ジ・エンド・オブ・ザ・サマー或いは旅の準備

 はっと気がつけば8月最後の日である。ついこの前まで酷暑で何もやる気が起きないなどと言い訳してブログの更新をサボっていたが、いつの間にか虫の鳴き声は聞こえるわ、風ははっと驚くほど冷たくなっているわ、季節は確実に秋に移行しつつある。いつもだと南国宮崎は5月の連休あたりから10月の昔の体育の日あたりまで夏という感じなのだが、今年は季節の変わり目に異常にメリハリがある。どうしてだろうと考えてしまうと、やれ地球温暖化だとか二酸化炭素を吐き出してあの娘が呼吸をしているよ(byたま)とか、異常気象などというマスコミ好みのフレーズに乗せられて大騒ぎになるからシカトする。もっともアメリカのハリケーンはちょっと心配だ。またニュー・オーリンズ直撃みたいだが、何とか逸れてくれるといいのだが。そういえばパリスに「ニュー・オーリンズ」という曲があって、全然ニュー・オーリンズらしくないハード・ロックだったな。

 などと、実はこのブログは音楽ブログだったのだということをさりげなくアピールしているのだが、どうにも今日は音楽の話を書く気になれない。と、いうのも今週末に長崎に2泊3日で出かけるのだが、その移動の合い間に聴く音楽をiPodに入れようと思い、それまでインストゥールしてなかったiTunesを今日入れた。いや、正確に言うと、以前入れていたのだが去年PCの調子が悪くなり修理に出したときにアンインストゥールしてしまい、そのままにしていたのだ。それまでは良く夜の散歩に出かけていたので,iPodも活用していたが、散歩を止めてからはぜんぜん使わず埃まみれになっていたのだ。

 それで久しぶりにiTunesに今の自分が聞きたい音楽を入れようと思って、あちこちに散乱しているCDを引っ張り出して、今のマイ・フェィバレット・ミュージックを選んだのだが、あまりの統一感の無さに我ながら驚いてしまった。しかし、この何でも来いの音楽姿勢が僕のいいところだと勝手に解釈して納得するようにした。ちなみに選んだ音楽は以下の通りだ。

 デオダート「ラプソディ・イン・ブルー BT付き」。あ、BT付きといってもバックマン・ターナーが付いているのではなくボーナス・トラックのことですって当たり前だ。今時「恋のめまい」なんか聞いてる奴はいないだろ。

 フォーカス「ベストオブ」、このところジャズやインストものを良く聞いているせいかイアン・アッカーマンのギターとティッジス・ヴァン・レールのファルセットボイスが聞きたくなったのだ。しかし「フォーカスⅡ」とか「Ⅲ」とかいいメロディだな。そうそう「ソルヴィアシルヴィア」の泣きのギターもいいのだ。

 フランシス・マバッペ「FM TRIBE Vol.1」、うーん、もしかしたら今年の一番お気に入りの音楽かもしれない。ここしばらく聞いてなかったけどCDはずっと机の上に置いてあったのだ。「インターナショナル・マン」から「アフリカ」までの3曲は息つく暇がない。リズムの嵐に脳天ファイアーだ。

 P-Model「ランドセル」、突然なんだけど「オハヨウ」とか「ダイジョブ」、「タッチ・ミー」などの歌詞が口をついて出てくる。現実のシチュエーションとは全く関係なく、何かに憤ったときは「想像力さえお金の支配下、動脈硬化のネットワークさえふとした力で大騒ぎだけど、わたしアンタを諦めきれずに」なんてフレーズが出てくる。どうしてだろう。

 ポール・サイモン「ネゴシエイションとラブ・ソングス」、アナログで持っていた「グレイテスト・ヒット」の選曲が好きで、それに近いベスト盤ということでチョイス。「スリップ・スライディング・アウェイ」好きなんです。それとS&G解散直後の2大シングル「母と子の絆」と「僕とフリオと校庭で」はカラオケの愛唱歌でもあります。あ「僕とフリオ」は諸星大二郎の短編集にも同じタイトルがあるな。

