誰かが私の歌を歌ってくれる、私が死んだ後も(byカルメン・マキ)


 行こうかどうしようか、迷っていたのだが結論からいうと、迷っている時は先ず実行で大正解だった。そう、カルメン・マキのライブだ。正しくはカルメン・マキ、板橋文夫、太田恵資のトリオのライブだ。barrett_hutterさんから、カルメン・マキが宮崎でライブをやるらしいと情報を聞き、彼女のHPをチェックしていたら11月9日に板橋文夫とライブをやるという告知が出ていた。加川良を見に行った時に、一緒に行った連中に次はカルメン・マキに行くといったら配偶者をはじめ皆からアンジェラ・アキなら行くなどと言われ非常に憤ったことがあった。それはさておき今月は何かと音楽関係に予算を使い果たしていたので、どうしようと迷っていたのは事実なのだ(この前のエントリーのタイトルに書いたように松村雄策の1枚目をアマゾンで買い、加藤和彦の「それから先のことは」をタワレコで注文して、さらに今日は下地勇の注文していたDVDが届いたのだ。僕の乏しい小遣いでどうしてこんなにCDやDVDが買えるのかと配偶者がやや疑惑のまなざしで見始めていた午前8時というわけなのだ)。

 余計な話はさておき、9日のライブのチケットを入手しようと思い、HPで調べた連絡先(個人の携帯番号になっていたのがちょっと???だったが)に電話したのが、先週の日曜日。電話しても出なかったので、まあいいかと思っていたら折り返しかかってきた。「カルメン・マキのチケットが欲しい」というと、某NPO団体の電話番号を教えてくれて、そこに問い合わせるよう言われた。言われるままに電話すると、既に前売りは売り切れで当日券しかないという。色々聞いたが対応が非常に不親切である。前売りで80枚ほど売れたのでもう無いとか有名な時計店の旧店舗だから分かるでしょうとか、およそ人に物を教える、ましてや間にお金が介在する商取引にあるまじき不親切さだったので、もういいやと短気を起こしかけたのだが、カルメン・マキを今度いつ見ることが出来るかと考えたら、このくらいのことは辛抱せねばと思った次第だ。

 それにしても一人では寂しいので、友人のS君を誘ったのだがイマイチ乗りが良くない。配偶者に至っては、一緒に行く人間が居ないなら、行ってやってもいいなどと恩着せがましいことを言うので、てやんでぇ、オレは腐ってもタイだ、と訳の分からない理屈で断った。加川良のときのようにライブの最中に寝られて、挙句はどこがいいか分からないなどと言われた日には、日ごろ温厚でなるdrac-ob君も激怒するというものだ。

 つまらない日々はあっという間に過ぎて、今日はライブの当日だ。仕事を6時過ぎに片付けて、今日は7時以降は携帯にも一切でないと宣言した。自宅に戻り、配偶者にライブ会場まで送ってくれと頼むが、時間が間に合わないので自転車で会場に向った。地図はネットで調べていたので迷うことなく着いたのだが、どうも様子がおかしい。そこは宮崎市民なら誰でも知ってる某時計店の本店で確か空き店舗でライブするとか電話で言っていたはずだが、どう見ても空き店舗などではなく、黒い制服を着た女性店員達が店内を歩いている。ええい、ままよと思い店内に入り近くにいた店員に、今日ライブがここであるのかと聞いたところ、それは旧店舗で道路挟んで反対側のところだと教えてもらった。急いでそちらに向うとありました。窓ガラスになにやらポスターが貼ってあり、それ風な人たちが出入りしている。聞いてみると間違いなくそこが会場でした。
ライブ会場の某時計店の空き店舗

