振り返ってみたら、そこには何もなかった

 今年ももうすぐ終わる。毎年、大晦日の夜には一年の反省と拙blogの読者にお礼の言葉を残すのだが、今日はそんな気分にならない。何しろいろんなことがあった1年だった。個人的には病気や体調不良が続いた。社会的には、もう思いだしたくもないような「忖度」に、強弁に開き直りにどさくさまぎれで何でもやったろというABのアホのおかげでこの国はめちゃくちゃである。心あるミュージシャンも沢山亡くなった。それでも僕は生きている。まだもう少しはこちらの世界にいると思うので、力はないがあがき続けて行こう。今年最後の曲はと考えたが、クラプトンのアルバムの中で多分一番人気がないと思うが、僕が大学に入った年にリリースされたアルバムの中のこの曲を選んだ。皆さん、良いお年を。



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買ったら聴く、買ったら読む



しかし、重なる時は重なるものだ。今日、仕事から帰って自分の部屋に入ると小さな紙箱が置いてあった。昔懐かしの郵便小包みたいな感じだ。僕が学生の頃は今ほど流通が盛んではなく、宅急便など無かった。あったのは丸通、つまり日本通運のトラックによる配送。九州から自転車やステレオを修学院の下宿に送ってもらったのだが、今の宅急便と違って荷物の積み下ろしは自分でしないといけない。ステレオはコンポではなく、昔の家具調ステレオなのででかくて重い。同じ下宿に住んでた予備校生に手伝ってもらって、漸く部屋に収めた時は汗ダクになっていた。

そのほかに大きな荷物を送る方法として、「チッキ」というものがあった。どんな漢字を当てるのか知らないが、今のJR、昔の国鉄がやっていた配送方法である。これも冬用の布団を実家からチッキで送ってもらったのだが、このチッキ、フロム・ステーション・トゥ・ステーションという仕組み。あ、ボウイのアルバムにもステーション・トゥ・ステーションてのがあったが、あれはチッキの事を歌っていたのか。な、はずはないか。しかし、京都駅に届いた冬用の布団をどうやって修学院まで持って帰ったのか、記憶は定かでは無いが、多分、シータク使ったんだろうな。

えー、本日のエントリーは日本における物流革命についてではなく、頼んでいた本やCDが溜まっててきたら、う、う、どうしようかな(by 村八分)、という話。ついこの前、近くの書店で朝日新書の『阿久悠と松本隆』を、祥伝社新書で『憂国論』を買って読み始めたところに、本日届いたブツは『渋松対談』の赤盤、青盤。そして『アックスマンのジャズ』である。

渋松対談は、今は単なる娯楽誌になってしまったロッキング・オンの名物連載。僕が大学に入る年の2月だったと思うが、地元の書店のマガジン・ラックに、当時は隔月刊だったロッキング・オンがたった1冊だけ置いてあった。ジミー・ペイジが表紙だったが、何となく寒々しい写真と雑誌そのもののあまりの薄さに引いてしまい、一旦、手に取ってみたもののパラパラめくってすぐに元の場所に戻した。

そのまま、別の本を買って店を出ようとしたのだが、どうも後ろ髪を引かれる思いがして、確か定価も280円くらいだったので、つまらなくても惜しくは無いくらいの気持ちで買った。それから何年かは、熱心な愛読者になったしロッキング・オンを意識した訳では無いが自分達でミニコミも始めた。ミニコミのメンバーの1人がロッキング・オンに出来たばかりの自分達のミニコミを送ったら、しばらくして編集長の渋谷陽一から手紙が届いた。

内容は『左翼小児症的な表現には抵抗があるが、目指している方向性にはシンパシーを感じる。ロッキング・オンも頑張るので君たちも頑張って欲しい』みたいな内容だった。

たかが学生のミニコミに、当時は既に隔月刊ではなく、それなりに立派な雑誌になっていたロッキング・オンの、それも編集長から届いた手紙なので、僕たち、マーマレードのメンバーは少し興奮した。

しかし、当時から口も性格も悪かった僕は、その手紙の中に誤字を見つけて『渋谷陽一も漢字を知らんな、ま、大学を中退するようなやつだから学が無いのも仕方ないな』などと言っていた。人を呪わば穴二つ、天に向かって吐いた唾は自分に戻る。その後、僕は大学に6年通いながらも最後は中退するという未来にまだ気がついてなかった。

対談相手の松村雄策は、最初に買ったロッキング・オンに『アビーロードからの裏通り』という連載を書いていた。正直に言うと僕は松村の連載が読みたくてずっとロッキング・オンを買っていた。夜中に全く意味は無いが昔のレコードを聴いたり、本を読む時間が無いと自分の人格を維持できないというところは、あ、オレも一緒や、と大いに喜んだ。彼のエッセイも小説も読んだし、何しろ磔磔にライブに来た時は見に行ったくらい好きだった。アルバムもアナログだけではなくCDになったものも購入した。もちろん、今は全て廃盤だが。

