3月最後のエントリーだというのに

 早いもので3月も最後の日曜日だ。はっと気が付いたらこのブログももう1週間更新していない。実は今日も朝から夕方まで終日仕事だったのだ。今月は23日の日曜以外は土曜も祭日も無しで仕事が詰まってエントリーを省みる余裕が全く無かった。頂いたコメントはその日に返事をするというのを、このブログ始めたときから守っていたが今月は大幅に遅れることが多く、この場を借りてお詫びしておきたい。ということで、ちょっと前のネタなのだが、これだけは書いておかなければというライブ・レポートを本日はお届けします。そうだ。ここで皆さんに大事なことをひとつ確認しておきたい。僕のこの「別館4階のBOXから」は音楽ブログなのだ。決して単なるオヤジのボヤキブログではないことを公然と宣言しておくっ!!

 「えー、香月さんのライブは24日、それと4月には板橋文夫と林栄一のライブもあります。こちらはベースが望月さん、ドラムが小山彰太さんという豪華メンバーですがどうします」という電話がかかってきた。毎月恒例のライブを見て日ごろの憂さを蹴飛ばそう会(緊急ネーミングであるが)の会長Y尾君からである。「え、香月さんアメリカ行ったはずだけど、もう帰ってきてるの。それに何、板橋ピアノに林サックス、ショータドラムといえばまるで山下トリオでは無いか、しかもグズラのベースつき」などと興奮して答えたのは僕である。もちろんいきます、香月さんのライブは2月に続いて連続だが前回カルメン・マキの話や音楽の四方山話をさせてもらったので、裏を返すというやつだ。それと、前回のライブは正直に言うとあまりに楽しくてついお酒を飲みすぎて挙句は演奏した曲名を忘れるという大失敗をしたので今回はその轍を踏まないようにメモを準備していくことにした。さらに毎度まいどの二人で行くのではなく、高校の同級生のお兄さんでなおかつ高校の先輩に当たる、M原さんも来るという。このM原さんは昨年のカルメン・マキや谷川賢作、そして大先輩塩次さんと妹尾さんのライブの企画グループの一員だ。

 例によってライブ前には軽く飲み食いしようということで、駅前の居酒屋にたどり着いたのは6時半過ぎだったか。暖簾をくぐるとすぐ目の前の座席にY尾君とM原さんがすでに赤い顔をしてなにやら話をしていた。僕も会話に乗り遅れないように生ビールをあおって早速雑談に参加した。M原さんは地元の時計店の社長をしているH高さんと同級生で、地元の宮崎を活性化するための音楽イベント(クラシックからジャズ、ブルースまで幅広い)を仕掛けているのだが、いわゆる業界人らしくなく、あくまで本業の空き時間に自分たちが楽しみながらいい音楽を紹介するという姿勢をとっている。もっともH高さんはジャズにどっぷりつかっているのだが、M原さんはあまりそのあたり(ジャンルという意味)にこだわりは無いようで、一緒にニュー・ヨークに行ったときには有名なライブハウスをあちこち回ったらしいが、その由緒あるハコでM原さんはグーグー寝てしまったなどというお話も伺った。

