすぐ雨がぱらついてきた。一瞬考えたが、道も不案内な上に雨も降ったのでは大変だと思いバスに乗っていくことにした。

 前回もバスだったので、通り過ぎる風景も親しみやすく気がついたら吉祥寺に着いていた。さてどこへ行こうかと思ったがバス停からガード沿いに行ったところにDISK INNという文字が見えた。CD屋さんだと思い歩いていったら吉祥寺のLONLONというビルの1階で2階がユニクロだった。入ると結構広いお店で、海外のロックのコーナー、クラシックのコーナー、ジャズ・R&B・PUNK・J-POPと各ジャンルごとにコーナーがあり、輸入盤も結構あり1時間ほど滞在してしまった。ちょっと嬉しかったのは、ブルースやフォーク(アメリカやイギリスのもの)の単独コーナーがあり、そこでアーロ・ガスリーやエリック・アンダーセンのCDが置いてあり、購入はしなかったがジャケットを見ている(読んでる)だけでも至福の時間だった。新譜ばかり見ていてもきりが無いので、そこを出て適当に街中を歩いてみた。

 日曜日の夕方近く、沢山の人出と客引きの声、チラシ配りの人達を見て思わず”They just look away…"とPFMの『通り過ぎる人々』を口ずさんでしまった。さて2時間ほど歩き回って発見したCD屋さんはRARE(前回下地勇のCDをゲットしたお店)、BOOK OFF、DISK UNION(残念ながらジャズとクラシックのみの取り扱い)、バナナレコード(その名の通りアナログレコードやレーザーディスクがメイン)といったところ。レコファンもあるはずだったが見つけられなかった(帰ってチラシを見たら、気づかず通過していたようだ)。結局最初のDISK INN(SHINSEIDOが店舗名のようだが)に戻り定価の20%引きでギルバート・オサリバンのベストと清志郎の”GOD"、そして紙ジャケのロギメシのベスト(マイミュージック=放課後のロックンロールパーティが大好きなのよ)を購入。

 ふと気がついたが僕は東京に出てきてから、うろつくのはCD屋さんばかりということに気がつき愕然とする。おいおい、名所旧跡とまでは言わんが少しは観光地みたいなところに行けよと自問自答し、吉祥寺の観光地はここだと足を進めたのは「いせや」である。流石に入らなかったが外から一瞬の憩いを求める人達が立ち飲みをしている姿を見て心が和んだ。さて帰りもバスである。そういえば行きしなのバスの中でリュックを背負い、目が右上45度の方向を見ているお兄さんが何かブツブツ呟きながら乗り込んできた。吉祥寺に近づくにつれ声がだんだん大きくなり、それははっきりと「君が代」という歌の歌詞であることが解った。ああいうときの周りの反応は面白い。みんなそのお兄さんが次に何をするか凝視しているのに、表面上は何も無い振りをする。と、何事も無かったからこんな無責任なことが書けるのであって、万一『どえりゃおうー』とかなんか叫びながら包丁を振り回されていたら笑い事ではすまなかったろう。僕もそのお兄さんが降りるのを注意してみていたが、彼は相変わらず「君が代」をハミングしながら軽快なステップで降りて行った。

 そうそう帰り道のバスの中のことである。80過ぎぐらいのおばあさんがいきなり、運転中のドライバーに「青梅街道はまだですか?」と大声で質問した。ドライバーはあと3つ先の停留所とかなんとか答えた。おばあさんは不安そうに回りを見回していた。その時、耳にピアスをした茶髪のアンチャンの連れの長い髪の女の人(残念ながら僕好みではなかった、どんなにバスや電車が混んでいてもこの手のチェックは欠かさないのだ!!って何を威張ってるのだ)がおばあさんに話しかけた。「青梅街道なら私も降りるので一緒に降りましょう」 と。

 僕は耳を疑った。新手のキャッチセールスか、オレオレ詐欺か。こんな大都会で見知らぬ他人に親切にする人間がいるはずが無い。オババ危機一髪と思ってみていると、それから何度も女がおばあさんに話しかけている。おおかた健康器具の話か、健康食品、わけのわからん水その手の話だろうと聞いていたが、どうも様子が違う。おばあさんに安心するよういろいろ話しかけているのだ。そうこうする内におばあさんとカップルはバスを降りて会釈をして右と左に分かれた。なんだ、親切な人達だったんだ。でもこの人として当たり前の行為を犯罪じゃないかと気をつけていかないといけない世の中。嫌な渡世だな~。
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