2月逃げ月、3月さらさら、などと申しますが

 忙しい。毎日嫌になるくらい忙しい。今月に入って、フルに休めた日は無かったように思う。今度の祭日も午後から夜にかけて仕事が入っているし、残りの日曜日も全部仕事の予定が入っている。そのせいかどうも疲れが抜けない。毎朝起きると鈍い頭痛があって、それでも昼過ぎくらいからその痛みも忘れるくらいあちこち飛び回って、夕方帰社してからは事務処理しているとあっという間に20時を回っている。僕は、物事を途中で切り上げるのが苦手で、あるところまでやっておかないと気持ちが悪くなるので、要領よくやることが出来ない。これは仕事に限らず、人生においてもここ一番の要領が悪いのだ。余計なことを言って人を怒らせて、機嫌を損ねることも結構ある。しまった、イランことを言ってしまったと思っても後の祭りだ。もっともそういうときというのは、えてして真実(みんなが知ってるが誰も言わない、というパターンのやつね)をどんぴしゃと言い当てているので、言った本人としては間違ったことを言ったとは思っておらず、それから相当の月日がたって、あ、あのときに余計なことを言わなければ今頃はきっと左うちわだったのに、と思い出して歯軋りすることしきりなのだ。

 だから、僕のモットーは「我、ことにおいて後悔せず」とか「あえて神仏を恃まず」というような負け惜しみばかりなのだ。要するに後悔ばかりしているし、「何とかしてくれ、神様、仏様」(by 憂歌団)としょっちゅう思っているのだ。しかし、こういう性格というかもって生まれたものはなかなか直らない。今までこういう人生を送って来たのだから、これからも劇的に変わることは無いだろう。そういうことを考えながら今日も疲れて家に帰ると、テーブルの上に中学生の英語のノートがある。下の子の宅習用のノートだ。横に問題集もある。大して気にせず、遅い食事を一人で食べていると、配偶者がそのノートを開いて赤ペンでなにやら書き込んでいる。どうやら下の子の勉強をチェックしているようだ。ぶつぶつ言いながら丸付けしていたら、いきなり手を止めて「ねぇ、アーントって何?おばさんだったっけ」と聞いてきた。その昔アーント・サリーというバンドがあって、何度かライブも見たが、いまいち良く分からなかった。周りの仲間は絶賛するのだが、僕は「すべて売り物」という曲以外は好きになれなかった。ライブではビッケの弾くギターが痛々しくてよかったが。おっと、話が滑ったが、そのアーント・サリーはサリーおばさんという意味だからアーントはおばさんで間違いないと答えた。

 すると相手は「your auntって『あなたのおばさん』という意味よねぇ。じゃこれを疑問文に直すとどうなるの」といってきた。『あなたのおばさん』をどうすれば疑問文に出来るのだろうか。『おばさん?あなたの?』とでも聞けばいいのか。いや、以前から言ってることがおかしいと思っていたが、ついに脳に来てしまったのではないか、などと心配はしない。長年の経験でこれはその後に問題文がまだあるのに、配偶者が勝手に思い込みで問題を作っているのだ。適当に生返事をしていたら、下の子が出てきたのでからかい半分に「ユア・アーントの疑問文は何だ」と聞いたら「アーント・ユア」と答えた。目が点になった。何でもひっくり返せば疑問文になるわけではないと説明したら「クェスチョンマークをいうのを忘れていた」と、答えた。ますます目が点になった。こりゃ中1の基礎からやり直しだといったら母子で切れ始めた。母は何故自分がまた中学の勉強をしないといけないのだと我が身を嘆き(要するに子供に勉強させるのはいいが、親も真剣にならないといけないということをどう理解したのか、子供が勉強するときは自分も勉強しなくてはいけないと思い込んでるのだ)、下の子は「早く自立する」といってきかない。

