陸の孤島だから出来る情報操作か

 8月も最後の日曜日になった、今日は、先月から今月にかけて見てきたライブの総まとめを書くつもりだったが、臨時ニュースが飛び込んできたので、そちらに変更。もっとも、このニュースを知ったのは昨日、ネットサーフィンをしていて偶然見つけた阿修羅の投稿記事からだった。阿修羅というサイトは「すべての虚構を暴き、真実に到達しようとしている」を売りにしているが、同時に「工作員もいる玉石混交な掲示板」をモットーにしている。まあ、僕も別段真実がどうのとか、社会正義がどうたらなどという記事より、ネタでも与太でも面白ければいい、もっとも情報をうのみにして踊らされるのはごめんだがという姿勢でこのサイトは見ていた。しかし、ここ1年近くは投稿者の文章の質の低さ、借り物知識をひけらかすような記事が多く、すっかりご無沙汰していた。そして、昨日、本当に久しぶりにサイトを開いたら、飛び込んできたのは『宮崎・都城市政の闇を告発した直後にダムに散ったカリスマ女性ブロガー「梟」さんを悼む!』という記事だった。

 まず最初に、「サンデー毎日が入手できない」という文字が目に入った。サンデー毎日という週刊誌が、それほど人気があると思えないし、またそんなに面白い週刊誌でもない。まあ、社会からリタイアしたダンカイ親父たちをおちょくる意味で「あの人はサンデー毎日だから」などと使うくらいで、僕自身も病院の待合室などで、よっぽど読むものがないときにパラパラめくる程度だった。え、なんで、どうしてサンデー毎日が売り切れなんだよと思いながら、そのエントリーを読んでいくと、こりゃ強烈なスキャンダル話。噂の真相が活躍していれば、どんな切り口で記事を書くか、想像しただけでワクワクするが、残念なが噂真はとっくに廃刊。その後継誌を自認するサイゾーや紙の爆弾は、おっとそんな話じゃなくて肝心のスキャンダル話だ。

 主人公は都城市の元市長。当選した時は史上最年少市長などともてはやされたので、ご存知の方もいるかもしれない。僕自身は彼に対して何の恨みつらみはなく、口蹄疫の時は『畜産王国のプライドをかけて封じ込める』と宣言し、リーダーシップを発揮したことは覚えている。いや、ちょっと待て、1つあった。南九州大学の移転話の時に、彼のことを軽くエントリーに書いたことがあった。まあ、それくらいの印象で、その後はそのまんまがやめた後の県知事選に出るといって、ドタキャンしたり、TPPは断固反対だといって国政に出て、見事当選したのはいいけど、最近とんと音沙汰がない、TPPも仕方ないじゃんみたいなことを言ったとか言わなかったとか、まあそんな話しか聞こえてこなかった。その元市長の話が延々と書いてあったのだが、結構面白くて一気に読んでしまった。以下、僕なりに簡単に問題点をまとめてみる。

※学歴詐称問題
 元市長は泉ヶ丘高校(都城市では有名な進学校だが、偏差値レベルはこれくらい)を卒業後、2浪して早稲田の政経に合格。雄弁会の幹事長を二期連続、そして100周年大会で優勝した。と、本人のHPや公式プロフィールに発表。しかし、卒業証書を無くしたとか、証明するものはないとか、雄弁会時代の写真は1枚しかないなど、疑惑を感じさせる対応をしていた。そして議会の追及を受ける中で(もっとも、追求したのは極一部で、ほかの議員は無関心というか、父親の権力もあり見ざる聞かざるを通した様子)、何度か卒業証明書を提出するという約束をほごにしたが、最終的にようやく提出。しかし、その証明書もどうもおかしな箇所が多々あった。

 ええと、まとめていてイライラしてきたというか、とても簡単にまとめられる話ではないので、まとめサイトのリンクを張っておきます。興味のある方はお読みください。今回、楽しいライブの話からどうしてこんなおどろおどろしい話を書こうとしたかというと、実は今日2時間かけて地元の書店、コンビニを回ってきたが、どこにもサンデー毎日は置いてなかった。老舗の田中書店。チェーン店の明林堂数店舗、カゴンマ資本ではあるが在庫のそろっている金海堂、コンビニはセブンイレブン、ローソン、ファミマ、エブリワンなど見かけたら飛び込んだが、8月10日号のサンデー毎日を置いてるコンビニが1件あったきり。こりゃ、明らかに異常でしょう。宮崎市にサリンみたいなものが撒かれて、それを吸った人間はサンデー毎日を読む、いや購入しないといけないという症状が出て、全ての書店・コンビニで買占めを行ったのか。もしくは革命的サンデー毎日毛沢東主義者というようなガイキチの思想集団が突如結成されて、流通するサンデー毎日(ただし9月7日号限定)を強奪してしまったとか、そういうニュースは聞かないからたぶん違うんだろう。