 下地勇「3%」、正直言って「アタラカ」「3%」とアルバムは連続してリリースされたけど、一番好きなのは「開拓者」。ただこのアルバムは今までの下地だったら作らなかったような曲も入っているし、ピアノがちゃんと入ってるのは珍しい。なんてったって初期のトム・ウェイツそっくりなナンバーもあって驚き。まあ曲のバリエーションと最新作ということで選んだ。おまけに「おばぁ」の新テイクも入ってるしね。

 加川良「アウト・オブ・マインド」、旅の歌といえば加川でしょう。しかもこのアルバムには「彼女と長崎」も入ってるし。このアルバム入れた後に「親愛なるQに捧ぐ」も入れようかと思ったけど、そうすると「駒沢あたりで」も入れたくなるし「ユーズド」シリーズもとなるので断念。

 荒木一郎「ゴールデンベスト」、全部で20数曲入ってるというオトクなアルバムだし、なんていっても「君に捧げるほろ苦いブルース」や「ジャニスを聴きながら」、「ミスター・ロビンソン」などという70年代のヒットからおなじみ「空に星があるように」や「いとしのマックス」といった60年代のヒット曲まで網羅してあるから楽しいのだ。

 高田渡「フィッシング・オン・サンデー」、アメリカ録音でヴァン・ダイク・パークスも参加してるし、山岸のアコギも聞けるという特別なアルバム。しかしアメリカ行ってもこの人全然変わらないのだ。20代の頃からお爺さんみたいな風格があったけど、このころはまだまだ若かったんだよな。

 高田渡・高田漣「27/03/03」、やってしまった。高田渡のアルバム2枚目である。もっともこれは息子の漣のアルバムと言えなくもないので、承認する。「フィッシング~」だけだと代表的な歌が少ないので、彼のベスト盤的な性格もあるこのライブを選ぶ。

 石川セリ「ときどき私は」、NHKのSONGSでの声の出なさがあまりに衝撃的でどうしてもこの時代のアルバムを聞いてしまう。アレンジは今聞くとやや野暮ったいところもあるが、それが70年代だったのだ。ラストの「遠い海の記憶」を聴きながら長崎の海を眺めてみたい。

 Little Jive Boys「Little Jive Boys」、何故か宮崎を外して九州ツアーをする藤井君のグループ。鹿児島や熊本にはしょっちゅう来るのに宮崎は去年1回来たきり。いや、恨みつらみで選んだのでは当然なく「チャンポンダマンボ」を聞いて盛り上がるのだ、と思ったらこのアルバムには入ってなかった。

 内田勘太郎「Chaki Sings」、この夏、憂歌団の「~CHASIN’THE WIND~」を車の中で良く聞いた。あのアルバムでの勘太郎のギターは後のソロの片鱗を示している感じだ。このアルバムはスタンダードばかりを名器チャキのギターでじっくり弾いている。そういえば今年はスィング・アモールとか西藤大信とかいいギターをたっぷり聞いたな。そうそう、さがゆき、渋谷毅と一緒にやった潮先郁男も忘れちゃならないな。

 King Crimson「RED」、あかんのや、こういう音聞かんと神経が落ち着かんのや。これは一種のイノブタじゃないトラウマかいな(前も使ったネタ)。

 と、ここまで入れたのだが、まだまだデータは十分入る。明日は続きを入れるのだ。もちろんカルメン・マキのライブは入るし、当然パンタも入るだろう。しかし今、もう一度見直したけど、一体全体どういう音楽の趣味をしているのだろうか。答えは分かっている。これでいいのだ。
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コメント

むむむ、

同じような時代を通過しているのに微妙に聴いていた音楽や今も聴きたいと思っている音楽が違うのって当然だけどやっぱ不思議なもんだね。
ましたや京都時代は全く同じ空気を吸っていたはずなのに。
もちろんかぶってるところがたくさんあるのも面白いよね。

ipod

 私も最近ipod買いました。80Gを買ったので、次から次へ入れていくと、もう統一感なしです。シャッフルして聴くと、ツェッペリンのあとに、突然、加川良が出てきたり、そのあとに、ダブルドラムスが好きなのでBoredomsのノイズが出てきたりします。通勤途上、車のカーステにつないで聴いたりもしますが、落差に驚きながら、信号で止まるまで曲を変えることができなかったりです。 
 ところで、グーグルストリートビューはごらんになりましたか?京都も結構写っています。ほんやらどうや拾得も確認することができ、私は下宿跡、そして、毎日通っていた食堂を見ることができました。

