恐怖のライブ強化月間 総括その1

 ようやく7月が終わった。今月は恐怖のライブ強化月間で、実はもっと早くエントリーをアップするつもりだったが、ここ最近の生活パターンがそれを許してくれなかった。なぜか、“ジ・アンサー・マイ・フレン、いずぶろーにんいんざうぃん”ではない。ジ・アンサー・イズ・トゥー・スリーピー、スリーピー・ジョン・エスティースだったのだ。などと、ブルースマンの名前を出してごまかしたのだが、要するに眠気に勝てなかったわけだ。連日の暑さで、仕事が終わり家に帰ると、まずはお風呂に入る。ここ何年か、夏場はほとんどシャワーだけだったが、先日、バブ・クールという入浴剤を買ってしまい、それ以来、37度くらいのぬるいお湯を浴槽に溜めて、そこに固形の入浴剤を投入し数秒後に浴槽に入ると、泡がぶくぶく出て面白くて気持ちがいい。女の長風呂誰のため、などという色っぽいものではなく、オヤジの長風呂は単に疲労回復、オノレのためなのだ。それで何が悪いのだ、え、文句あるんやったら言うてみいや、え、どないや、クソガキ、とオレはいったい誰に怒っているのだ。

 風呂から出たら、腹が減るので食事をして、平日の僕は一切アルコールは摂取しないので、食事はあっという間に終わり、その後、PCに向かう。メールチェックやなんだかんだやっていると、突然、スイマーは襲ってくる。時間は決まって、20:30から21:00の間だ。これが、そんじょそこらのスイマーと違って、強烈で下手するとディスプレイを見ながら、頭ががくがくして瞬間的に寝ていることがある。抵抗はする、もちろん抵抗するのだが、5分もしないうちに、頭の中で白旗が上がり、そのまま倒れこむように床で寝る。これ、下手に布団の上だと、そのまま爆睡して気が付いたら早朝5時なんてことがあるので、フローリングの床にそのまま崩れこむのがベストなのだ。そして、多分30分か一時間(by 高田渡)くらい寝込み、はっと我に返って目が覚める。目はショボショボして、体はもっと睡眠を欲しがるのだが、さっきも書いたように、そのまま寝てしまうと朝早く起き過ぎて、そしてそのまま1日過ごすと当然夕方には眠くなり、そこでスイマーに負けて寝てしまうと、翌日はさらに早朝に目が覚めて、挙句の果てには総長賭博などという東映やくざ映画のタイトルみたいになってしまう。そうならないように、気力を振り絞って起きるのだが、そうなるともはやエントリーをアップしようなどという根性はなく、FBにコメント書いたり、せいぜいiPhoneの写真をネタに何かアップして終わり。この繰り返しだったのだ。

 しかし、そんなことではいけない。いけない、ルージュ・マジック、てなもんだ。今も少し眠いが、頑張ってこの恐怖のライブ強化月間の総括を行っていきたい。このところ、ライフタイムのライブスケジュールはFBで知ることが多いのだが、7月のタイムテーブルを見た瞬間、アカンと思った。何しろ、2日が板橋文夫トリオ、12日が坂田明トリオ、14日がニュー・ヨークから一時帰国の香月保乃ウィズ大西洋介、24日がZEK3、そして、こちらはシーガイアの野外ステージだが、ジャズナイト。全部で、ひいふうみい、5つもイベントが続くのだ。もちろん、ここに、シホン主義の権化であるネーカ、つまり金がかからなければ、さらにライブを追加して参加するのに何の躊躇もないのだが、だがしかし、悲しいことに我がポンニチはアメリカ様をお手本とする高度に発展したシホン主義国家なので、各種イベントにはチャージという代金とドリンク代という名の飲食物摂取費用が必要になるわけだ。さらに、ライブは大抵、夜なので行き帰りの交通手段、場合によっては交通経費なるものも計算しないといけない。アンチ・シホン主義のワタクシとしてはチャージを払わず、ドリンク飲まず一点突破・全面展開路線も考えたが、無銭飲食でパクられるのもいかがなものか、いやオレは思想犯だといっても、うざいポリに「だーっとれ、おまえは食い逃げじゃ」などといわれるのもムカつく。オレは秀吉の血を引いているから谷山犬の食い逃げじゃと開き直っても、そもそも「谷山犬の食い逃げ」などという表現は薩摩の国でも意味の分かる人間は減少している。