 結局、おちゃらけを入れてしまったが、要するに僕の考えはこうだ。この元市長のスキャンダルが事実かどうかはどうでもいい(本音はどうでもいいことあるかい、と怒っているが)。要するに、気に入らない記事がある出版物を特定のグループまたは個人が買い占めたり、あるいは何らかの形で正当な流通を妨げる世の中というのはどうなっているんだということ。さらに、もっと頭に来るのは今どき、紙媒体を買い占めてもネットでオンラインで今すぐ読める。ビューンでもマガストアでも雑誌オンラインでもどこでも読めるのだ。しかも書店で買うより安くで。ただ、僕の想像では彼らは紙媒体を地元に流通させなければ大丈夫だと宮崎の人間の知的レベルを舐め腐っているのだ。悔しいかな、それは当たってる気はする。いくら週刊誌が疑惑を書きたてようが、それを地元の父ちゃん・母ちゃんが、おじちゃんおばちゃんが、ラーメン屋で食堂で病院の待合室で美容・理容室の待合室で手に取って読んで、「はら、あん若え元市長は、こげん腐りきった、おなごの腐ったような人間やったとかいね。親の地盤看板背負って政治家にならんといかんという宿命があったにしても、もうちっとは世のため、人のためちゅう気持ちはなかとね。同じみやこんじょうで頭の禿げた元芸人知事もおったけんど、まだあん人のほうが郷土愛があったが」みたいな会話があたり一面で飛び交って、初めてこの問題を闇に葬られないように出来るのではないか。今、一時的にネットでこの話題が飛び交っているが、ネットの熱なんてあっという間に覚めてしまう。ダメなのだ、地元の普通の人たちが問題点を共有し、怒りを共有し、そして自分たちが本来選択できる権利、サンデー毎日を読もうが読むまいが、その記事を信用しようが嘘っぱちと断定しようが、それはそれでいい。ただ判断基準を取り上げてなかったことにしようとする、その意志に共鳴する不愉快なぬえみたいな存在を僕はここで大きく問題提起したい。リンク先はいろいろ書いてあるけど、動画もあるけど、とりあえず興味を持ってくれた人は最後まで見て頂けることを希望します。あ、僕はこの亡くなったブロガーさんとは縁もゆかりもないし、正直、書いてある文章はちょっとサブイボが立つ、要するに僕の思想性(そんなもんあるんか、オッちゃん、笑)とは交わることはない人だと思います。が、まとめの動画はとりあえず貼っておきます。



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今夜のアテ



一週間、働いて金曜日の夜。今夜は呑んでもバチは当たらない。貰い物の笹かまぼこと小茄子の漬物。冷やしたグラスに、レモンを絞り菅野美穂ちゃんオススメのカク、あ、カクメイじゃない、角をグラスに注ぎ、炭酸入れて、軽くマドラーで混ぜる。

うーん、なんだか、プチブルの気分(笑)。てか、ルンプロには似合わないな、やはり。さて、ホッピーでも買ってくるか。





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まあ、行ってみるもんだ



地元で唯一と言っていいCDショップ(TSUTAYAは、単なる売れ筋を置いてるだけだ)である、タワレコが明日で閉店する。ひと月ほど前にメールで閉店セールをすると知らせが来たが、なんせショッピングモール内の店舗なので、夏休みの家族が多いだろうと敬遠していた。それでも、昨日気になって行ってみたが、CDも客もガラガラで、もう大したものは残って無かった。

昨日で義理は果たしたはずだが、何だか気になって今日も又、行ってしまった。今日は、昨日以上にCDの在庫も少なく、ラックはスカスカ。丁寧に探したが、頭脳警察の『暗転』が二枚もあったり、なぎらの『永遠の絆』があったり、こりゃ、ここの店長は売れ筋を無視して趣味で在庫置いといたな、そりゃ潰れると一人で納得した。

それでも、探せばあるものでルー・リードの初期の5枚セット、2,571円が20%引きで2,057円。ま、これだけでいいかとレジでお金を払ったら、お店の女の子が「ありがとうございます。また、お越し下さい」と挨拶。マニュアルなのか、習慣なのか、「そんなん言うたかて、あんたんとこ、明日までやんけ。それとも、ナニか、『また、お越し下さい』ちゅうのは、股に来て欲しいわけか、あかんわ、股だけ来らせると、ナニするかわからへん、オージョーしまっせ。」と、一人こだま・ひびきごっこをして帰ろうとしたその時、エサ箱に何処かで見たようなジャケットが目に飛び込んできた。