 しばらく宮崎の音楽シーンの話や、昨年の連続イベントの話などをしていたが、Y尾君がこれだけは言っておかないと、という口調で「ところでM原さん、去年カルメン・マキが来たとき何で和○なんかに連れていったんですか」と切り出した。そうなのだ。僕がマキさんのブログを読んで、これは宮崎の恥だと思ったカルメン・マキ○民打ち上げ事件だ。僕も応援した。「いや、マキさんのブログ読んでると都城では丸○のギョーザが美味しかったって書いてありましたよ。別に三ツ星レストランに連れて行けとは言いません。いや逆にそういうお店はかえって彼女には嫌がられるかもしれませんね。でも宮崎ならではの地鶏の美味しい店とか魚の美味しいところとか一杯あるじゃないですか。それを何が悲しゅうて全国チェーンの和○なんですか。いえ、別にあそこの社長が嫌いだといってるわけじゃないですよ。たかが居酒屋チェーンの社長の癖して教育に口を出すとか、若者に夢をとか、たわごと言ってるのがうざったいから、いや、それもあるけど、いい年してあのきらきらした瞳は何ですか。ありゃ絶対詐欺師の目ですよ」などと後半はやや誤爆ではないかというところもあるが、一気に問い詰めた。ついに明らかになった真相はその打ち上げは別グループの連中が主催したらしいとのことだった。マキさん、今年は必ず宮崎の美味しい店に連れて行くようきっちり言っといたので、是非また来てください。などと、ドサクサ紛れにメッセを送る姑息なdrac-obであった。

 えーと、それで今回M原さんに来てもらったのは、僕たちがプッシュしている香月さんのライブをH高社長と一緒に見てもらい、今後のイベントに是非呼んで欲しいという下心があったからだ。そのために二人していかに彼女のボーカルが素晴らしいか、ステージが楽しいか説明したが、いくら話してもそれこそ百聞は一見にしかずで、これからのライブを見て判断してくださいとお願いしてライブハウスに向かった。そうそう、その前にY尾君が前回のライブの後にカルメン・マキのCD-R(僕が2007年のライブとOZ時代の「私は風」のライブを一緒に入れておいた)を香月さんに届けたのだが、どうもケースだけで中身が入ってなかったのではという話が出た。前回、Y尾君と二人して絶対カルメン・マキを聞くべきだなどと豪語していたのにえらいチョンボをしたと全員で大笑いした。

 おなじみのLIFETIMEに着くと、ちょうどライブの準備をしているところだった。M原さんが電話しておいたH高さんもやってきて4人で同じテーブルに座った。H高さんは以前からこの店にはしょっちゅう出入りしていたようで、マスターやママに軽く会釈してた。手にはなにやらパンフレットらしきものを持っており、今度の春のイベントのポスターが出来たばかりだといっていた。ちょっと見せてもらうとフランシス・マバッペ・トライブのライブやクラシックのコンサート、地元宮崎出身のドラマー、トシ永井のライブなど盛りだくさんの内容だ。4/13~5/6までほぼ週1のペースでやるらしい。演奏するほうも企画実行するほうも大変なイベントだなと思った。ところで、以前のエントリーにも書いたが何故かジャズ喫茶には謎の美少女が出没する。今回は僕たちのテーブルの反対側に年のころは二十歳をちょいと過ぎたくらいだろうか、色の白い髪の長い女の子が一人で座っていた。大方あとで男が来るのだろうと思っていたが、1部のライブが終わるや否やさっさと帰っていった。Y尾君はしきりに声をかけておけばよかったといっていたが、声をかけてどうするつもりだったのだろう。次回のライブのときに回答してもらうつもりだ。

 と、まあ、毎度相変わらずの野郎しか登場しないエントリーだったが、今回はちょっと違った。僕たち4人が座ったテーブルの隣の席に一人の女性が腰をかけた。その女性と視線が合ったとたん「ユキコちゃん」と二人の先輩は同時に声を上げた。なんとH高社長の今回企画したイベントの最終日のコンサートに登場する外山友紀子さん本人だったのだ。気取ったところのない気さくな方でした。Y尾君は何をトチ狂ったか「僕はクラシックの人と話をするのは初めてなんです。話させてもらっていいですか」とわざわざ外山さんの席の前に移動してなにやら話していた。どんな話をしていたかは分からないが、やたらに感動していた。話の内容に感動していたのか外山さんの魅力に参っていたのかは良く分からない。馬鹿なことを書いているうちにライブが始まった。
熱演するメンバー この日カメラを注意されたので今後のアップは難しいかも

