話はぜんぜんこってないけど、こった話

 気がついたら2月も終わりである。この所、ずっと更新をさぼっており時々携帯から写真を投稿してお茶を濁していたのには理由がある。実は、首が回らなくなった。いや、それはもう社会人になってからずっと首は回らないのだが、ええと、そういう例えではなくて実際物理的にというか肉体的にというか、フィジカルに首が回らなくなり、更には右側と左側の手の根元の上の部分、世間では肩と言っているあたりも痛くなった。昔、四十肩というのをやりそうになった。十年以上前だが、突然右手が上にあがらなくなり、これじゃ選手宣誓も出来ないし、ハイルヒットラーも出来ない、パンパカパーン・パパパ・パンパカパーン、今週のハイライト、ってのはてんぷくトリオだったか、トリオ・ザ・スカイラインだったか、あるいはナンセンストリオだったか、などと今時のお子達は決して知らない幻の日本のコントブームなどをちょっと思い出したりもしたのだが、ええと、何の話だったか・・・。

 そうそう、首が回らなくなり肩が痛くなったという話だった。首が回らないというのはちょっと不正確で、なんていうのか首をラジオ体操の時みたいにぐるりと後ろ側に回していると、途中でボキッという音がしてちょっと気持ちが良くなることってあるでしょ。あれが出来なくなった。つまり、首をぐる~っと回していると、あ、ここで鳴るな、鳴るなというポイントに来るけど、その途端痛くなって動かせなくなる。まるで、ビートたけしの下手な物真似みたいになってしまう。しかも情けないことに2回に1回は、首を回している途中に思わず「イテテ」と無意識に言ってしまうのだ。配偶者や子供たちからも、最初は心配されたが、そのうちまた始まったみたいな感じになり、見ていて気持ちが悪いからもうするななどと言われてしまう。仕方がないので「ダンカン、このやろっ」とたけしの真似をしてみるが、似ていないとにべ無く言われて終わり。

 そうこうしているうちに、今度は肩が痛いというか固くなって重く感じ始めた。僕は肩こりというものを経験したことが無いので、良く分からないのだが、こういう状態を俗に肩が凝ってるというらしい。肩の筋がカチンカチンで、石のように固いのだ。自分の手で揉んでみるが、ちょっとほぐれたかなと思うといつの間にかまた固くなっている。まあ、ガキの頃からロックなどを好んで聴いて来たから、自分自身もついにロックと化してしまったと思い込もうとしたが、それでいったい何のメリットがあるのかと考えたらあほらしくなってやめた。

 僕は我慢の人である。大抵のことは我慢できる。痛さもつらさも大丈夫だ。何しろ「艱難汝を珠にす」を子供の頃から座右の銘にして真実一路に生きて来たから、我慢強い。今回の首と肩も我慢していた。しかし、我慢していて状態が良くなることはない。Getting betterになるには、何らかの対策を打たないとダメなことは、流石に半世紀以上も人間をやっていると分かってくる。それで、とりあえずは肩に湿布を貼った。どういう訳か自宅に整形外科から処方された湿布が結構あったので、両肩に1枚ずつ貼ってみた。お風呂上りの肩に熱が走るというか、何やらじんわり体内にしみこんでくる感触がある。思わず「カプシプラスト」と叫んでしまった。いったい何のまじないだろうと思って検索してみたら、70年代に元クールファイブの前川清がモノホンの母親と一緒に出ていた湿布薬の名前だった。刷り込みの原理とは恐ろしいもので、あれから40年経過しているのに、湿布を貼ると思わず出てきてしまったのだ。まあ、カプシプラストで良かった。「伸びて縮んでまた伸びる、縮んで伸びてまた伸びる」などというフレーズだったら60年代である。

 で、湿布を貼ったら肩はなんとなく軽くなった気がした。そのまま布団に入って寝て、翌日起きて仕事に行った。仕事が終わって家に帰り、服を着替えていたら何やら違和感がある。義和団の乱ではなく、違和感の乱である。ハッと気がついて肩を見ると湿布がしっかり張り付いている。つまりほとんど丸一日、湿布を貼ったまま行動していたのだ。今日は妙齢のおねいさんとも仕事で会った。もしかしたら、そのおねいさんに湿布の匂いを、いやそんな上等な漢字ではなく臭い、こっちのほうだ、を春一番を過ぎたちょっと南風に乗せてかがせてしまったのではないか。職場での好感度1,2を争うと自負しているワタクシとしたことが、とんだ不始末をしてしまった。明日、職場に行くと「drac-obさんて、湿布くさいよね」とか「仁丹の臭いがする」とか「華麗な匂いがするわ、じゃなかった加齢臭がするわ」などと言われるのではないか。という心配より、僕は肌が弱いのでカブれてしまったのではないかと焦った。