思わず手に取ると、以前から欲しかったトム・ウェイツの";BAD AS ME"の限定盤。しかも定価の半額。ということは、1,692円や。こら、儲けた、もうけた。急いで僕はレジに行き、お金を払い、女の子の「また、お越し下さい」に過剰に反応しながら、家路を急ぐのであった。

※追記:しかし、マジでタワレコ無くなるのは痛いな。ショッピングモールの買い物に付き合わされるときに時間つぶしができなくなる(ま、旭屋書店があるけど)。その上に、たまにふらっと行った時に起こる音楽との偶然の出会いが少なくなるし、などと書いたが以前はタワレコの店員の接客態度に激怒したことも忘れてしまう、勝手なワタクシであった。その時のエントリーはこちら。「どうにでもなるラジコンブルース」。その続きは「ちょっとマジにリザードライブ」。




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今更な週末話



『進撃の巨人』を読みながら、お酒を呑んでいたら、ちょいハングオーバーになり、目が覚めたら昼間だった。冷や汁とザル蕎麦という最強夏飯を食べて、メールチェックしていたら、図書館から予約した本が入ったと連絡あり。久しぶりに図書館に向かう。

実は、この『東京自叙伝』なる小説、新聞の書評を読んで気になったが、書評に当たり外れはつきものなので、とりあえず図書館に予約を入れたのだ。しばらくぶりの図書館は、相変わらず所在なさげなオヤジと夏休みのせいか、学生たちも多かった。

さっさと帰って本を読めばいいものの、ついついあちこちの書架を物色し、今更な本を2冊選ぶ。そのまま図書館のソファに座り読み始める。エアコンが気持ちよく、周囲の静謐さが心地よい。もっとも読んでいたのは陰惨な内ゲバ話。今更、あの時こうだったらとか、こうなっていたらとか、タラレバ話しても仕方ない気がするが、もしかしたら起こり得たかもしれない社会を夢想していたら、いつの間にか寝てた。

気を取り直して、図書館を出て、こちらも久しぶりのブコフ。中古CDにEPICの80年代のベストを二枚購入。シャネルズ、佐野元春、モッズに先日、某所で見た大沢誉志幸。スライダーズにバービーボーイズ、バブルガムにドリカムと最強布陣。ただ油断すると渡辺徹やばんばんの歌が入るのがたまにキズ。

しかし、今更ながらこんな音楽聴いて、こんな本を読む僕って何?、と考えてしまう週末話だ。





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思い出の味



今日は、久々の平日休み。仕事の時は外食することがほとんど無いので、どこかでランチしてこましたろ、と考えた。そういえば、赤江ラーメンが昔の店舗で営業再開したと聞いたので、そこに決定。一瞬、オレのランチの9割は、麺類、しかも圧倒的多数はラーメンではないか、たまにはフカヒレとか、ふぐ刺しとかうなぎとか無いのか、とも思ったが、ルンプロが贅沢言っちゃいかん。今のポンニチ社会がおかしくなったのは、貧乏人が背伸びしたがるからだ。無理してローン組んで、払えなくなり、女房子供を吉原に売る羽目になったなどという話は、エブリデイ・ティー・ライス・アクシデントである。えーと、日常茶飯事を英訳してみた。

まあ、だいたい貧乏人が人権とか個人情報とか言い出すから、世の中ややこしくなるわけで、オレの個人情報なんか名簿屋行けば、せいぜい20円だ。人権なんて、あるかい。道歩いてるだけでも、なんだかんだ理由付けられて、パクられたら終わりや。ワルイ事をいっばい考えているから、即、共謀罪や。

話が、おかしくなったので修正。この赤江ラーメンは、地元では知らなきゃモグリと言われる老舗宮崎ラーメン。7、8年前に日南市というプロ野球のカープファンで無いと、知らないようなところに移転して、長らく食べられなかった。いや、数年前に宮崎の街中に店舗が出来たとネットで知り、調べて行ってみたら、空き店舗になっていた。

が、しかし、天は我を見放さず。本日、ついに大盛りラーメン800円と、ご対面である。しかし、その昔は、マウントもやしと形容されていた山盛りのもやしが、今じゃ、せいぜいヒルトップとなっているのは、歴史の残酷さであろう。しばし、丼を見つめ、割り箸を手に取り、えぐりこむように、食う、食う、食う。昔と比べて、少し味が辛い。良く考えたら、食べる前にニンニク醤油を入れ過ぎた事に気がついた。

