死中に活あり さらばグレグ・レイク

 NHKのヤング・ミュージック・ショーで見たEL&Pはキースのナイフを使ったパフォーマンスに圧倒された。その後、あの印象的なジャケットのアルバムを手にして聴き直してみたら歌詞がやたら印象的で、さらに「キエフの大門」での彼のボーカルの素晴らしさにやられた。ほぼ同時にクリムゾンを聴いていたが、『宮殿』でのボーカルはなんとなく寒々しくて、あまり周囲に評価する人がいなかったが『ポセイドン』での彼の歌が好きだった。「キャット・フード」なんて早口言葉みたいだったっけ。

 「キエフの大門」は思い出がある。多分76年の春合宿だったと思う。京都の田舎の山の上の寺で合宿したが、夜になると周りに何もなく真っ暗闇。寺なので酒もあまり進まず、同郷の先輩2人と散歩に出た。大きな月が出ていた。誰かが突然” Come forth, from love's spire”と「キエフの大門」のイントロ部分を歌いだした。そのまま3人で大声で歌い最後に「ぜあずのーえんどとぅーまいらいふ、のーびぎにんぐとぅまいで~す、で~~~~~すい~~~~~~ずら~~~~~~~い~~ふ~~~」と歌いきって大笑いした。一体全体どういうわけでそんな歌を、それも3人同時に歌いだしたのか。さびれた寺の夜の風景が輪廻転生を歌っているようなあの歌を連想させたのだろうか。

 キース・エマーソンの自殺と異なり、彼は病気と闘って彼岸に行ってしまった。思い出は沢山あるが、やはり春の合宿が一番最初に浮かんでくる。それと英文学の試験にウィリアム・ブレイクが出て、「お、これは『聖地エルサレム』のオリジナルやんか」と考えていたので、案の定単位は落とした。それはさておき、また一人個性的なロッカーが亡くなってしまった。合掌。



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コメント

知らなかった

今朝 起きて 貴エントリーで初めて知りました。闘病中とも知らなかったな。豆粒にしか 見えなかったけれど 72年7月EL&P来日公演で 全盛期の彼らを観れたのが いい思い出です。R.I.P. 携帯で貴タイトルを見て、EL&Pの前に グレグレイクが在籍していたバンドを キングクリムゾンと思いだすのに 10秒位かかったけれど、歳のせいでなく、寝起きだったからと思いたい(苦笑)。三井寺の夜 キエフの大門を歌い出したのは 間違いなくA水君だと 思います。 話が飛んで恐縮です。昨晩 面白い夢を見ました。雑誌に 昔の京都の写真が載っていて、自分は写ってないけれど、当時の仲間や そいつらの下宿、drac-obさん、S戸君とかが 写ってて、「こんなの有りか!」と大興奮した夢です。拙宅でその架空の雑誌を見ていた時に 君とS戸君が来て、「見ろよ。君たちが写ってるぞ。ここは あいつの下宿だ。」とか 大いに盛り上がったのになあ・・起きて ガックリでした。S戸君・・どうしてるのかな?

かまやつに良く似た岩倉在住の男

でしたね。彼が岩倉から北白川の伊藤養豚場に引っ越したのが77年ですかね。千三つのF田君の親戚が経営している下宿という触れ込みで、故M原君も一緒に住んでいて、あそこに行くと必ず誰かDRACのメンバーがいて退屈しませんでした。S戸君は当時から自炊をしていて電熱器にフライパンを乗せて器用にハムエッグなんか作っていました。その時に聴いた加川良の『アウト・オブ・マインド』は妙に印象に残っています。シチュエーション的には「下宿屋」ですが(笑)。

しかし、F田、S戸とワタクシという花の75年度生トリオ、是非とも再結集したいものです。
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