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中山うり 新作『カルデラ』全曲解説などというおせっかい

アルバム

 このエントリーを書く前に、過去のうりちゃんのライブレポートを見なおしてクリビツテンギョウ。僕は根気がないし、やったらやりっぱなしな性格であることは百も承知していたが、しかし、まあ、ここまでいい加減、でたらめ、さっさとくたばれ的人間だとは思わなかった。実は中山うりのライブ、2015年に宮崎市で初めてのライブがあって、そのあと2016年、そして昨年2017年はソロ・ライブも見た。昨年は二度宮崎に来たが、都城という島津テリトリーの街だったので、そちらは行けなかったが、まあ過去3回連続で見ている。そして、それぞれのライブレポートを書いて拙blogにアップした気になっていた。ところがどうした。2015年は初のライブだったので、我ながら力の入ったエントリーをアップしたつもりだ。そして2016、11月5日に『本編:中山うりのライブと新作について考える 第1部』としてアップしながら、第2部をアップしていない。ましてや2017年のカレーショップハバネラでのギター一本でのぼっちライブはエントリーすら書いてなかった。

 正確にいうとどちらも途中まで書いて投げだしてしまい、そのままになっているのだ。2006年からblogを始めたが、最初はFC2のサイトに直接エントリーを書いてアップしていたのだが、あるとき書きかけのエントリーが全て消えるという経験をしてから、エントリーは自動バックアップを設定しているWORDにいったん文章を書いて、それをコピペしてアップするというやり方をかれこれ10年やっている。したがって何かのエントリーを書くときは下書き状態のWORDをいったん保存し、日を改めて続きを書くなんてことをして居たのだが、保存する時の名前を文章の書き出しでやったものだから、後日新しく書こうと思うエントリーが見つからないことがある。面倒なので、そのままほったらかしにしているので続編がアップされないというわけだ。だって「いや」とか「うん」とか「このところ」「さて」「というわけで」「終わった」「ドツボは続くよ」とかいうタイトルを見て何の話だこれはってことばかりだったのだ。あ、今思いだしたが何年か前に京都に行ったときの話、「過去への旅路」とか「帰ってきた過去への旅路」、さらには昨年の4月30日の宮崎国際ジャズデイの話も最後まで書いていない。自分で自分が嫌になってしまう。

 まあ、そんな愚痴を書いていても始まらないし、どこかに以前のうりちゃんのライブの話の続きが残っていれば、これは責任もって最後まで書いてアップします。もはや誰も信じてくれないかもしれんが。

 気を取り直して、今回のエントリーなのだが、2016年10月26日にライブ会場でうりちゃんにサインしてもらった、その時点での最新アルバムで『マホロバ』というものがある。もちろんいい作品ではあるのだが、何故かそのアルバムは通過地点というか過渡期というか、なにやらうりちゃんが試行錯誤しているような感じがして、次のアルバムこそが中山うりの新地平を切り開く名作になるに違いないと2016年11月1日に『予告編:中山うりのライブと新作について考える』で書いた。また最新作『カルデラ』が届いたときに写真と一緒にFBにアップし、そこでも同じようなことを書いた。あ、また一つ思いだした。アップしていないエントリーをアップしたつもりになっているのは、ライブの感想や写真をFBやインスタにアップしたせいだ。なんとなく、それで書き終えた気がするから、悪いのは僕ではなくて安易なアップをさせるFBやインスタだ、などとどさくさまぎれに言い訳しまくるのだ。

 さて届いたばかりの『カルデラ』を聴いてみた。アナログな話で申し訳ないが、その昔好きな音楽をレコードで聴いていた時にA面に針を落として一瞬でこれは名作、名盤間違いなしなんて経験をしたことがないやつは以下読まなくていい。要するにアルバムのジャケットと音が一体となって一瞬にしてそのミュージシャンのとりこになったことがない人とは同じ音楽の話をしても共鳴できないというか共通項がないのでかっこでくくれない。例えばボウイの『ジギー・スターダスト』を聴いたとき、評論家やファンには不評だったがキャット・スティーブンスの『異邦人』を聴いたとき、その後、クラッシュの『ロンドン・コーリング』を聴いたときなどなど、アルバム・アートと一発目の音で完全にやられることがある。うりちゃんの音楽はロックとは思わないが、それでもこのアルバム、1曲目のイントロ聴いただけで名盤、間違いなし、オレの読みは狂ってなかった。以下、スケッチ風に。

1.「夢ノイリグチ」
 最初のアコーディオンの音で傑作と確信する。アコーディオンとフィドルの作りだす音がバグパイプ風に聞こえる。夜、布団に入って眠りに入る前の一瞬落ちる様な感じをうたっているのか。中山うりの「鈴懸の径」である。あ、もちろん鈴木章治のバージョンね。最後のトランペットが印象的。