 19時から開場だというので、外のベンチで座って待っているとチケットを片手に並んでる人が10数人いる。それから5分もしないうちに19時になり、会場に入れたがステージ前から3列目のところの席が確保できた。ライブハウスではなくもともとが普通の店舗にステージを仮設して、そこにアップライトのピアノとマイクスタンド、モニター類が無愛想に置かれていた。パイプ椅子に置かれたチラシなどを見ながら開演の19時半まで待つ。お客さんの年齢層が圧倒的に高い。ダンコンの世代、おっと違った団塊の世代の人たちがほとんどだ。皆頭髪に白いものが混じり、いやもっとはっきりいうと黒い部分がないとか、あれ、小倉○昭かなというヅラ疑惑のオジサンたちが多い。いや女性の方たちも非常に上品な高齢な方が多く、マジでライブに来たんですかといいたくなるような人も多かった。後で気がついたのだが、良く考えると僕もワンオブゼムであるから、あまり偉そうなことはいえない。

 席はいい場所が取れたので、のんびりあちこち見ていたら、前の席にネクタイ姿のサラリーマンが2人連れでやってきた。その片方の横顔に見覚えがあり思わず「Y尾君じゃない?」と声をかけたら、相手は一瞬固まり「drac-ob君?」と聞き返してきた。なんと高校3年間同じクラスで、75年に無一文で僕の下宿に同級生にと一緒に転がり込んできたY尾君その人であった。そういえば確かに彼は高校時代からカルメン・マキが好きだった。いや、それ以上に彼が好きだったのは確かオールナイト・ニッポンのDJのカルメンではなかったか。「ウソみたい」などというシングルも彼は持っていたはずだ。などと、恐らくは70年代前半に深夜放送を聞いていた人しか分からない話は止めて、偶然の邂逅にお互い驚いた。多分10年以上は会ってなかったと思う。今どうしてるかとか、今日は時間がないのでまたゆっくり会おうとか話した。学生時代の友人というのは、普段会って無くてもすぐに昔に戻れるのがいい。

 開演時間になり、ステージに今回のイベントの仕掛け人たちが登場した、僕は知らなかったのだが、宮崎でも地道にイベントを行ってる人たちがいて、今年はそういうイベント団体を結集して中心街活性化に繋げようという大胆な企画を立てたらしい。映画や、クラシックのコンサートなども今月沢山あるようだ。僕が気になったのは、我が大学の先輩である塩次伸二とウィーピングハープ妹尾の「妹尾&塩次」ブルースバンドのライブだ。他のメンバーは松本照夫と大西真だ。行きたい。行きたいがどう予算を組むか。24日土曜日というのも渋い。渋いのがブルース、と頭の中は錯乱状態。まあ、多分何とかなるだろう。そうこうしている間にステージ横の階段から(ここは普通のお店だったので、ステージ横の階段で2階につながりそこにトイレや控え室があった)、板橋文夫と太田恵資が登場し早速演奏を始めた。板橋は予想以上にフリーでアグレッシブで拳骨ガンガンで迫力満点だった。太田恵資のバイオリンはちょっと音のバランスが悪くて、ピアノの音に消されるところがある。10分近いインプロヴィゼイションが終わったと思ったら、いきなりカルメン・マキが登場した。ずっと階段のほうを見ていたのだが、突然客席から登場したので少し驚いた。

 ショールを羽織って、70年代80年代には理想のプロポーションだった体型がややふっくらした感じはあるが、ときどき見せる拗ねたような表情は相変わらず幻惑的である。1曲歌い「今歌ったのは記憶の海というオリジナルです」みたいな説明があった。僕は何となく彼女のステージではMCはないと思い込んでいたのでそのまま話し始めた彼女をぼんやり眺めていた。「旅に出たのは88年が最後。今から20年位前ね。インドに4ヶ月そしてスリランカ。ああ、あと何回旅に行けるかしら。行きたいところはいろいろある。特にアフリカ。アフリカで月を見てみたい」

 僕はわが耳を疑った。「え、ということは、何、2曲目でアフリカの月やるの、そんな、まだ心の準備が出来てないのに、おねーさま、あ、あ、僕もう・・・」。何を隠そう、僕は今日のライブで一番聞きたかったのが「アフリカの月」。それをライブが始まって2曲目にやってくれるなんて。予想通り板橋のリリカルなピアノに導かれて、酔いどれ船乗りの身の上話が始まった。西岡恭蔵が作り、大塚まさじが、加川良が、いろんなステキな歌い手が歌い続けた名曲。カルメン・マキは声量豊かに、ゆったりと歌い上げた。それから、何曲か歌い、ある曲を始めた。最初は無伴奏で「サムタイムアイフィールライクア~」と歌ってるのだが、最後が少し聞き取れない。太田のバイオリンはいつの間にかエレキバイオリンに持ち替えられている。弾き始めた音色がまるでカモメの鳴き声のようだ。「サムタイムアイフィールライクア、マザーレスチャイルド~」マザーレスチャイルド?母のいない子?彼女の名前を一躍有名にした60年代末期の大ヒット曲「時には母のない子のように」だった。

