丸ごとパクリ企画~僕の音盤生活ナイスミドル篇

 実はこのエントリー、昨日の日曜日にゆっくり書くつもりだった。ところが晩御飯を食べて、ちょっと食べ過ぎて横になり転寝(僕の生まれた漁村では「いどこね」という言い方をした。囲炉裏の周りでのんびり寝てしまう感じがして、ちょっと好きな表現だった)していたら、丁度大淀川沿いのホテル街でお祭りの花火が上がり、その音を聞いているうちに本格的に寝てしまった。ハッと目が覚めたら10時過ぎで、それからPCを立ち上げようと思ったが、配偶者から日曜くらいは、あのキーボードの音を立てないでくれと哀願され、あんまり突っ張っていると来月は加川良のライブもあるし、パンタの再発もあるし、どう考えても通常の小遣いでは不足するので、ここは堪えがたきを堪え、忍びがたきを忍び、ブログの更新は一日伸ばしにしたという寸法だ。

 いや、このところザビギニングオブ「僕の音盤生活」といった話を書いていたのだが、その続きを書こうかと思い、何か面白そうなネタはないかと本屋をうろついたら、レコードコレクターズの9月号が目に止まった。昔、若い頃は「ニューミュージックマガジン」批判などをしていたこともあり、この手の雑誌はほとんど立ち読みオンリーだったのだが、ドアーズの特集ページをパラパラ見ているうちに欲しくなった。欲しくなったからといって勝手にバッグに入れて出て行くと、これは「万引き」という行為になり、かの平岡正明であれば「犯罪者同盟」などといって正当化できるかもしれないが、この国に「革命」は最早金輪際起こらないだろうから、虞犯中年となって新聞の片隅で恥をさらす(by R・E・D)のは真っ平ゴメンでちゃんと700円なりを支払ってお店からでてきた。余談というか豆知識なのだが、まだ若い頃の泉谷しげるがあるとき物凄い剣幕で周りの仲間に当り散らしたことがあり、そのときに叫んだ言葉が「お前たちとはもう、カナワサイ付き合わないからな!!」…。えーと「コンリンザイ」を「カナワサイ」と読んで恥をかいたというお話でした。

 さてそのレココレ(ちょっと通みたいでしょ、sugarmountain君がこういう言い方をしたので、何でも略すのは日本人の悪い癖だと諭した僕であるが、ちょっとイチビッて使いたいのだ)、レイ・マンザレクのインタビューも良かったし、ブルースブラザーズの写真も良かった。他にも面白い記事が沢山あって、こんなことならもっと早くから買っておけば良かったと思ったのだが、実は一番面白かったというか興味深かったのは本編の記事ではなく、コマーシャルというかレコード会社の宣伝のページがダントツに良かったというか、ええ、うそ、ほんとという感じだったのだ。何をそんなに泡食ってるのか、と聞かれると、先ずこの話からしていきたい。表紙あけていきなり目に入った文字は「デビュー40周年記念 ニルソン紙ジャケット・コレクション」である。

 オイヲイ、ついこの前までなかったことにされていたニルソン大先生ではないか。僕が去年東京に出稼ぎに行った理由のひとつはニルソンの「俺たちは天使じゃない」と「眠りの精」を入手するためだったのだ。いやー、ニルソン大好きなんです。もっとも初めて聞いた時は「ココナッツ」というシングルでこれは最初どうしても好きになれず。夜ラジオのヒットチャート番組を聞いてる時に「次はニルソンの…」とアナウンスが入ったら、すぐにラジオのスイッチを切り2分半ほどしたらまたスイッチを入れるというくらい嫌いだったのだ。正直「ウィズアウトユー」も最初はあまり好きではなかった」。しかし、大学に入った75年に「俺たちは天使じゃない」をあれは十字屋だったか都レコードだったか、試聴したところいきなりピアノのデモ演奏がはじまり、クレジットにもこれはデモ演奏です、完成品は次のアルバムまで乞うご期待、みたいな事が書いてあり、人を食ったやつだなという第一印象が曲を聴くうちに段々快感になってきて、いやもうすぐ買いました。

 ジャケットが2枚あって、1枚目はラテン語で「Duit On Mon Dei」、2枚目には英語で「God's Greatest Hits」と書いてあり、いやそこに付け足しで「Formerly」などと書いてあるのだから食えない親父だ。サウンド的にはヴァン・ダイク・パークスが全面的に参加してるので、スティールドラムが歌いカリプソが、ラテンが、いやもう大賑わいのごった煮的サウンド。「コジャック・コロンボ」などと当時のUSAの人気刑事番組をおちょくった歌も楽しかった。と、思うと「サーモンの滝」のようなシリアスな歌もあり、4オクターブは出るといわれたニルソンのボーカリストとしての魅力たっぷりのアルバムだったのだ。丁度、大学のサークルの先輩でやはりニルソンが好きな人がいて、その人から「ハリー・ニルソンの肖像」を借りて聞いたら、こちらはまたビックリ。選曲のセンスの良さ、アレンジの趣味の良さ、もう腰を抜かしましたね。

 丁度その頃、シンガーソングライターが好きで、ランディ・ニューマンも聞き始めた頃だったのだが、「セイルアウェイ」や「ライブ」など味はあるのだが、惜しむらくはボーカリストとしての魅力に乏しかった。しかし、そのランディ・ニューマンが作った曲をニルソンが歌うとこれはもう最高のコンビネーション、まあ、スタンハンセンとブルーザーブロディがタッグを組んだようなもんで、って、これはプロレス好きでないと分かりにくい例えだった。したがってニルソンの「ランディ・ニューマンを歌う」は、もう宝物のようなアルバムでした。そのニルソンも亡くなってはや、十数年。ここ何年か「俺たちは~」はもちろん「プシーキャッツ」も中々手に入らなかった。したがって去年ニルソンのCDが手に入った時は大喜びだったのだ。