2.「メロンソーダのさくらんぼ」
 軽快なロックンロール・ナンバー。ギターのリフが前のアルバムに入っていた「青春おじいさん」を連想させる。ドラムはチャーリー・ワッツ風(笑)。歌詞に「アイスクリームが溶けていく」というフレーズがあり高田渡を連想する。そういえば、うりちゃんはワタルの「生活の柄」も歌っていたっけ。とても耳になじむ歌で初めて聴いてもすぐに口ずさめる感じがする。

3.「カルデラの子」
 アルバムタイトルの『カルデラ』の子供である。去年見たうりちゃんのソロライブでも歌っていた。最初聴いたときは信じられなかったが、なんと中山うり小4から中3まで反抗期が続いたそうだ。いや反抗期が信じられ無かったのではなく、その当時はへヴィメタが好き、X-Japanが大好きでファンクラブに入りたいと母親に言ったら反対され、それからハンストおこして飯食わなかったらしい。もちろん腹は減るので夜こっそりトマトやキュウリやレタスを冷蔵庫から取り出して食べていた小5の夏、キンチョウの夏、日本の夏。反抗期のことを歌った歌。フィドルがこの曲でも効果的に使われいる。

4.「プーアールママ」
 イントロはあくまでドラマチックでエンディングは突然。プーアールていうとドラゴンボールを思いだすが関係ないか。こちらは中華料理が得意なパタパタママみたいな人。ってかたとえが古いね、オレも(笑)。余談だがパタパタママに対抗できる人物は山上たつひこの『喜劇新思想体系』に出てくる絶倫パパしかいないと思う。高岡大祐のチューバがいい味出してる。

5.「恋する惑星」
 イコライザーの声が印象的。このアルバム最後の曲の「さらば素晴らしき世界」に通じる世界観かな。「夢であいましょう」みたいな曲。あ、そういえば、その曲たしか『セブンカラーズ』で歌ってたな。

6.「カゲロウガール」
 ドラムが大活躍する曲。歌とバックの演奏のアンバランスさがいい。このアルバムでは珍しくシンセを使っている。そして何度か書いているがフィドルとシンセが独特な音楽観を提示している。余談だがこの歌から「カ」を取ると「下郎少女」になる。北杜夫は昔、「ウスバカゲロウ」のことを「薄馬鹿下郎」と思っていたなんてことを思い出した。歌とは関係ないが。

7.「デスメタルラブ」
 このアルバムの問題作といってもいいかな。曲はライブでも聴いていたので知っていたが、女の子が女の子を好きになることはおかしいことかという、ある意味根源的な問題提起。性同一障害とかそのへんのことに興味がある人は研究すべし。以前聴いたときはアコギだけで歌っていたが、このアルバムではスティール・ドラムの存在が大きい。

8.「犬の田中」
 猫好きのうりちゃんには珍しく犬の歌。名前のない犬、ア・ドッグ・ウィズ・ノー・ネーム。もしかしたらこいつが「マドロス横丁」であくびしていた野良犬かもしれん。

9.「南国タクシー」
 インストナンバー。こちらもライブでバンド編成で聴いていたのでなじみがある。架空のタクシー会社のつもりだったが南九州に来たら実在していた。CMソングに使ってくれないだろうか。

10・「ラムネの午後」
 メロンソーダに続いて炭酸系の歌(笑)。ミディアム・テンポの明るい歌で要所要所に入るスティール・ギターがいい。これまでのうりちゃんのバンドと一味違うサウンド。間奏のトランペットとピアノの絡み、バンドとの一体感が心地よい。こういう構成で彼女の歌をライブで聴きたい。

11.「さらば素晴らしき世界」
 アルバム最後の曲は小林創のピアノと2人だけで録音したと去年のぼっちライブの時に話していた。今までのうりちゃんとは一味変わった感じがするし、いや全く変わらない彼女の世界とも言える。とにかく買って聴いてください。

 さて、好き勝手に書いて来たがなんと今年もうりちゃんがやってくる。やってくるのはいいが、またもや都城である。島津領である、途中に関所があるし、通行手形がないといけない。入り鉄砲に出女という厳しい関所なので行けるかどうか今の段階ではなんともい。でも行きたいな、何で宮崎に来ないのか(泣)。

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コメント

損はないと思うので

根性で都城まで行くのだーーーーッ!

うううう、そうですね

まあ、2月は小林万里子のライブを見に日向市まで行ったんだから、うりちゃんのライブであれば都城まで、千里の道も一歩から。しかし、同じ日に宮崎で別のライブも、ううう、どうしようかな。
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