 と、まあこんな風に日々が過ぎているのよ。もう少し余裕があるときにエントリーを書かないと話がはちゃめちゃで終わってしまうし、大体今日は車のラジオで聞いた防水携帯を糾弾する話を書くつもりだったのだ。いや、それがね、3月のこの年度替りの時期でしょ。コマーシャルも巧妙なんだよね。いきなりファンファーレか、なんかが鳴り出して「春の携帯キャンペーン!!」とか絶叫して、女性レポーターが「この時期には防水機能のついた携帯が一番のおすすめです」と言い出したわけよ。だいたい携帯って水に弱いのが常識だし、最初はへぇ、防水型の携帯が出来たのかとそれなりに感心して聞いていたわけ。すると「ハイ、この携帯だったらお仕事で忙しいお父さんも雨の中でも通話が出来ます」などとぬかしおるので「ナニ」とイラついたがとりあえず続きを聞いてみた。

 「それから、水仕事で忙しいお母さんもキッチンでらくらく通話できるスグレモノなんですよ、これは」などというの聞いて切れました、あたしゃ。そりゃ、オレたちお父さんは、働くしか能が無いよ。高度に発達したシホン主義社会の宿命だ。しかし、しかしだ。いくら働き者のお父さんでも雨に打たれて携帯で通話しなくてもいいと思うのだ。雨宿りしながら携帯すればいいじゃないか。車の中で通話すればいいじゃないか。どうして雨に打たれながら携帯しなければならないのだ。いくら防水型の最新式の携帯を買ったからといって、雨に打たれて通話するのはかわいそうだと思わないのか。それともその雨はアカシアの雨(by 西田佐知子)なのか。ほっとくとそのまま死んでしまいたくなるぞ。60年安保で敗北して虚脱するぞ。などと最後はちょっと話作ってしまったが、そう思うのだ。

 それと、僕はあまりこういうことは書かないが、お母さんも何もキッチンで水仕事しながら携帯しなくてもいいだろう。話に夢中になって携帯に洗剤かけちまうかも知れないぞ。あ、それでも大丈夫というCMなのか。まあ、この手のCMで理解できないのはイ○バの物置で、何が悲しゅうて物置の上に100人乗らないといけないのだ。しかも社長までが嬉しそうな顔をして。そうそう、それとその昔、象が踏んでも大丈夫な筆箱というCMもあったぞ。頑丈なのは良く分かるが、普通象が筆箱踏むことは無いだろう。それとも広いニッポン列島には野生の象が大手を振って歩いている県があるのか。おー、どうなんでぇ。と、疲れているときはロクなエントリーは書けないというお話でした。

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コメント

うーん、聞いてやりたいのはやまやまなんだが

残念ながら僕のPCは喋れないのだ。しょうがないから君のコメントを読んだ。そうか、32でコンビニバイトか。大変だったな。しかし、モノは考えようで人間生涯無一物と悟るいいチャンスだったのではないか。またコイズミ格差社会万歳同盟でも結成して、コンビニバイト→ネット喫茶暮らし→人生展望なし→意欲なし→もうどうでもええわ、くそったれアナーキーじゃ、頭からつま先まで真っ黒じゃというようなすんばらしい人生が開けたかもしれないぞ。

惜しいな、目先の快楽に溺れて人生棒に振ったな。もっとも時間と金は出来たらしいから、俺のブログをじっくり読んでいってくれ。そして一言「セ・ラ・ヴィ」と呟いてくれ…。

ああ、疲れているのに、早く寝ないといけないのに…。

フランスで「セ・ラ・ヴィ」と言うのを聞いて瞠目しましたわw

どうでもええんですが、イタリア人とかおもろないことがあると、すぐ「ケ・ヴィータ」とかフランス人と似たような表現したりするんですな。ところが、これって「なんちゅう人生や」っちゅ~意味で、もの凄く後ろ向きの嘆きなんですわ。ところが、「セ・ラ・ヴィ」っちゅ~のは、ELPの曲やないけど、何かイタリア人とも全然違って、もの凄い究極の人生の肯定なんですわ。

あれはブルゴーニュだと思いますけど、安ホテルでTV見てたら、夜中に地下鉄で寝泊まりする浮浪者たちのドキュメンタリーがはじまったのですね。当時、フランス語なんてほとんど判りませんけど、悲惨な生活で顔や手が変形したおっちゃんとかが、ぶつぶつ言うんですわ。それに英語の字幕がついてたので、それ見て納得してたのです。