 会場にいるみんなが、一瞬60年代末のあの時代にタイムスリップしたようだった。あちこちで聞こえる反乱の音。炎の燃える音、クラクション、放水の音、ガス弾の臭い、街中に現れた幻想のバリケード。そして物憂げなマキの歌声。しかし曲が途中でかすれたような歌声に変わる。「サマータイム」だ。最初は穏やかに、ゆっくり始まったこの曲が段々熱を込めた演奏とマキのボーカルの絶叫に変わっていく。そして、サマータイムの後半にジャニス・ショップリンがマキの上に降臨した。若くしてドラッグのためにその命を落とした薄幸な白人女性。トンボメガネの良く似合った垢抜けないシンガーだったが、歌を歌わせると誰もがその才能に驚いた。「サマータイム」は彼女の十八番だった。そのシンガーの存在がフォークシンガー(?)だったカルメン・マキにロックを歌わせることになった。などと知ったかぶりして書くと、マキさんから「ウィキペディアっていうんですか、ネットの情報もデタラメばっかりですよね」などと批判されるので注意しよう。

 板橋はピアノだけかと思っていたら、突然カウベルというかハンドベルを鳴らし始めて、さらにそのベルを太鼓(デンデン太鼓という奴だ)にぶつけリズムを取り始めて、右手でベルを鳴らし左手でピアノを弾くという演奏を始めた。マキも手拍子をとり、会場中が盛り上がった「アジットさん」。あっという間に1部は終了した。そうそう、このブログのために演奏中の写真を撮ろうと思ったのだが、会場の雰囲気がそれをさせてくれなかった。それと歌っている途中のマキが指で×印を作り、最前列の客のほうを見たので、何だと思ってみてみると、携帯で動画をとっている若い男がいた。写真はともかく動画はダメだろうと思ったが、まあ、これは五十歩百歩という奴だろう。マキさんに注意されなくて良かった。
開演前のステージ ホントはマキさんを撮りたかった

 ライブが始まる前に、ステージ中央においてあった小さなテーブルに赤ワインとグラスが用意された。歌いながらマキが少しずつ飲むのだが、本人曰く「普段は全然飲まないのにステージに上がると飲む」とのことだ。結構ボトル半分以上は飲んだのではないか。会場で缶ビールとお茶を売っていたがどちらも売り上げはよくなかった。せっかくのライブなので、僕も缶ビールをちびちびやりながらリラックスしてライブを見た。しかし缶ビールを飲むと生理現象が、ま、その、トイレが近くなる。1部終わった段階で2階のトイレに行ったのだが、ビックリしたのはトイレのあるスペースの反対側がパーティーションで仕切ってはあるものの、ミュージシャンの控え室になっていて、ソファでリラックスしているマキや板橋を見れたのは儲けものだった。しかし、トイレは1つしかなく、僕が用を済まして出ると、そこにはトイレ待ち女性が10人くらい列を作っていた。

 2部は明るい歌から始まった。「にぎわい」という漁のうた、「かもめ」という海の歌。マキ自身は鎌倉生まれだが、物心ついたときには東京で暮らしていたので鎌倉のことはほとんど覚えていないらしいが、やはり海のそばで生まれたから海の歌が好きだと呟いていた。そう、マキさんのトークは詩の一部を読むというかモノローグというか、芝居のセリフみたいでかっこよかった。

