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撤収作業完了


去年の8月から店番の手伝いに入って1年。来週の水曜日が最後の店番になる。この間に、店のライブラリーで不足しているジャンルのアルバムや、これはお好きな方にはタマランチ会長なレコードを家から持ち込んだ。自転車かバスで通っていたので、一度に持ち込めるレコードは少ない時で2、3枚。多くても5枚が限界だった。

しかし、チリもアジェンデが倒されたら独裁になる。いや、なんか違うな。チリも歴史も政経、倫社。いや、ますますおかしくなった。そうそう、チリも積もれば山になるだ。1円を笑う者は1円に泣く。覆水盆に返らず。要するに、最初は、大した事は無いと思って始めた事も、歳月を重ねると大した事になっとるぞという教訓は正しい。そういえば、愚公移山なんて簡単な熟語もあったか。

先だっての引っ越しの時も、処分して量は少なくなったはずの本やCDは、未だ梱包を解かれず部屋と押入れに積み上げられている現実を見れば、予想もついたはずだが、そうやって少しずつ持ってきたレコードも、いざ持ち帰ろうとしたら段ボールに二箱と半分あった。あ、違うな、その前に、これは大事だと選んだマイベスト中のベストのレコードは手持ちで先に移動したので、やはり段ボール3箱以上はあったのか。

これらのレコードを、今住んでる家に持ち帰ろうものなら、寝る場所も無くなる。仕方ないので実家に持って行ったが、そこでも本とレコードを何とかしろと文句を言われた。セロニアス・モンクは大好きだが、この歳になって親の文句は御免被る。適当に返事をして、ゲルニを決めた。しかし、いよいよレコードの置き場所に困ったら京都の蔵に送るしかない。何、京都に蔵があるとは何事だ。貴様それでもルンペン・プロレタリアかと、トロツキー先生のお叱りが聞こえそうだが、いやいや、京都の蔵は後輩のマス坊の所有物なので、オレは一切何の権利もない。しかし、こういう時は、センパイの権利でえばるのだ。ま、でもオレの持ってるレコードのほとんどはマス坊も持ってるはずだから、やはりこれは公的機関にでも寄贈するしかないな。

もっとも、そういうお役人の管轄のところに頭脳警察やザ・スターリンのレコード持って行っても胡散臭げに睨まれて拒絶されるだろうな(笑)。しかし、モノを持つというのは、やはり良くない。人間、座りゃ半畳、寝て1畳の生活が一番だと、名もなきルンペン・プロレタリアは小さな声で呟くのだ。





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コメント

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実家に追い出され、自宅に蹴飛ばされ、知人に断られ 今 所有しているレコード類は、昔からすると 数しれてるけれども 一般人よりは はるかに多い。今すぐ 引越しの話は消えているものの あと数年後、今の家を売って 狭いけど駅近くの便利な所に 引っ越そう となるのは必至だから 頭痛いです。レア物だけ残せば かなり数減りそうなものだけど、やや手に入りにくい盤が そこそこ有るし、ありふれた盤でも たまに聴くと いいんだよね。寄贈するにしても 赤の他人じゃなくて、喜んでくれる人達に 差し上げたいものです。この歳になって 親の文句は聞きたくないって一節 同感です(苦笑)。文句つながりで セロニアスモンクのソロ作品が聴きたくなりました。ロックバーの助っ人 お疲れ様でした。最後は、好きな曲を 大音量で 鳴らして 大声で歌って下さい。

レコード難民の救済は

国連の難民救済の対象にはならないようです、残念ながら。「東京タワーに裏切られ、桜田門に蹴飛ばされ、雷門にからまれて」、まるでアイククみたいに、そそくさ逃げ出したくなります。しかし、これこそがボーイ、ユゴナキャリザウェイ、キャリザウェイ、アロンタイム、ということかなと妙に納得中です。
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Author:drac ob
1975年5月から1981年3月まで、眺め続けた景色から時代と文化が見えてくる。混迷と停滞の時代を撃つ、はずはない。

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