 幸いかぶれはなかったが、それに懲りて湿布は一日おきに貼り、そして翌日の昼休みにはこっそりはがすようにした。そういうやり方をして耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍んできたのだがあかん。全然状態が変わらない。Getting betterどころか、Knockin’ on Heaven’s Doorになりかけている。首はますます回りが悪くなり、ついに5回に1回くらいしかポキポキ言わなくなった。どうする、整形外科に行くべきか。しかし、整形に行っても湿布薬を処方されるくらいで全然良くならないという話も聞く。あちこちの人に聞いてみたら、やれ指圧だ、やれ鍼灸だ、やれカイロプラクティクスだ、と話が全然まとまらない。その中で誰かが教えてくれた整骨院、というものがあった。柔道の先生なんかが骨接ぎなんて看板出しているあれである。車周作がまむし酒を造ったり、土方をしたりして収入を得ていたが、その中に骨接ぎの仕事も確かしていたな、などとこれまた意味のない記憶を呼び戻し、よっしゃ一発整骨院を試してみるかという気になった。

 実は健康保険が使えるという経済的理由が一番大きかったのだが、それでも清水の舞台から飛び降りる覚悟で、生まれて初めて整骨院に行ってみた。教えてもらったその整骨院は閑静な住宅街の中にひっそりと建っていた。看板が無ければ普通の民家みたいなところである。恐る恐る入っていくと受付があり、そこに先生がいた。保険証を出して症状を説明したらすぐに治療室に通された。その時に受付のPCの画面が見えたが、ソリティアをやっている途中だった。こりゃ、暇な整骨院みたいだけど腕は確かだろうか、治療費が高いんじゃないかなどとやや不安になりながら、30分。非常に快適になり治療室を出たのであった。

 あー、ダメだ。もうこれ以上は肩が痛くなってくるのでやめるが、こういう状態だったのでPCからの更新はちょっと厳しいかもしれない。3月も携帯からの話が多くなるかもしれん。とりあえず2月はこれでおしまい。

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コメント

「漫画トリオ」ですよ

「パンパカパーン、今週のハイライト」は、ノック(横山)、フック(青芝)、パンチ(上岡)のギャグでした。運転とか大丈夫ですか? お大事に!

それに対し

以前コメントした 足は不自由ながら 真ん中の足はお元気な元上司、今でも 月に二回位、高い風呂に入浴されているそうです。石鹸国(旧名トルコ)街の名物おじいちゃんになってるのでは?

デューク先輩、いつもながら遅いレスで

申し訳ありませんでした。そうでした、漫画トリオの3人でしたっけ。後に大阪府知事になって選挙カーの中でオンナの人をイライまくったノックがリーダーのトリオでした。おかげさまで、車の運転も首が痛い時は後方確認するのに、体全体を回していましたが今は快適に首を回しています。たまにグキと不気味な音がして軽い痛みが走ることがあるので、完全ではないと思いますが、なんとか大丈夫です。

トルコ行進曲の元上司さんは、スゴイっすね。月に2回も個室付特殊浴場に行けるという、体力も凄いし経済力も凄い。ワタクシなぞは、スーパー銭湯の500円も躊躇するというド貧乏、いや体力というかパワーは全然問題ないんですけどね、純粋に経済上の問題で・・・(汗)。

お大事にデス

ワタクシも肩こりの経験がなかった(ない)のですが、人に肩もみしてもらうと「こってる」といわれることもありです。自分ではくすぐったいばかりですが。逆に人に肩もみしても手ごたえがないというか、凝ってる感をもっとわかればいいなという思いが強く。野口整体から独立した片山洋二郎さんの「整体から見る気と身体」なんて本を読んだりしてます。。

どもども、肩こりってのは

どうも良く分からない感覚ですね。まだ若い頃、肩が凝って大変だという連中が結構いて、一体どういう感覚なのか理解できませんでした。一度、肩こり自慢の女の子(当時です、20イアーズアゴーの話)に肩をもんでもらいましたが「全然凝っていない」と言われ、いや実は凝っているのは別の所だ、と、あ、これはシーモネータの話になってしまう。
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