気がついたら、最後の一滴までスープを飲み干していた。食後に、付け合わせの薄い沢庵を齧りながら、数年前に食べた今出川のゲロまず天一を思い出し、赤江ラーメンえらいっ、とそーかつするのであった。




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恐怖のライブ強化月間 総括その2

 というわけで、坂田明である。前回見たのは、ジム・オルークと一緒に「ちかもらち」(「力持ち」じゃないよ)で来た時だったから、もう6年前になる。もっとも、坂田明の存在は学生時代に山下洋輔のエッセイを読む中でおなじみだったし、全冷中のときも、ハナモゲラ誕生の時も楽しく読ませてもらった。もちろん、音楽もといいたいが、70年代の山下トリオを超絶演奏は毎日聴くにはちと辛かった。あれは、やはりオールナイトのジャズ・フェスや紫煙モクモクのライブハウスなどで気合を入れて聴くのが一番で、朝、起き抜けの、さあこれから一日頑張ろうというときに聴いてしまうと、勤労意欲というものがなくなる。ところで、この恐怖のライブ強化月間を乗り越えるために、ライブは熱いコーヒーを飲みながら見る、決してアルコールの補給はしない路線を貫徹していたワタクシであったが、そしてそれは、第1回目の板橋トリオの時には見事成功したのだが、なんと、この坂田明トリオの時には完全に玉砕してしまった。



 そもそも、日程が良くなかった。当日は7月12日の土曜日である。今回も、Y尾君は欠席だがS尾君が参戦、そして京都のおねいさんも参戦予定だったので、まあライブの合間のおしゃべりの相手には事欠かない。また、電車の時刻表を見るとちょうどいい時間帯に2本電車がある。あるが、その時間までにざっと小一時間あるじゃないか。休日の早めの夕方。バブ・クールの入ったぬるめのお風呂に入って、汗をぬぐうと当然のどが渇く。何か飲むものはないかと冷蔵庫を開けたら、週末用に冷やしていた炭酸水がキラキラとした瞳でこちらを見つめている。その昔、早見の優ちゃんが歌っていた「誘惑光線、クラッ」という感じである。思わず手に取って、しばし考える。今回の脱アルコール闘争は、その主題は経費節減、この過酷なひと月を駆け抜けるために無駄な出費を省き、学生時代に戻ってコーヒー一杯で粘るというものだ。が、しかし、今日は休日なので家呑み解禁デーであるし、要はライブハウスでお金を使わなければ済む話だ。早い話が、家呑みして体を温めて、そのテンションでライブハウスに行けばいい。そうだ、なんでこんな簡単な解決策に気が付かなかった、僕って何(by 某芥川賞作家)。

 そうと決まると、ワタクシは行動が速い。お気に入りのアルミのグラスにレモンを絞り、氷を目いっぱいいれて「うちのハイボールは角だから」という革命的菅野美穂主義を実践。ちなみに、今は井川遥が出演していて、それはそれでいいのだが、菅野美穂がCMやってるときは裏ストーリーがあって、父親と一緒に駅の近くの小さなお店でハイボールを作っていたのだが、その父親が亡くなり、もうお店は止めてしまおうと思っていたものの、店を閉めると父親との思い出も忘れてしまいそうなので、なんとかもう一度お店を開き、その準備で店のドアを開けたら一陣の風が通り抜け、まるで父親がそばに今もいるような気がした、って話だったのだ。僕はしっかりサントリーのHPで確認したから間違いない。てなことを思い出しながら、駆けつけ三杯で、あ、別に家にいたからどこかに駆け付けたわけではないが、とりあえず三杯のハイボールを摂取し、いい気持ちで駅まで歩き、そこからローカル線で1駅乗って、いつものライフタイムに着いた。

 店についたら海坊主がマジックを持って何やら作業をしている。良く見ると坂田が、レコードジャケットにサインをしていた。ちょっと声をかけにくい雰囲気だったので、思わず受付で「焼酎ロックで」と頼んでしまった。頼んだ瞬間、あ、まずいと思ったが、何の何の、コーヒーも焼酎のロックも値段は同じ。要するに、この一杯でやめておけばノープロブレム。危険な関係のブルースなのよ。などと自己弁護し、それは当然大きな間違いで結局ライブが終わるまでに確か4杯か5杯お代わりしたはずだ。しかも、おつまみなしでは寂しかったので、ついピーナッツなども頼んでしまったのはプチブル的堕落であった。まあ、それでも先ほど飲んだハイボールでいい感じになっていたし、自宅からライフタイムまで移動する間に汗もかいたので、焼酎のロックも旨く、ぐびぐびやってるとS尾君がやってきた。呑んでる僕を見ても特別何も反応がない。心の中では「やっぱりこいつはアカン、何がコーヒーじゃ」くらいに思っていたのかもしれない。前回の板橋のライブの感想などを話しているうちに、坂田が持ってきたアルバムを見つけてさっそく購入し、サインをもらってきた。LPレコードだ。ジャケットにアメリカのどこかの大学でやったライブと書いてあった。いや、もうその段階で酔っぱらっていたのではっきり覚えていないのだ。