 Purple Hazesさん、私も少し年度がずれますが、京都にいました。でも、私が過ごした学生会館別館と新町別館では空気がかなりちがったような気がします。学生会館別館はいろんな意味でゆがんだ空間、空気でしたから。京都会館と西部講堂みたいな感じでしょうか。

やっぱりいいものはいい

というか、Purple_Hazeさんのお好きなアメリカの音楽ももちろん大好きで、ちょっと季節がずれるとニール・ヤングだとかザ・バンドだとかライ・クーダーあたりが出てくるはずなんですが、今は無性に「歌もの」と「インストもの」が聞きたいのです。それもブリティッシュ系のややダークな音楽が。

「歌もの」には西岡恭蔵やディランⅡあたりを入れようかと思ったけど、そうするとまたアルバム選ぶのに苦労するので今回はココロを鬼にしてパスしました。

しかし、同じ時代に同じような音楽を聞いていたはずなのに、アメリカの音が好きになる人とブリティッシュ系が好きになる人、はたまたヨーロッパ系でないとダメだという人、更には毛唐の音楽はあかん、日本人なら日本人のロックをという人もいて、ま、そういういろんな人がいるから面白いっちゃ面白いんですけどね。

あ、「Kyoto On My Mind」良かったですよ。米書こうと思ったけど、ちょっと遅かったので遠慮しました。出町のの写真の横に王将と天下一品の写真があれば最強でしたね。

guevara129さん

drac-obさん貴重なこの場をお借りします。

>学生会館別館と新町別館では空気がかなりちがったような気がします

僕はバンド一筋でそれ以外の事には全く無頓着な4年間でしたが、それでもそのニュアンスはおぼろげながらわかるような気がします。
つい先日(8/15)今出川、新町の界隈を歩きましたが、新町の別館が老朽化しながらいまだに現役であったのに対して学生会館が跡形も無くなって全く別の建物になっていた事に寂しい気持ちで一杯になりました。

グーグルストリートビューは

今、見てきました。いやー、スゴイですね。大学最後の2年間を過ごした安アパート(その名を「清友荘」といいました。何が清い友だ、コノヤロー)が山崎整骨院になっていて、しかしその隣には「清水荘」(「清友荘」と同じ大家で柔道場を経営してました)がしっかり立っているのを見て感動しました。

しかし、あるべき場所にあるべき建物がなくなっており「寒梅館」などという品の無い名前の建物があるようですね。新町別館と学生会館別館の違いは確かにこんな感じですね(>京都会館と西部講堂みたいな感じ)。それとEVやAC(クーラーかな、当時だと)が付いていたかどうかという設備上の違いも大きかったですね。いや、やはり壁や通路に張られたビラやポスターが醸し出していた雰囲気も大きいか。

そうそう、グーグルと似たようなやつで、こんなのがありました。
https://www.locaview.com/index.aspx

Purple_Hazeさん、どうぞどうぞ

遠慮なさらず、掲示板的活用大いに結構です。このところコメント欄に反応があまり無くて、エントリーをアップする意欲に欠けていたので、こういうふうに場が賑やかになるのは大いに歓迎です。

しかし、なんだかんだ言っても70年代後半の京都は面白かったですね。ああ、久しぶりに学生ネタというかサークルネタのエントリーを書こうっと。そういえば夏合宿の話、最初のところで中断してるな。秋が来る前にサクサク書くぞ。

ここのコメントはついている方ですよ。
贅沢は言わないの。

まあ、反応がないと、アップする意欲が減るってのはわかりますが。

ところで、「だけど腐るのはやめておこう」ってエントリーに、ファッキンスパム虫がよく食いついてますが、なにかそういうのを誘導するようなもの(単語とか)があるんですかね。

うーん、燐さんの指摘を受けて

今、「だけど腐るのはやめとこう…」を読み直したのですが、特別エ口スパムが飛びつくような単語は無さそうです。しかし、いったいどうしてあのエントリーに頻繁にスパムが付くのか不思議です。単純に一番最初のページだから、と思ってたけど違うんですかね?