そしたら、顔も歪んで変形した爺さんの浮浪者が、こんなこともあった、あんなこともあった、だけど今ではこんな生き方しかできないけど、「セ・ラ・ヴィ(それも人生さ)」と言ったのです。正直、衝撃で目が眩みましたわ。これ、なんちゅう凄い人生の肯定なんでしょうかw あかん、負けたと思いましたわ。

いや、フランスで浮浪者の爺さんに、人生教えられるとは、思わなんだw

グレグ・レイクのうらびれたボーカルが

切々と胸にしみる曲でしたな。ELPも「ワークス」出してから落ち目になったと言われましたが、ある面正解でしょう。もっとも「ワークス」のVol.2は実は大好きで、結構聞いていたのです。ラストナンバーの「ショーミーザウェイトゥゴーホーム」は、開き直ったELPの良さが出ていたと思うんだけどなぁ。全くシーンでは評価されませんでしたが。

まあ、「どんな人生も今の君が自ら選んだ人生だ」というでっち上げ格言を今思いついたので、しばらくはその路線で進みます。しかし、どこかで聞いたようなフレーズだが。

>無し@毎日が日曜日 さん

「小人閑居して不善を為す」と申しますが、残念ながら私やアナタのような庶民は、ヒマな生活というのに適応できるDNAを持ち合わせておりません。
「毎日が日曜日」――ステキな響きですけれど、平日があってこその日曜日なのです。実際に毎日が休日となった時に、待っているのは“空虚”という地獄です。
ローンで何かを買ったコトがありますか? 人間は、目標というモノに向かって邁進する時が、一番充実感を得られるという動物です。ところが、ローンの仕組みでは、すでに家なり車なりは手に入ってしまっている――すなわち、目標はすでに失われていることになります。目標がないのに、毎月毎月支払いをしなくてはいけない。しかも金利までついた額。虚しい。払い終わった時に感じるのは、充足感ではなく虚脱感なのです。
ナチスの収容所で、何が一番ツラかったかというと、穴を掘って、それを埋め戻すという作業だったそうです。何かを生み出すわけではなく、意味のない行為だからですね。
週末には焼肉を食べに行くために働く。調子悪くなったビデオデッキを、HDD付きのデッキに買い換えるために働く。そんなささやかでもいいから、目的を持って働くコトが、庶民にとってのシアワセってものなんです。
さあ、今からでも遅くないですから、堅実な人生を歩むことに興味を持たれたら私にメールをください。懇切丁寧にご説明いたします。初回は特別料金にてお安くしておきますゆえ。

――って、drac-ob さんの日記じゃない所に反応して、スミマセン。だって…、おもしろかったんですもん。

C'est la vie

どうでもいい話ですが、あれGreg LakeとPete Sinfieldとの共作みたいですな。知らなんだ。どうりで渋い歌詞なわけだw

Who knows, who cares for me
C'est la vie

狸さん、ナイスコメントありがとさんです

ご指摘のとおり「毎日が日曜日」なんて地獄ですよ。僕が鬱病で会社を辞めて、仕事も出来ずええと、どれくらいかな約半年、「毎日が日曜日」状態になりましたが、楽しい思い出など全くありません。朝は家族を送り出してから、お昼までぼんやり過ごして思い出したようにPCを立ち上げますが何にも面白いことが無くて、とにかくひがな一日燃え尽きたカスみたいな状態でした。散歩してもつまらないし、図書館行ってもつまらない。結局その状態から脱することが出来てからようやく喜怒哀楽が戻ってきたような記憶があります(もっともあの病気の頃の記憶はほとんどありません。脳が拒絶してるのでしょう)。

しかし、スパムの送り手に営業かけるとは、おぬし只者では無いな?

アルバム「ワークス」前後の時期は

ピート・シンフィールドの力を借りていたことが多かったようですね。ウィリアム・ブレイクの歌詞を取り上げたのも多分、ピートの影響だったような…。もっともピート・シンフィールドはソロアルバムの「スティル」のボーカルは全面的にグレグ・レイクにおんぶにだっこだからお互い様という奴ですね。

最近、後期クリムゾンやイーノの音が無性に心地よいのは何故だろう。これも疲れているせいだろうか…。
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