 しかし、今回のキャンペーンでは「スキドゥ」なるアルバムは日本初CD化だというし、各アルバムにボートラ(またまた余談だが、僕はこの「ボートラ」という言葉を見聞きすると「棒虎」と頭の中で変換してしまい、どうも棒のように突っ立っている阪神タイガースの人形をイメージしてしまうのだ。何かの病気だろうか)が沢山入ってるのよ。8.22に1枚目の「パンディモニアム~」から「シュミルソン」までが再発(しかも紙ジャケだよ)され、9.26には「シュミルソン二世」から「クニルソン」までが再発になる。ああ、困った。お金が足りないぞ。しかーし、困ったのはニルソンだけではなかった。レココレを読み進むうちに僕はとんでもないレコードのいやCDの再発を知り、半狂乱に陥るのであった。いかん、もうこんな時間だ。続きは明日以降に。次回登場予告はソーニャ・クリスティーナ、ユーライア・ヒープのいたブロンズレーベル、ブレッド!!そしてあのロッキングオンのスターティングメンバーのあの人の話も…。
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コメント

音楽誌といえば

「いどこね」は「居所寝」または「居床寝」でしょうかね?

中野のブロードウェイという、下は商店街、上はマンションという複合施設ですが、「まんだらけ」というマンガ専門古書店があって、オタクの衆がよろこびそうな店が集まり、ミニ秋葉原と化しています。
中古CD店も充実していて、我が家の散歩コースですが、一昨年あたりだったか、音楽関連専門の古書店ができました。音楽雑誌の古いものが、かなりの品ぞろえです。ダンナさんは時々「こんなの見っけちゃったよ~!」なんて、古いフォーク雑誌なんか買ってます。
ま、今はネット・オークションなどでも、手に入るようになりましたが。
昔は、何誌も買うほどお金なかったですもんねー。定期的に買うのが1誌あって、特別好きなミュージシャンが特集にでもなっていれば、しかたなくなくほかの雑誌も買うというパターンが、普通の中高生でしたよね。

「まんだらけ」はこちら宮崎にはないのですが

「本だらけ」の姉妹店でしょうか?何となくインビな感じがするのは気のせいでしょうか?

ホント、一番音楽の情報が欲しかった中・高生の頃には、よく本屋で立ち読みして情報を得てました。先日「日本ロック雑誌クロニクル」という本を買って、ミュージックライフからロックマガジンまで連綿と続いた日本独自のロック雑誌の歴史を再認識しました。エントリーに書こうかと思いましたが、ちょっと硬い話になりそうで僕のブログには似合わないかと思いやめました。

ダンナさんの「こんなの見っけちゃったよ~!」という雰囲気いいですね。ちなみに僕はあるロック雑誌に影響されて、ミニコミ作りに参加しました、っていうとネタバレだな。

休みの日に転寝をすると体重が減る私です。←ホントです!1kgくらい減ってます。

ミュージックライフでクィーン特集などを切り抜いて貯めていた
ミーハーな中高生でした。
チープトリックのロビンザンダーなども眺めておりました。
当時の雑誌は高く感じたものです。

我が家のすぐ近くに意外な掘り出し物のある
チェーン店ではない(←ここがミソ!)ブックオフのような中古屋があり
そこでは漫画や文庫本CDなど定期的にチェックに通っており
かのsugarmountain氏も先日我が家に来た折
朝いきなり蒸発したと思ったら
前日私が口走ったのを覚えていて少し買いものをしてきたようです。

drac-obさまも是非我が家のお越しの際は是非オススメします。

ニルソンの表紙に引かれて

ストレンジデイズの9月号も買ってしまったdrac-obです。いや、この手の音楽誌は見ない時は見ないけど、いったん気になり始めるとつい買ってしまいますな。一頃のAERAとかオヤジロックとかいう雑誌も買っていました。もともとが活字体質なので音楽を活字で追体験して喜んでいるのだ。

そうですか、そんな面白そうなお店があるとは楽しみですな。sugarmountain君の場合は一種のビョーキだろうが、僕も機会があればお邪魔したいですね。

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dis"N"dAT

本人は娯楽で作った意味のないグループだから笑いだけでしょう。でも血縁からすると、ただ単に迷惑な表現。

何も知らない人が読んで犯罪者同盟って何?万引きしても許されちゃうのか…

って思われたら迷惑なだけ。なんの意味もなく犯罪者と無縁の犯罪者同盟の平岡正明が万引きしても許される。犯罪者同盟ってそんな同盟だったのか!
その血が流れる長男としては、ちょいと迷惑な表現ですが、同業者の方ではないらしいので… どうでも良いです(笑)

横濱N・Hさん、コメントありがとうございます

「犯罪者同盟」については、別段他意はありません。文章の中のクスグリとして使わせていただいたのですが、ご指摘のような不快感を与えてしまったことはお詫びしたします。平岡正明さんの著作は好きで、いろいろ読ませてもらいました。やはりいろんな意味で影響を受けたのでしょう。突然○○宣言とか○○は××である、などというフレーズが浮かんでしまいます。

ところで、平岡氏のご長男ということは延安さんでしょうか?映画「夜を賭けて」の警官殺しの演技良かったです。これをご縁にまた遊びに来てください。あ、もちろん僕は「同業者」ではありません。

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