あえてドヤゴエ君を弁護する

 別に同郷のよしみでもなんでもないし、実は以前からテレビでその顔を見るたびにうざい奴だと思っていた。毎回テレビで「どや、ワシ、エライやろ、この歳でオゼゼをぎょうさんかせいどるさかい、サカイ、そうかい安いのかい」などと後半はどこかの運送会社のコピーをパクってしまったが、要するにあの人である。料理人の川越君である。僕はドヤ顔の川越、略してドヤゴエと呼んで家族からひんしゅくを買っているが、そのドヤゴエ君が最近ひんしゅく買いまくってると聞いて、ちょいといきさつを調べてみた。すると、どう読み直してもドヤゴエ君は間違っていないというか、まずもって正論。ドヤゴエ君何も間違ったことを言っていないのに、なんだか随分叩かれている。こりゃおかしい。なんで彼が叩かれないといけないのか、ちょっと検証してみたい。

 いきさつは、サイゾーという雑誌、かっては噂の真相の後継誌などと持ち上げられたが、記事が面白くないのと雑誌のサイズがデカくて持ち運びにくいため、少なくともワタクシはここ最近全く買って読んではいないのだが、その雑誌のインタビューがきっかけだったと思われる。面倒なのでヤフーニュースからコピペする。

騒ぎとなったのは5月19日に公開された雑誌「サイゾー」のインタビュー記事での発言。川越氏はインタビューのなかで、「タツヤ・カワゴエ」が以前に飲食 店評価サイト「食べログ」にて、ある一般ユーザーから酷評され、「注文していないのに水代として800円取られた」などと非難されたことについて言及。食 べログのような評価サイトについてどう思われるか、との質問に「くだらないです」と即答し、その理由として、年収300万円~400万円の人たちには、高 級店がそこまでの店になるまでに費やしてきた企業努力や歴史はわからないと思う、などと持論を展開。800円の水代については、良質の水を提供しているの で妥当な料金だとした上で、「1000円や1500円取るお店だってありますよ。そういうお店に行ったことがないから『800円取られた』という感覚にな るんですよ」と反論した。


 今、もう一度読み直してみたが、これのどこが問題なんだか全然理解できない。食べログとかなんとかログとか、ウェブ上には「ワシ食道楽じゃけん」、とか「あたくしこう見えてもグルメよ」、とか、「もう何がなんだか良く分からんがとにかく5分間でカツ丼大盛3杯食えるけんねワシ」、みたいな「一般大衆」が何のためのそんな情熱かけているのか知らないが写真付きであちこちの食い物屋等の情報をアップしているサイトがある。正直に言うと僕もラーメン・サイトとか読んで、「あ、こいつ味のことなんにも分かってないじゃん」とか「違うんだよ、ここはそういう店じゃないんだからよ、サルが分かったようなこといってんじゃねーよ」などと悪態ついて日ごろのストレス発散をしていたこともある。いや、今でも積極的やっている(笑)。

 もっともこの食べログはちょっと前にサクラが書き込みして、店の評価をアテにならないモノにしたなんてことがあったと思う。こういうのをウェブの集合知なんていってありがたがってるおめでたい人たちもいるようだが、それはそれで笑って無視すればいい。

 ええと、問題になったのは水1杯で800円取られたという書き込みに対して、ドヤゴエ君が「年収300万円~400万円の人たち」に分かる価値観じゃないといういい方が傲慢だとか低所得者をバカにしていると非難されたわけだな。しかし当方もワンオブ「年収300万円~400万円の人たち」だけど、怒らない。というか当たり前である。「年収300万円~400万円の人たち」は水1杯800円の店など入らなければいいし、入ったところでそのありがたみ、価値観なんぞ分かるわけがないだろうという単純至極な理屈。考えてみなよ、「年収300万円~400万円の人たち」は、ざっくりした計算だけど1日の収入が1万だ(1ヶ月30日と考えて)。その中から家賃や光熱費や食費や教育費や、まあ何でもいいがお金を払っていくわけだろう。そうすると昼飯に使えるお金はマックス1,000円、でも出来れば500円以内で済ませておきたいというのは、これぞ生活の知恵である。

 そういう人間が、何が悲しゅうて水1杯800円の高級レストランに入るのかって、入る前に服装とか、そういう場でぼろが出ない程度の知識というか教養というか、そういうものは本来インスタントに身にはつかん。だいたい、貧乏人が高望みはじめてから世の中おかしくなってるのよ。話はそれるかもしれんが、クレジットとかローンとか、あれも貧乏人をバカにしているというよりダマしていることに何故気がつかないか。ある人に買いたいものがある。でもお金が無い。大丈夫、あなたは明日も元気で働くでしょう、そうすると来月の給料でるでしょ、それは来年、再来年も出るでしょ、だったらそこで払えばいいから、とりあえず貸してあげるから心配しないで。でも一応何かあった時のために親兄弟、いや血縁関係は面倒だったら、お互い助け合うという会社もあるからそこの保証を受けて、ね、ね、ね、何も心配ないから、などという業者の声を本当に信じているのか、キミは。

 あなたが、つまりそれは僕でもあるのだが、明日元気で働いているかどうか、ゴッド・オンリー・ノウズなのだ。要するにそんなもん分かるはずがない。今夜あなたが、僕が心臓まひで死なない保障などどこにもない。僕の場合はフクジョウシする可能性は、残念ながらゼロに等しいが、それはどうでもいい。明日のことなんか誰にもわかりゃしねえ(by Panta)。まあいい。こちらの体が元気で明日も働けるとしよう。じゃ、働く場、つまり職場は安泰か、この不透明な時代、地方自治体が倒産するという時代に、あなたの働いているところは絶対安全だ、安心だと言えるのか。などと考えると、ローンを組むなんていうのは狂気の沙汰だということがわかるだろう。人間いつもニコニコ現金払い。欲しいものがあれば貯金して買え。なんてことを書くと、こいつは経済のダイナミズムが分かってない。金は動かしていかないとダメなんだなんてこというオジジが必ずいる。分かった、了解、それでいい。ただそれはオレタチ貧乏人を除外して、3%(by 下地勇)の大金持ちの間でやってくれ。

 その昔、貧乏人は麦を食えといった政治家がいた。ごもっともである。貧乏人は麦を食ってりゃいいのよ。それを何をトチ狂ったが、イタリアンだフレンチだ、中華だ、ロサンジンだって面倒なんだよ。所詮、俺たちゃ味の素、おっと今はうま味調味料というのか、あるいはサッカリンやチクロなんかで味蕾はボロボロついでに未来もボロボロ、原子力発電の未来もボロボロの時代に生きているんじゃないか。もうなんだか、書いていて嫌になるけど、身の丈に応じた生活すりゃいいじゃないか。「座りゃ半畳寝て一畳の暮らししてれば気が楽な」なんてこと言った人もいたけど、まさにそれだよ。もういい加減成長神話とか、右肩上がりの暮らしなんて夢見るのやめようぜ。貧乏人は貧乏人の楽しみもってりゃいいじゃねーか、たとえば世界同時革命とかよ(笑)。

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