 2部で印象に残ったのは「虹の彼方に」。毎度おなじみの大スタンダードだが、アレンジも随分凝っていて、特にビックリしたのはこの曲でも太田恵資はエレキバイオリンを弾いたのだが、途中で弦を弾きはじめそれがベースラインを奏で、板橋のピアノにバッチリ絡んでいたこと。会場も手拍子で、身体も自然とスィングして、楽しい演奏と歌だった。もう1曲印象的だったのは70年代に自殺したサックス吹きの男と彼の死後自殺した女性の作家のことを歌った歌、と解説した歌。マキの書く詩は基本的にフィクションというかモデルが存在するとの説明もあった。その「荒野を走るしなやかな獣」というイメージに阿部薫と鈴木いづみを思い出した。マキさんはその二人を世間ではロクデナシというけど、本当に自分に正直に素直に生きた人たちだったのでは、と投げかけた。

 そうだ。このトリオで作った新曲ということで「バー・フライ」というオシャレな曲もやった。ピアノが軽快で、何となく聞き覚えがあるなと思ったが「ブラームスの子守唄」からインスパイアされた曲かなとも考えた。もっとも、そんなことはどうでもいい。歌詞のダブルミーニングににんやりして聞いていた。途中で太田がハンドマイクを使ってフランス語(?)らしきせりふを言うところも面白かった。あっという間に2部も終わりの時間が近づいた。メンバー紹介が終わり、大きな拍手の中、メンバーは階段を上がっていった。もちろんお客さんはアンコールの拍手の渦である。このところ加川良で省エネ型アンコールになれているせいで、これほど長く強く手を叩き続けたことは近年なかった。

 アンコールにこたえて1曲歌って、歌姫は階段を上がっていきその後降りてくることは無かった。板橋と太田の熱い演奏は続いた。しかしそれも終わりの時間が来た。再度大きな拍手に覆われて、2人のミュージシャンが同じように階段を上がっていった。客電が付き、イベントの主催者がお礼の言葉を述べて、ライブは終わった。Y尾君とまた今度ゆっくり会おうと声を掛け合い、会場を後にした。もちろん「時には母のない子のように2007」のCDは買った。その時、しばらく待っているとサインがもらえると聞いた。どうしようか、迷ったがもしサインをもらえるとしたら、嬉しくて抱きついてしまうかも知れないと思い止めた。いやあ、書き忘れたけど、2部ではショールを脱いでラフな格好だったけど、ホント素敵だったのよ。カルメン・マキは。

 家に帰り早速CDを聞いた。しかしたった今聞いてきた音が凄すぎて、もちろんこのCDも大変素晴らしいのだが、やっぱり音楽はライブだ。あの音楽が言葉が生きている(ライブ)時間はなにものにも変えられない。いやー、やっぱり行って正解でした。



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コメント

アフリカの月・・・これは聞いてみたかった。
「にぎわい」「カモメ」・・・マキがマキを歌ったのでしょうか?
そうだとすると、カルメンももうあの初期の暗い眼をしただけのカルメンマキではなく、相当のミュジシャンとなっているのでしょうね。

彼女の今を是非聞いてみたい。

1回生の頃

友人に頼まれてギターを弾いたバンドで演奏したのが私は風でした。カルメンマキというと僕はその頃のロックなイメージが強いです。今回は落ち着いた感じのサウンドだったのでしょうか。
塩次さんはとても精力的にLIVE活動されてますね。関東地区でもあちこちに出没してます。
確かにLIVEではパッケージでは感じられないミュージシャンの息遣いのような物が感じられますね。

え~、まぁそういう感じですよね

私も、CDも買いましたし、この組み合わせは当然みてます。私はある程度彼女を継続的に見ているので、当然思うところは違いますが、概ねそういう話でした。

主催者の対応が悪いのは、彼女自身が出演交渉とかにも関わっているので、イベントの素人さんでも受けているからでしょう。いっそ、drac-obさんが運営に絡んでしまえば、もっと対応いいかもw

話は飛んで、私が板橋文夫を知ったのは、渡辺香津美の「Monday Blues」からだから、結構長く聴いているかもしれません。ですが、如何せんPianoの巧拙というのは判るのですが、その面白さまで理解できない困った人なので、お恥ずかしい話ですが、あまり熱心に彼の音源を聞いた記憶がありません。もちろん、色々なCDで彼の演奏は知っていました。

