長崎ぶらり旅 総括編その4

 出島の電停に戻り、同じ1番の電車で隣の築町に移動した。目的地は新地の中華街である。築町に着くとすぐ案内板があり、それにしたがって信号を渡り川沿いの道を3,4分歩くと大きな赤い門が見えた。中華街の入り口だ。後から知ったことだが、この門は東西南北にあり、それぞれに青龍・白虎・朱雀・玄武と四神が、門を守る神が彫られている。僕達は北門から入ったが、彫り物には気がつかなかった。東西南北およそ250メートル四方の狭い場所に、どれだけの中華料理店と雑貨店が入っているのか想像もつかない。観光客も多くて、呼び込みの声や、話し声で町全体がざわざわしていた。しかし、こういう活気は悪くない。
新地中華街北門 玄武がどこかに彫られてるはずですが…
 中華料理のお店も沢山あり、どこが美味しいのか全く分からない(こういう考え方は意味がないようだ。それぞれの店の個性というか特徴を押さえて、その中で自分の好みのお店に入るというのが中華街のセオリーみたい)。とりあえず、まっすぐ歩いていろいろ眺めた。雑貨店があったので入って、Tシャツ(ブルース・リーのが沢山置いてあったけど、買う人はいるのだろうか、いや、いるから置いてあるんだろうな)やチャイナ服、キョンシーが被るような帽子もあったので、長女に勧めたら鼻先で笑われた。どっちが大人か良く分からん。250メートルくらいなので、歩いてちょっとで街の外れに出る。道路を挟んだ向こう側に港公園と書いたこれも中国の影響を受けたようなお寺があって、なにやら太極拳みたいなことをしている人たちがいた。興味が湧いたが、あとの3人は全く関心がないようで、お腹がすいたのでお昼にしようと言い出した。
麻雀クラブも風情があります
 どのお店に入るかガイドブックを開こうかと思ったが、こういうのは当てずっぽうで入るのが面白い。僕は飲茶の看板が出ているお店がいいと言ったのだが、母と配偶者は最初の門のそばのお店に大勢入って行ったのと、そのお店の外装が綺麗だったのでそこにしようという。長女も以下同文、とにかく肉まんの美味しいところならどこでもいいという。戦後教育を受けてきた人間としてここは多数決に従った。今来た道を引き返し、その北門横のお店に入った。会楽園という名前のお店だった。お昼前だったおかげで、すぐにテーブルに座ることが出来て注文した。僕はもちろん、特製ちゃんぽん、以下、配偶者ちゃんぽん(並ね、こういうところをケチるのが主婦の感覚だろう)、母特製皿うどん(漁村の生まれなのでキップがいい)、長女肉まん。

 注文したのはいいが、なかなか持ってこない。そうこうするうちにお店に入ってくるお客さんがドンドン増えてきて、後から入ったグループは相席にされたり、カウンターに通されたりしている。時間的に正解だったと家族で話していたら、まずは特製ちゃんぽんが来た。丼がでかい。レンゲもでかい。何よりも麺が太い。具はキャベツ、もやし、ハンペン、豚肉、あさり、イカ、肉団子、ウズラの卵エトセトラ、エトセトラ。麺が延びるといけないので、先に頂いた。旨い。野菜は結構シャキシャキしていて、麺も丁度いい歯ごたえ。美味しいよう、美味しいようと泣きながら食べた(ウソだけど)。これがちゃんぽんなら、今まで食べていたリン○ーハットは何だったのか、といいたくなるくらい美味しかった(いや、リン○ーハットも十分美味しいんだけどね、つい筆の勢いってやつで)。あ、そうそう、海老ギョーザも頼んでいて、それが来たんだけどこれがギョーザなら今まで食べていたギョーザは大衆ギョーザ、ドカタギョーザ(ドカタという表現がまずい?だったら星飛雄馬の表現を借りて『日雇い妊婦、あ、ニンプで変換したら妊婦しか出てこない、このやろう、妙なところで自主規制してるな、IME!』)とでも呼ばないといけないのではないか。それくらい上品な味だった。ギョーザの皮にも味があるんだということを初めて知ったような気がする長崎のお昼でした。
港公園、行ってみたかった。屋台に座ってるオッサンの正体を突き止めたかった
 ところで唐突な余談ですが、私はウズラの卵が嫌いです。昔小学校の給食によく出てきていました。最初は食べられなくは無かったのですが、ある時傷んだものを食べたみたいでもどしてしまい、それ以来からだが受け付けません。だから給食に出てきたら、いつもお腹をすかせていた隣の席のT君にあげていたのですが、あるとき噂によるとヒステリーババァだというN先生に見つかり、殴られ、食べるまで昼休み外で遊ぶことはならんと言われアルミのパンの皿の上にごろごろしている4個のウズラの卵という情景が続き、それがどのように解決したのか記憶にありません。とにかく次に覚えているのは、床に倒れているN先生の姿で頭に斧が刺さっていました。などということは無かったが、未だにウズラの卵はよう食べません。このときも長女にやりました。余談終り。