 そのうちに時間が来て、ステージに足の不自由なドラムとちょっとぶっ飛んだ感じのキーボードと背の低い坊主頭の人相の悪い男が登場した。サックスのチューニングで何やらパラパラ吹いたかと思うと、突然、「えー、そのようなことであったわけで」といきなりMCを始める。宮崎は久しぶりだという話から物事は息を吸って吐いている間にすべて起こっている、息を吸って吐かなかったら息を引き取るというなどと聞きようによっては、インド哲学かと思わせるような話を始めた。そしてなんとこのグループはサカタカタツサという名前があり、実は博多のライブまでベーシストがいたらしい。ところが中国での仕事が入り抜けてしまったが、神戸のライブになるとまた合流するという。まあ、最初からベースレスのバンドだったと思えば何も問題はないなどとしゃべる。しかしながら、ドラムに「言わなきゃいいのに言っちゃった」と突っ込まれて、「あ、言っちゃったか」と答え、会場は笑いの渦に包まれた。包まれたその瞬間にバンドが音を出し始めた。圧倒的な自信に満ち溢れた音である。これは音楽か、音楽でないのか、そんなことなどどうでもいいと思わせる自信に満ち溢れた演奏だった。前半のセットはわずか3曲。しかし、時間にし40分以上の強烈な演奏だった。前回も書いたが、この手の音楽を文章にするなんて無意味なので勝手に想像してください。一番いいのはライブハウスに足を運ぶことだ。と、書いて坂田のHPを見たら、今月8日はピットインで鈴木勲、スガダイロー、本田珠也とのカルテットで登場する。いったいどんな音になるのだ。東京近辺の方は是非参戦し、体験してください。

 第二部は一緒に演奏しているミュージシャンの話から始まった。「さっき、この二人をどこから連れてきたのかと聞かれたんだが」と区切って間をあけて、「居たから」と一言。二人ともジャズの人ではなく、さまざまな音楽をやっているらしい。これはライブの後、S尾君がドラムの人に話しかけて確認したから間違いない。ジャズに対する思い入れなど全くなく、ある時はJ-POPの録音やコンサートに出演するし、依頼があればこうやってフリージャズのライブにも出てくる。屈託というものがないのだ。これは板橋トリオのベースとドラムの演奏でも感じたが、いわゆるジャズ命っていうこだわりは若いミュージシャンの間には最早無いのではないか。そして、それは決して悪いことでも何でもなく、音楽のジャンルから解放されて、純音楽的に表現する若手が増えてきているということではないか、などとライブの後でS尾君と話し合って出した結論であった。しかし、この翌日に宮里陽太のニューヨーク録音の新譜が届き、それを聴いて、いやいやジャズに、ハードバップにこだわる若い奴はまだまだいるぞ、しかもそいつは地元の出身だぞと心強く思ったのは、また後日の話。

 前日は熊本のクラブ(尻上りで発音すること)で演奏したくて、坂田本人が直接電話したらお店の人が驚いていたとか、三管のおねーちゃんのフュージョンバンド、キチガイノイズバンド、わけのわからないめちゃくちゃドラムのバンドの後に登場して、その後はパンクバンドが出たりDJが登場したりするイベントだったらしい。見たかったな。そのキチガイノイズバンドの演奏を形容する言葉で「ギョェ~~~」と叫んだのだが、実はそれと同じ音がインドのタクシーのエンジン音だったとか、まあ笑わせる話を5分ほどしてまたもや強烈な演奏が始まった。後半のセットは以前みた「ちかもらち」の時に近いような演奏、東北のおどろおどろしい怨念の演奏もあった。そして、アンコールはなんと「ひまわり」。チェルノブイリの原発があの有名な映画の有名なシーンに映っている話を淡々としてからの演奏はちょっと重かった。クソ、今回は香月保乃ライブの話までは行くつもりだったが、いかんせん腹が減った。続きは、その3で近日中にアップすることをお約束して今日はここまで。そういえば、このライブに京都のおねいさんは仕事の関係で来られなかった。だから僕も寂しかった。などと下心丸出しのことを書くのは自粛すべきだったか(笑い)




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