太田恵資ですが、私はMunir Bashirの音源を追いかけいたので、
その関係で彼が民族音楽系で演奏しているCDは何枚か持っていました。実際に生で聴いてみると、意外にStéphane Grappelliなので、成る程なぁとは思いましたね。

個人的感想としては、言いたいことは多々あるのですが、敢えてこの件はしばらく沈黙しようかと思ってます。取り敢えず、お楽しみ頂けたようで、薦めた側としては嬉しく思っております。

行きゃぁよかったなぁ。

某NPO団体からインフォメーションのメールを貰っていたのだけれど、
どうしようかなぁと思いながら、行かずじまいでした。
drac-obさんの日記を読んで、あぁあ、やっぱ行っとけばよかったなぁって
後悔しました。お、写真、座ってるのはまさしくI君ですね。

いえ、sawyerさん。マキのオリジナルなんですが

こちらもマキも負けず劣らず素晴らしい歌と演奏でした。カルメン・マキは70年代から好きで聞いていましたが、浅川マキはあまりにも暗すぎてアウトでした。DRACのBOXに、いつも必ずアルバムが置いてあり(浅川のほうです)、暇さえあればターンテーブルに乗せる先輩がいて往生しました。タバコはロングピースか時にはカンピーで、手に持ってる分厚い本は「ドグラ・マグラ」という暗黒世界の方でしたが、料理が上手くて、カレーの隠し味に醤油を入れると美味しいということをその先輩から教わりました。元気でやってるかなNさん。

「私は風」のギターを担当されたんですか

気分は春日ハチ博文ですね。今聞くと、やたらドラマチックなアレンジに思わず苦笑いしてしまいますが、初めて聞いた時はしびれました。英米のロックこそが、ロックだと思っていた連中に強烈なパンチを一発お見舞いしたようで、快哉を叫んだ覚えがあります。日本人は日本語のロックをやるべきだというのが、当時からの僕の考えでサークルの研究会では、日本のロックを馬鹿にする圧倒的多数に対して、華々しく戦った思い出があります。まあそのかいあって、77年以降はサークルのヘゲモニーを握り、文句を言わさなかったから、相当恨まれたかも知れません。その辺の話はsugarmountain君が詳しいでしょうが…。

カルメンのオリジナルですか。浅川の曲でもピッタリだと思うところはありますね。缶ピーというと安田南を思い出します。
ドグラマグラは、途中で読むのを放棄してしまいました。

barrett_hutter さんのおかげで

マキの歌う「アフリカの月」を聞けました。マキのボーカルも良かったですが、共演の板橋文夫と太田恵資も良かったですね。板橋は今は亡きフェニックスジャズインで何度か見た記憶がありますが、あそこまでパーカッシブなピアノだとは思いませんでした。もっともここ10年ほどは聞いてなかったので、ミュージシャンの変化に疎かっただけかもしれませんが。太田恵資は、音のバランスが悪かったのが残念でしたが、興味がわきました。バイオリンというとすぐ、ダリル・ウェイやエスペラントを連想して勝手にイメージを決めてしまう悪い癖があります。しかし、今回のライブでその偏見は解消されたと思います。

最近ブログの更新が止まってますね。楽しみにしてるので、是非また新しいエントリーをお願いします

やらぬ後悔よりした後悔とかいいますが

本当、後悔先に立たずというのはこの手のイベントですね。僕も変に依怙地なところがあって、素直にイベントに参加することが出来なかったのですが、最近とみに人格が円満になり地方文化の発展のために、貢献できるところは貢献しようではないかと考えるようになりました。いや、イベントの企画とかはもうゴメンですが、客として参加して盛り上げるのもひとつの貢献ではないかということです。

うーん、我ながら人間性に丸みを帯びてきたな。

ああ、説明が悪くてすいません。

「かもめ」は♪おいら~が、恋し~た、お~んなは、港まちのあばず~れ、い~つも、ド~アを開けたままで着替えして~の「かもめ」です。浅川マキより、ちょっと素直に歌ってるかなという印象です。