その松村雄策、脳梗塞で倒れて今は不自由な身体で活動している事を知り、今回の2冊購入になったのだが、うーむ、積読にしてはならない。買った本は読むし、買ったCDはしっかり聴くのだ、と自分を鼓舞する。



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江戸の仇を長崎で、いやファミマの仇をローソンで



昨日は、というか正確には本日の午前3時近くまで店番。本来なら朝寝を決め込む週末だが、病院の定期健診を受けるために朝早くからゲラップ、スタンダップ、ドンギブアップザファイ。当然、これはボブ・マーレーの名曲を歌っている。まあ朝早くからとはいえ、午前9時半まで寝てた。それがどうした。オレはその気になれば休みの日は昼過ぎまで、もっと具体的に言うとほとんど夕方と言える16時くらいまで寝ていられるぞ、はぁはぁ。と、一体何に対して、誰に対して怒っているかよくわからんが、とにかく本人としては早朝と言えるくらいの時間に病院に行ったのだ。

地元では名医と有名な病院なので、待ち時間も長く精算から薬局での薬の受け取りまで終わったら昼近かった。喉が渇いたのとトイレにも行きたかったのですぐ側にあるセブンイレブンに潜入。コンビニに入ったら、これはほとんどみんなそうすると思うのだがマガジン・ラックをチェック。すると『進撃の巨人』の最新作があるではないか。すぐに手に取りレジまで行きかけて立ち止まった。先日のファミマで恥をかいたローソンの20円引きチケットがまだ手元にある。これが残り一冊であれば、たかが20円を惜しむことは無いが、なんせ本日発売。資本の論理として、当然、沢山売って沢山儲けようという思想であるからして、在庫は腐るほどある。

先程、たかが20円と考えたが、されど20円である。『されど我らが日々』である。どこに消えた柴田翔、大昔に芥川賞取ってからとんと名前を聞かんぞ。しかし、平成のお子達に柴田翔といっても話は通じないな。などと考えながら、セブンイレブンを出て、近くのローソンに行った。すると、恐ろしい事にマガジン・ラックには『進撃の巨人』が一冊しかない。売れてるな、ガサス、などと呟きつつ手に取ってみたが、何かおかしい。既視感がある。表紙に見覚えがある。よく見ると最新作では無い。一つ前のやつだ。おのれ、慌て者にバックナンバー買わせて、『これじゃ無かったです、最新作を買うつもりだったんです』という客に、『ビニール破ったらダメです、交換出来ません。』などと昔のビニ本書店の店員みたいなことを言う気だな、このやろ。あ、お断りしておきますが僕はビニ本買ったことはありません。あれが好きだったのは関東から出向で来て、鹿児島の支店長をしていた、おっとあぶねー。個人名を書くところだった。

そのローソンをプンスカ怒りながら出て家に帰った。そこでセブンイレブンとローソンの資本力の差が最新作の入荷量に影響するのではないか、という日本経済新聞あたりに投稿するようなエントリーを書こうとしたが、ちょっと待て。社会主義的リアリズムを追求するオレとしては、ローソン一軒で判断するのはいかん。もう一軒調査だ。自宅近くのローソンに行くと、ありました。『進撃の巨人 24巻』、すぐに手に取りレジへ。さらに20円引きのチケットも使いゲット。

さて、これからじっくり読むのだが、その前に腹が減ったのでうまかっちゃん辛子高菜味を作る。今日のエントリーは教訓が沢山入っているのでみんな読んでや。



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そのカネ、立憲民主党にカンパしてやってくれ(笑)

 今日、迷惑メールを削除しようとしたら、ちょっと変わった感じのメールがあった。読んでみてクリビツ。以前もらった「私は人間の言葉が分かるチンパンジーです」ほどのインパクトはないが、小池BBAに騙されて民進党を解体させられ、それでも希望の党なんかには行かないぞという心意気を買って立憲民主党にこの基金をカンパしたい。三島さん、僕の心情を理解してただちに枝野君の口座に振り込みお願いします。以下コピペ。

メールの件名「三島です」 送信者:三島幸恵

突然のご連絡申し訳御座いません。

私の名前は三島幸恵と申します。
50歳の×イチ独身、無職です。
貴方の事は救済会にある「救済対象者リスト」を見て、そこにご連絡先がありましたのでメール致しました。

率直に申し上げます、私から『77億の救済金』を今から受け取って頂きたいのです。
この救済金というのは救済会という財界や政界、国内の高額納税者の方々が<今の日本で救済が必要と判断された方>を救う為に、救済金を人から人へ渡し回していき、それで救う為の救済のお金です。