 次に考えたのが、チケット代というかライブチャージはこれは仕方がない。必要経費だ。じゃ削れるものは何か、そうだドリンク代だ。これまでライブに参戦するときは、まずは一発景気づけに居酒屋で軽く飲み食いして、ほろ酔い気分でライブハウスに行き、そこで追加のチョーシュー・リキなどを呑んで、演奏後のミュージシャンに絡むというパターンが確立されていたが、ちょっと待て。それはこちらの財布も痛いし、演奏直後のミュージシャンにも迷惑だ。よし、ここだ。ドリンクをホットコーヒーにするのだ。そうすれば、ライブ前の居酒屋経費はいらなくなるし、当然ライブハウスのドリンク代は500円で収まる。帰りも歩くのが面倒になって、シータクで帰り無駄な費用が発生し、翌日自己嫌悪に陥る危険性もない。これだこれだ、そうだよ、思い出してみろよ、若いころを(by ジョン)、お前は一杯の熱いコーヒーで何時間もジャズ喫茶で粘っていたじゃないか。あのころを思い出すんだ、などと自分を鼓舞して迎えた、7月2日の板橋文夫トリオであった。

 この日のライブには、というか、このライブ強化月間に毎度の相方であるY尾君はほとんど不参加。香月さんのライブには参戦したものの、あとは全部スルー。セキュリティの仕事が忙しいとか言い訳していたが、違うなたぶん。まあ、そういうわけで、今回のライブ強化月間は、もう一人の相方、S尾君と一緒に見ることが多かった。そうそう、それと以前の北欧のフリージャズのライブの時に知り合った京都のおねいさんも参戦すると聞いていたので楽しみにしていたのだ。当日は早めに家に帰り、大急ぎでシャワーを浴びて、普段なら、自宅から電車やバス、時間に余裕があるときは歩いてライフタイムに向かうのだが、今回からノンアルコールで行くことにしたので、車で行くようにした。これは、自制策でもあって、なんだかんだ言ってライブで興奮したらアルコールを頼んでしまう恐れがある。車で行けば飲酒運転はダメ・ゼッタイなので、飲みたくても飲めない。我ながら素晴らしいアイデアだと自画自賛し、ロールスロイスに乗って出かけた。あ、僕のロールスは欧州あたりではJAZZと呼ばれているらしい。ロールスで出たのはいいが、良く考えたら駐車場代が必要だった。コインパーキングに置くのだが、歩いて行けばタダだったとちょっと反省。それでも飲むよりは費用もかからないので、これで正解と軽快なステップでライフタイムの階段を上った。受付でチケットを買い、ホットコーヒーを注文すると意外そうな顔をされた。そりゃそうだ、いつもは焼酎ロックでという人間が、まるで別人のようにホットを頼むのだから病気でもしたかと思われたようだ。もっとも、出足好調なところもあって、チケット代は前売り価格にしてもらえたので、ドリンク代が浮いた。マスターから「コーヒーにウイスキー入れてやろうか」とか「どうせ、ライブで盛り上がって飲むに決まってるから」などという悪魔の誘惑にも負けず、僕はライブを見た。あ、S尾君も京都のおねいさんも一緒だ。残念ながら、京都のおねいさんは連れの男性がいた。いや、いいんだけど、べ、別に下心なんかなかったから、な、なーんにも気にならなかったんだ。ほんとだよ、ってオレは誰に言い訳しているのだ。

