アウトオブザウィークエンド

都市の暮らしの民俗学① 都市とふるさと

 日曜日の新聞は読書欄を読むのが楽しみだ。僕が読んでる地元紙は、日曜の読書欄は両面見開きで話題作の紹介、東京と宮崎のベストセラーの比較、各地方の出版社の本の紹介などがある。毎週このページを読んで、色々な書籍(普段読んでるものとは違った種類)の存在を知り、欲しいなー、読みたいなーと悶々とするのが僕の週末のひそかな楽しみである(変態か!?)。

 今日、気になった本の1つは「昭和30年代 良い時代か」という惹句が目を引いた小林雅一氏の紹介記事。新谷尚紀、岩本道弥という方が編集しており、「都市の暮らしの民俗学① 都市とふるさと」というタイトルで吉川弘文館から2,940円で出ている本だ(しかし、CDならこの金額で高いと感じないのだが、本だと物凄く高い気がするのは何故だろう。普段いかに新古書店で買い物をしているかがばれてしまう)。昭和30年代と言うのは僕自身が生まれ育った年代だし、ここのところ「3丁目の夕日」を初めとした昭和レトロブーム(きっかけはウルトラマンなどの円谷プロの再評価だった気がする、あるいはアメリカT映画の)で、書店に行くとどこでもその手のコーナーがあり、同時代人の僕としては、必ず手を取りその中に事実誤認のところがあれば「何考えとんねん、このボケェ。ちゃんと調べてから本出さんかい!」とか「こんな本作っとるから、お前んとこの本は売れんのや!!」あるいは「A加減にせんかい!!輪転機に砂ぶち撒けたろかっ!(by 呉智英)」などと心の中で大いに毒づき、日頃のストレスを発散させるのであった。

 と、それはさておき、今回の紹介記事でなるほどと思わずうなってしまったのは

「少年犯罪の凶悪化」や「自殺三万人の時代」など暗いイメージの現代社会と対比して語られる昭和30年代は果たしてそんなに幸せな時代であったのか?

  という問題提起である。まだ読んだ事の無い本なので、紹介文を鵜呑みにするのはどうかと思うが、民俗学(普段の僕たちの生活には縁もゆかりも無さそうだが、こういうところをおろそかにしていると権力者に足元をすくわれるのだ。いや権力者面して近づいてくればまだ対処の仕方もあるのだが)が明らかにしようとするのは、こうした事実に対する誤認(例;青少年による殺人や自殺は現在よりも昭和30年代の方がずっと多かったことや「猟奇的な凶悪事件」の数や種類は今も昔も大して変わらない等)である。そのことが何故大切かと言うと

過去へのあこがれによる事実誤認を基に、少年の「心の荒廃」や「公徳心の欠如」が声高に叫ばれ、それを正すべく『道徳教育』(カギカッコはdrac-ob)の強化が政策課題に上げられ、情緒的な現状認識が日本社会の行方を左右し始めている、

そのように危ない時代に僕らは生きているのだ。

 このあたりのことは少し考えればすぐ解ってもらえると思う。現在わが国の最高権力者は僕とほぼ同世代と言って良いくらいの人だ。その彼は最近やたら教育云々と言っている。「ゆとり教育」はダメで、憲法は『改正』せねばならず、核議論は大いにすべきだと。理想は「バックトゥザ戦前」と言わんばかりである。しかしながら何時の時代でも、若者とは「公徳心」が「欠如」している物で、良い例がどこかの国の首都の知事さんでお若い頃「太陽族」と称して湘南あたりで何をしていたか、障子にナニを突き刺していたのか言ってみろ!!…失礼しました。そんなに昔が良いと言ってるようじゃ孔子あたりから勉強しなおすしかないんじゃないか。礼節をしっかり身に付けてきてから政治してもらおうじゃねーか。「渇しても盗泉の水は飲まず」と言うし「李下に冠を正さず」とも言うぞ!!

 えーと、ちょっとばかり似合わない話を書いてしまったが、この本は図書館で借りてでも読んでみようと思う。ここのところネットばかりやっていて、まともな本を読んでないので少し頭を鍛えないといかんな。先週読んだのは「浜山ペンタゴン」だけなので、気をつけよう。ところでその記事の下に「人気の1冊」というコーナーがあって、「きっこの日記」が取り上げられていた。僕もネットで注文して、今毎週末の病院の待合室で少しずつ読んでいる。オリジナルはブログで既読なのだが、改まって活字で読むとまた違った印象がある。しかしこの本HPと同じ形式で作っているので左から右に活字を読むという、やや刺激的な本でもある。ちなみに宮崎の本屋さんにはまだ入っていないようだ。ネットのおかげでタイムリーにモノが入ってくるが、もし以前のようにネットを毛嫌いしていたら未だに読めなかったことになる。情報格差はこんな所にも来ているのだ。ま、そんな事はどうでも良いが、(岩)氏が書いた紹介文は別段、目新しい事は無くお次は「各地の本」で沖縄の共同店とはなんだ、「まっちゃのおばぁ(by 下地勇)」に関連する話ではないかと頭の9割くらいは次の記事に行ってた時に、クリーンヒットが出ました。

 そのまま引用する。

ちなみに本の取り寄せを頼んだ書店の店員は「きっこ?“松岡きっこ”ですか?」と言った。

作っちゃいけないよ、(岩)さん。今時“松岡きっこ”知ってるほうがオカシイ。彼女の名前を知ってるのは、巨泉の金曜イレブンを知ってる世代でしょう。試しにその辺の若い子に聞いてみたら?しかしもしこの話が事実なら、この書店の店員さん相当な切れ者かも知れんな。発売前から、いや正確には去年の耐震偽装問題の頃から、書籍化すればベストセラー間違い無しのブログの本を今頃注文するマスコミ人をおちょくると言うか、ネタの提供をしてやろうという遊び心が「松岡きっこ」になったのではないか。と、これは少し深読みかな。僕も「きっこの日記」をギャグにしようと思った事はあったが、流石に「松岡きっこ」は無理だろうと思っていた。では僕の考えたものはナンだったのか。怒らないでね。それは日本全国に同時代的に流行したある替え歌♪きっこーまんの子供、子供、子供、きっこまんの子供きっこま××…失礼しました。ウルトラマンバージョンもあります。♪ウルトラマンの子供、子供、子供~A加減にせい!!こりゃまた失礼しました。


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コメント

前回にコメントすべきでしょうが、今年のEVE、なにかライブでもないかと、HPを見てみると、テーマが、
       「WA ~ 輪 ・ 和 ・ 話 ~」
          輪・・・手をとりあえば、心は一つ
          和・・・個性を合わせれば、活動広く
          話・・・言葉を交わせば、思いで深く
それを見ただけで脱力してしまいました。中学、高校の文化祭テーマみたいです。

          

ワ、ワ、ワ ワがみっつ

とくれば、ミツワ石鹸(古っ!)ですが、正しくその程度の精神年齢なんでしょうか。我々の頃のEVEのテーマは、かの週間プレイボーイにも難易度ナンバーワンと書かれた位、訳の解らない物が多くそれもちょっと困りものでしたが、大学生なら少し背伸びしてでも小難しい言葉使っても良いでしょうに。
憑依の散華」なんかも凄かったし、僕が1回生の頃のテーマは、このブログにも書きましたが「紫煙神話空間の終焉…饒舌が終わる時君は遠くなる」でしたから。
75年のEVEの話を続き物で書こうと思ってたのですが、ちょっと新聞で見た記事が面白くて寄り道しました。明日、明後日には更新しますのでヨロシク。
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