コメントといえば一頃、本文の数十倍は投稿してくれたbarrett_hutter さんはお元気なんでしょうか。楽しみだった食べ物ブログも閉じてしまって、とんとご無沙汰ですが…。

また、クソspam虫に食いつかれておるな。

おそらく、ファッキンspam貼り虫のエサは、タイトルの「くさる」ではないかと思う。
(この記事にも呼んだらイカンので、平仮名にしました)

この記事に限り、コメトラバ拒否をしてみたらどうだろう?
あるいは、試しに『クサる』に変えてみるとか。

そういえば、barrett_hutter さん、どうなさったんでしょうね。
大事が起こってなければいいのですが・・・。

早速「クサる」に変えてみました

これでどんな反応が来るかちょっと楽しみです。しかし、何ゆえに「クサる」に食いつくんだろうか。アレってクサるものですかね?まあ、クサりかけのほうが好きだという人もいるみたいだからそれぞれですが…。

barrett_hutter さんは、ホントどうしたんでしょうか?最後のほうの米でご家族の方が入院とかいう話もあったので、ちょっと気になります。そのうちメールを送ってみようかと思っています。そういえば猫○ぬきさんも最近見かけませんね。まあ、あちらは「小人閑居して不善を為す」というやつでしょう。

お気付き

とは思いますが長崎遠征中に見事に「クサる」に変えた効果が出てますね(笑)
僕も試してみようかな。

いえ、やっぱ、スパム送り虫は食いついてしまいました。

あと、考えられるのは「ホール」くらいか・・・。
ホール ホール ホール
ほうら、連発したぞ!

で、ここに食いついてきたら決まりですな。

いやいや、スパム手ごわいっす

毎日1つはどこかにくっついてきます。確かに最初のエントリーにくっつくのは少なくなりましたが、それでもそこかしこにうじゃうじゃ付いてきます。スパム送るにしても、もうちょっと楽しめるものというか、ひねったもの考えてくれないかな。削除するのも疲れます。

でも、ほんとに見てるだけで10万?って、その手にのったらアウチだ。

ホールでは反応無いみたいです

彼らもそれが仕事かも知れないけど、人気の無い小さなアパートの1室でぶつぶついいながらスパムの文言を考えているかと思うと、鬼気迫るものがありますな。

おーい、人生投げるな、焼肉焼いても家焼くなというぞ(意味不明)。

う~みゅ

くさる、でも、ホールでもないなら・・・、
あとは、コメにあった、デート ?

こまっちゃうな~ァ、デートに誘われて ♪

誰だ、下品な替え歌の方を思い浮かべたのは。

あれは、確か

こまっちゃうな、トイレに紙が無い、どうしよう、まだまだ早いかしら、マーマに聞いたら何にも言わずに笑っているだけ~とか歌ってましたっけ。

当時宮崎県の県北の小学校ではこのように歌っていましたが、皆さんの町ではどんな歌詞だったでしょうか。しかしこの替え歌といい、ブルーシャトーの替え歌といい、今と違って情報の流れる速度や量は全然遅かった60年代に何故、あっという間にしかも全国的に広まったのだろうか。不思議だ。あ、スパム相変わらず最初のエントリーに来ますな。

いえ、私が聞いたのは、紙が無いじゃなくて、どこかに毛の生えるほうでした。

ああ、オゲレツ。

例のエントリー、しばらくコメ書けないようにしてみるとか。

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ああ、ケのほうでしたか

そっちバージョンも確かにありましたね。しかし春歌にも良く「ケ」についての歌があるように、大事なものだったのでしょうね。毎朝8時にきちんと「おはようございます」といえない60過ぎの音楽通であるかのように、あ、ついこの前まではオリンピック通であるかのように振舞う下品な男も「ケ」については深刻な悩みをお持ちのようで。まあここで小○智昭などと名前を挙げてもしようがない男の話でありますが…。

匿名コメンテーター様へ

なるほど、その可能性ありますね。エサ撒いてみます。
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