 全員満足してそのレストランを出たが、配偶者の様子がおかしい。何やらバッグの中を探したり、立ち止まったりして長女に話しかけたりしている。どうしたのか聞いてみたら、腹が痛いという。全く持って分かりやすい人で、食べ過ぎたのだ。本人は面子があるので、旅行前から胃が良くもたれたなどと言ったが、先ほどのレストランで自分が頼んだちゃんぽんを完食し、母の皿うどんを味見といってもらい、海老ギョーザも食べ、長女が食べ切れなかった肉まんも食べていたのを僕は知っている。知ってはいるが、食いすぎだなどというといつ何時逆襲されるか分からないのでシカトした。あいにく誰も胃薬を持ってなかったのでどこかで買おうということになり、薬局を探す羽目になった。そのとき長女が薬という文字をさっき見たといい始めた。その記憶をたどって歩いていくと、南門のところに大きな釣鐘をつけた薬局があった。店の名前は「つりがね堂薬局」。そのまんまや。
名は体を表すというか、まあご立派な釣鐘でした
 配偶者の腹痛も無事納まり、築町の電停に戻った。今度は5番線に乗り、市民病院前、大浦海岸通りを過ぎて、大浦天主堂下で下車した。ここにも案内板がさりげなく置いてあり、目的地の大浦天主堂まで迷うことなく行けた。そうそう、電停降りて小さい橋を渡ったのだが、その川沿いの風景はまるでベニス(いや、行った事ないけど、ほら、写真やポスターで良く見るでしょ)みたいだった。大浦天主堂に向かって歩いていくと、右手に四海桜が見えてきた。本当はここで元祖ちゃんぽんが食べたかったのだが、その建物前に停まっているバスや車の多さ、そして入っていく人の数を見て、中華街で食べて正解だったとつくづく感じた。大浦天主堂に行く道は長崎らしく石畳の坂道で、道沿いに沢山のお店が並んでいる。大浦天主堂方面と書いた看板のすぐそばに何やら音のするお店があった。ナニゲニのぞきこむとオルゴールが鳴っていた。配偶者が腹痛をすっかり忘れた声でこういった。「オルゴール館、ここに一番行きたかった」。
いや、見るからに日本離れした風景でした
 ハァ?おるごーる?あのねじ巻いてちゃらちゃら鳴るおもちゃみたいな奴だろ。んなもんのどこがいいんだ、それより大浦天主堂にさっさと行って、日頃の罪を懺悔して、懺悔の値打ちもないことを悟って、次にグラバー園に行ってそこから海を眺めて幕末期の龍馬の気持ちで「日本をどけんかせんといかん」と、あ、こりゃうちの知事の発言だった、などといろいろ言いたいことはありましたが、女三人が目の色変えて入っていくことを阻止する力はありませんでした。

 本当は、今日で長崎観光の話はまとまるはずだったんです。しかし、書いていくうちにあ、ああいうことがあった、とか、このことは書き残しておこうとか次々出てきて、またもや中途で挫折しました。いや、この後の話はまた今度。

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コメント

ああ、

中華街のちゃんぽんだったんだ。
皿うどんの写真も見たかったなあ。
リンガーハットは安くて美味しいです。

ああ、すいません

特製ちゃんぽんの写真を撮るのが精一杯で、皿うどんの写真は撮ってなかったです。あちらも見るからに美味しそうで、もう1日泊ることが出来たら、必ず食べていたことでしょう。まあ、これでもう一度長崎に行く口実が出来たと自分なりに納得しています。

あ、リ○ガーハット、僕ネット会員で毎週水曜日は5%引きで食べてます。今週のメールクーポンは宮崎・鹿児島地域限定のサービスメニューでした。Purple_Hazeさんも登録したら?http://www.ringerhut.co.jp/member/index.html
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