 オープニングは「オン・グリーン・ドルフィン・ストリート」。やった、1曲目から大好きな曲だ。明るいアップテンポの演奏にあわせて香月さんの伸びのあるボーカルが弾む。前回はトリオの演奏だったが、今回は大西さんのピアノにベース(栗山さんという方で宮崎大学ジャズ研、このたび卒業して実家に帰るといういわゆるファアウェル・ライブだったようです)という組み合わせ。続いて「マイ・フーリッシュ・ハート」「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」といい雰囲気の曲が続く。今回はしっかりメモ取ってるから間違わないぞ。そのメモを見るとミミズがのたくったような文字で「表情のある歌で個性を出す」などと書いている、いっぱしのジャズ評論家気取りだ、ああ、恥ずかしい。やはり彼女はニュー・ヨークに行っていたとのことで、途中のMCでそのときの様子をいろいろ離してくれた。そして驚いたのは次の曲だった。

 「次はキャロル・キングの曲で…」ここまで彼女が喋ったときに、Y尾君は「イッツ・ツー・レイトだ」と曲名を予想した。僕も多分そうだろうと思って聞いていたら「ユーブ・ガッタ・フレンド」。「えー、ジェームス・テイラーやん」と、素っ頓狂な声を上げたのは私です。香月さんは笑って「ジェームス・テイラーも歌ってるんですか」とか何とか言ってくれた。演奏が始まった。夜の街に染みとおるような歌と演奏だ。ハッ、今気がついたがこの曲は今日のライブでサヨナラするベースの彼に捧げた曲だったのではないか。「ユーブ・ガッタ・フレンド」、そういう意味で選曲したのではないかな。そしてその歌声を聴きながら僕は彼女にレオン・ラッセルの曲はどうだろうかと考えていた。「ア・ソング・フォー・ユー」もいいがカーペンターズが歌った「スーパー・スター」(男の立場で歌えば「グルーピー」になるが)なんかを聞いてみたいと思った。

 その後「マイ・アイドル」「バイ・バイ・ブラックバード」と続いて1部が終了した。ライブの間の時間に先ほどの外山さんも一緒になっていろいろ話をしたのだが、実は外山さんの向かいに赤いセーターが似合うとってもきれいなオネーサンが座っていたのに気がついた(いや、ずっと前から気がついていたのだが、ジャズ喫茶における謎の美少女の存在について考えていたので気がつかないふりをしていたのだ)。その中で僕とY尾君がこの店にライブを見に来るようになったのは1月のZEK3からだ、と僕がいったとたんその彼女は叫んだ。「ZEK3良かったですよね~。私は香月さんと一緒にこの席で見ました」。これにはビックリした。どうやらこの女性もジャズを演奏するみたいで自称「変てこジャズ」をやっているらしい。とにかくZEK3の演奏、とりわけくるみさんのピアノを絶賛していたので、僕はついに禁句を言ってしまった。「オレ、こうみえてもくるみさんとメル友」。

 ええと、このあとのことはあまり書きたくありません。でも、人間見栄を張るうちが華だと思います。男はいくつになってもオトコなんです。異性にモテタイという悲しいサガを持っています。そりゃもちろん「メル友」なんてトンでもないですよ。何度かメールをいただいたことはありますが。いえ、でもね、そういうことが言ってみたい年頃なのよ。もちろん相手にされるわけはないことは百も承知だけど、ちょっとだけでも、ね。などと妙に言い訳めいた話になるんで、今日はここでおしまい。そうそう、その日帰って香月さんのHP見てたら、あっ、この娘だ、さっき話したのは、と驚きの発見がありました。なんと香月さんはボーカルだけでなくユーフォニアムという楽器もやってるんだけど、その活動の一環として女性だけのグループを組んでいて、そこのメンバーの浜月春佳さんでした。ブラスアンサンブルDEARSです。興味をもたれた方は是非コンサートにどうぞ。オレはこっそりライブハウスに見に行こうっと。


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