「ドグラマグラ」は学生時代に初めて読んで、なんじゃこりゃぁという感想だったのですが、働き始めてから文庫でまた読み、読み直すたびに印象が違う不思議なおどろおどろしさが溜まりません。夢野久作はほとんど読みましたが、「ドグラマグラ」と「いなかのじけん」が一番好きですね。

え~、帰ってまいりました。

え~、道場から稽古を終えて帰ってきたら、レスついてるのでもうちょっと。

太田恵資のバランスが悪かったというのは、実に残念です。彼は、エコーのリターン速度をペダルで調節したり、プリ・アンプ(良く判らないが多分そうかな?)のトーン・コントロールを微妙にペダルで調整したり、オート・ワウを使ったり(ワウ・ペダルじゃないのが不思議)、結構微妙な芸をやってましたね。そういうわけで、実は今回の聴き物はカルメン・マキではなく、太田恵資だったかもしれません。

彼は、サラマンドラで組んでた勝井祐二ほど世間受けするところで勝負してないので、ちょっと地味ですが、やってることはかなり凄いですよ。ただ、あの芸は一般受けは、しないかもしれません。そこが歯痒いですね。

板橋文夫は私は良く判りません。ハノンの暗い記憶のみで、Piano自体が良く判らないので、論評できません。ですが、至近距離で聴くと成る程、この人滅茶苦茶上手いわとは思いました。まぁ、大御所扱いされるのは本人も不本意でしょうから、変に持ち上げませんが、生で聴くと破壊力ありますよね。

ところで、ご承知のように、「アジットさん」あたりでやってるのが、本来のこの二人の芸なんでしょうね。別に、Asmahanのように歌えとは申しませんが、ちょっと遠慮し過ぎかなぁとは思います。

しつこいようですが

「にぎわい」
ほんの少しばかり遠出したくなった。今夜の俺はドコへ行くのだろうか。
港にたたずめば、秋ももう終わりさ、尾も出さずに入られなかった。
ちょうどこの港がにぎわってた、あの頃のことを。

もしワルツで、上の歌詞なら
「かまやつひろし」作詞浅川マキの作曲した歌です。
紀伊国屋ライブに収録されていますが違うかな・・・

太田恵資のHPを見てビックリしました

同い年でお隣の熊本出身ではないですか。モッコス太田だったんだ。しかも大学は鹿児島大学らしいので、もしかしたら友達の友達くらいはいるかも、などとミーハーなことを書いてしまいました。しかし、一緒に演奏したミュージシャン達が凄すぎですね。日本のフリージャズ界、いやジャズシーンの個性派ばかり。キヨシローのバックまでやっていたとは知りませんでした。

しかし、共演アーティストが友部正人、千野秀一、灰野敬二、巻上公一、内田勘太郎って共通項はなんなんだ、といいたくなる幅広さです。しばらく追跡してみます。

正直、僕は初めて聞いた歌ですが

1部があまりにも暗いマイナー調の曲ばかりだったので、2部のオープニングを飾ったこの曲がメジャーで、明るい歌だったので印象に残った次第です。次の「かもめ」はさすがに知ってる歌だったし、2曲続けて陽気な歌で良かったという記憶しか残っておらず、したがって歌詞も頭に残っていません。マキのアルバムに入ってないか調べましたが、ちょっと分かりません。彼女の好きなアルバムに浅川マキの「ダークネス」が入ってるので、もしかしたらそうかもしれませんね。

sawyerさん、大正解でした

今日、闇のルートから「DARKNESS」を入手して、「にぎわい」聞いてみました。この曲に間違いありません。ちょっと昭和の歌謡曲のフレイバーのある、小粋なワルツという感じの曲ですね。カルメン・マキ、結構浅川マキから影響受けているというか、彼女にとって尊敬するミュージシャンの一人なので、おのずと似てくるところがあるのかもしれません(最近「リスペクト」なる言葉が良く使われていますが、これほど敬意を感じない言葉はないと思っています。おっと、これは誤爆でした)。

非常に嬉しい気持ちで聞いていたのですが、寝る前に「セントジェームス病院」を聞くのは止めようと、今決めました。
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