私もこの救済対象者リストに載っており、前救済者様から救済金を受け取りました。
今度は私がその救済金を救済者に渡す役目を担いまして、それで貴方にご連絡したのです。

私がこの救済金を受け取った時は82億でした。
私はそこから5億を受け取り、今はそれで生活しております。
前夫が残した借金のせいで子供と一緒に首を吊ろうと悩んでいた当時。
とてもつらい生活でした。
その時に突然救済金の知らせを受け、私は藁をも掴む気持ちで受け取ったんです。

自分が助けられた救済金、これで他の方も救いたい。
救済対象者リストにある貴方にも何かしらの事情があるはずです。
それをぜひこの救済金を受け取る事で私のように救われて欲しいのです。

救済金は受け取ったら全額だろうと1円だけだろうと、好きなだけ受け取って構わないのだそうです。

ただ自分が受け取ったら別の方に救済として必ず救済金を渡すというのがルールでして。
私はそれで貴方に今回救済金を回す為にご連絡したのです。

このメールだけでは貴方も理解しがたい部分があるかと思います。
冗談やからかいメールのように見えるかもしれませんが、決してそのような連絡ではありません。

良ければぜひ私からの救済金77億を受け取り、貴方も誰かを救ってあげて頂けませんか?
ご返答をお待ちしておきますので、「受け取る」「受け取らない」どちらかのご返答をお待ちしております。




天花粉、シッカロール或いはベビーパウダー


連日の猛暑で右肘の表側にあせもが出来た。其れ程、痒くはないが見た目が良くない。あせもというより悪質な皮膚病みたいで体裁が悪い。昔からあせもに効くのは天花粉。バカ娘がドラッグストアに買い物に行くついでに購入を頼んだ。しかしながら、、天花粉という言葉が通じない。シッカロールと言ってもダメ。そうだ、ベビーパウダーなら知ってるだろうと言ったが、それもまた怪しい。案の定、後から携帯に電話があり軟骨みたいなものはたくさんあるが、粉末のものは見当たらないという。そうか、もう天花粉は売ってないのかと諦め、軟骨でいいから買って来てくれと頼んだ。

数分後に、得意そうな顔をしたバカ娘がくれたのが写真のベビーパウダーである。ピジョンというのは、確か赤ちゃん用のグッズやドラッグを作ってるメーカーだ。なんだあるじゃないかと、少し嬉しかった。

子供の頃、床屋に行って髪を切るときに、首筋にパタパタはたかれる天花粉が好きだった。少し汗ばんだ肌にふわふわ、サラサラの天花粉が塗るというより拭く、いややはり、はたく感じが気持ち良かった。

後年、この天花粉は大抵の皮膚の病に効くと知った。シーモネーターではないが、毛ジラミをうつされたら、まず速やかにインモーを剃り、剃髪状態の股間に天花粉をつけるとすぐ治ると、これは罹患したヤツから聞いた。幸か不幸か、いや幸に決まっているが毛ジラミをうつされたことは無いので、本当かどうかは分からない。このエントリーを読んでる人の中で、社会主義的リアリズムを追求したいというキトクな人がいたら是非お試しあれ。その間のレポートはメールで送って欲しい。

ま、しかし、この天花粉は皮膚病以外にも役に立つ。久しぶりに下宿に友人が集まり、今日は徹マンすっかと話がまとまり、コタツの天板を裏返し練り牌を箱から出したが、しばらく使ってないため、牌が湿気でベタつくことがある。そのまま使っていけば、時間の経過とともに手に馴染んでくるが、しばらくは気持ちが良くない。

そんなときには、牌の上に天花粉をはたくと、あーら不思議。あっという間にサラサラ、ふわふわになり、洗牌するのも軽やかになるのだ。しかしながら、天花粉の乾燥よりもさらに乾燥するのは自然の風。あれは、大学の一回生の時。秋口に野外で麻雀している連中を見た。いつもは雀荘や薄汚い下宿でやってる麻雀も、秋空の下でやると清々しく見える。

よし、これはいっちょ、オレ達もアウトサイダー違う、アウトドア麻雀やろうやないかとサークルの友人、先輩と話がまとまり、修学院から宝ヶ池まで自転車で移動して屋外麻雀を楽しんだ。コタツも麻雀牌も当然、自転車で運んだのだが良くぞ片手運転で修学院から宝ヶ池まで行けたもんだ。

清々しい秋空の下でやる麻雀は快適、ではなかった。あまりに牌ご乾燥しすぎて山が積めない。いや、積めるには積めるのだが、すぐに崩れてゲームにならない。しかも、点棒も乾いて良く飛ぶので、リーチ・ドラ3などに振り込むと、当然ムカついて点棒を相手に投げる。すると、1番大事な万点棒がどこかに飛んで無くなるなどという不測の事態が続いたため、アウトドア麻雀はその後は2度と行われなかった。

さて、後少ししたら風呂が空くので、ぬるめの湯にゆっくり浸かり、風呂上がりに天花粉をふろう。もちろん鼻歌は「風呂上がりの夜空に」である。オーケー、チャボ!!




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