 板橋文夫を始めてライブで見たのは、今から7年前にカルメン・マキの最強トリオでやってきた時だ。その時に、毎度毎度のY尾君とも数十年ぶりに再会し、そこから地元のライブに一緒に足を運ぶようになった。その時の話は、「誰かが私の歌を歌ってくれる、私が死んだ後も」というタイトルでエントリーにアップした。とにかく、凄い形相でピアノを叩く、太鼓や笛や何だか良く分からない小道具を打ち鳴らしながらピアノを弾く姿は強烈に印象に残った。その後も、カルメン・マキのトリオで来た時や本人のトリオで来た時などちょくちょく見たが、今回は久しぶりだ。しかも自分のトリオにFIT!という名前を付けて、パーマネントのバンドにするような感じ。全くの偶然だが、僕の愛車のロールスを世間ではFITと呼んでいるようなので、そのあたりも親近感を覚える。

 熱いコーヒーを啜りながら、ライブの開演を待っていると続々とお客さんがやってくる。いつものライフタイムと様子が違う。以前は、ステージで演奏している人数と見ているお客さんの人数とどっちが多いか少ないかを自虐的にFBにアップしていた時期もあったのに、最近はライブに参戦するとほとんど必ずフルハウスである。もしかしたら、実は僕が座敷童でお客を呼び込む能力があるかもしれん。ということで、次回からのライブはフリージャージチャージでお願いします、などというとマスターから殺されかねないので黙っておく。Y尾君S尾君もやってきたので、いろいろ雑談しているうちに、京都のおねいさんもやってきた。バンドのギタリストという男の人と一緒だ。いや、別にいいんだけど、っていつまでスネ夫、オレは。簡単なメンバー紹介から、一気にステージは板橋ワールドに突入。今回はピアニカ吹きながらピアノを弾くという技を見せてくれた。しかし、この人のピアノも全力投球というか、すぐ汗だくになる。必死の形相で演奏している板橋を見ていて、誰かに似てる、誰かに似てると考えていたらわかった。元赤軍派の塩見だ(笑)。良い子のみんなは知らないと思うけど、獄中非転向のおっさんである。ま、それもどうでもいい話か。

 第一部はモンクやミンガスなどの曲を中心にやったが、二部は意外なことにジャズのスタンダードも結構演奏した。アンコールには「渡良瀬」もやった。8時に始まったライブが終わってみれば11時を回っていた。たっぷり3時間、お酒を一滴も飲まず、コーヒー一杯で熱いジャズを聴く。やればできる、オレはできるとつぶやきながら駐車場に向かい、料金を払うと600円だった。チクショー、予想外の出費だ。ということで、まずは板橋のライブの総括であるが、演奏のことを書かなかったのは、あまりに凄い演奏を文字で表すなど出来ないし、無意味なんだよね。どんな演奏だったか、YOU TUBEを貼っとくので想像してご覧(by ジョン2度目)。こんなペースでやっていったら盆を過ぎてしまうので、次回はまとめて一気に行くぞ。



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コメント

今朝、起きて たばこを吸いながら

7月が終わったな…そう言えば、ドラコブさんと 30数年ぶりの再会をしてから もう2年か…そう言えば、あの旅行記も 尻切れトンボだったな…したがって、このライブ総括も 毎度のパターンで、カストリ雑誌のように 2号か3号で消えてしまうのだろうなあ。いや これで終わりだろう…失礼ながら そう思った私です(笑)。

あ、誤解ですね

僕の目指している物語は、blog界の『ネバー・エンディング・ストーリー』というか、『大菩薩峠』というか、『失われた時を求めて』というか、あのような長大な話なんですね。京都旅行の話も尻切れトンボではなく、構想を改めて何度目かのカムバックがカミングスーンなんですわ、わはは。もちろん、『DRAC興亡史1975-1980』も、同じです。たとえて言えば、五木寛之が『青春の門』を書いていた時のような。一大ビルドィングロマンスってやつに近いっすね。

尻切れトンボというのは、『ヤングな僕のポップスナウ』とか『フォークソングクロニクル』あたりですね。あれは、いつの間にかめんどくさくなってしまった、などと墓穴を掘ってしまった。しかし、シリーズ物は気持ちが乗った時に一気に行かないとしんどいな。
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