10日のライブの前と後の簡単な記録

 というわけで、11日のライブの話に行こうと思ったが、いやいや10日のライブの後にも一波乱あったことを思い出した。その話を簡単に書く。実は10日のThe Red Birdsのライブはいつもの相方のY尾君とではなく、僕の良性発作性頭位めまい症をメールのやり取りだけで判断して的確な助言をくれたドクターS原君夫婦と一緒に行く約束をして居た。Y尾君とは翌日の小林万里子のライブに行くことを、これは前から約束していたので、The Red Birdsのライブも誘うと小林万里子のほうはキャンセルされるのが心配だった、というのが事実だが(笑)。まあそれはさておきライブ前には恒例のガソリン注入という名の飲食、ま、ライブ前の一杯ってやつをやるのだが、S原君夫婦が行く店が良く分からなかったので、ライフタイムのライブの前に何度か入ったことのある居酒屋に一人で入った。

 ショルダーバッグともう片方の手には宮崎国際ジャズデイのA2サイズのポスターを持って店に入ったので、旅行客と間違われた。いやいやジモトです、この店にも何度か来てますよと店の人にさりげなくアピール。要は旅行者だと思ってぼったくるんじゃねーぞという県政である。いや県政ってなんだよ、いつオレは県議になったんだ。牽制のほうだ。しかし、この牽制あまり効果がなかった。生ビールに小鉢3つ、プラスメインのつまみで1280円とか書いてあったのでそれを注文。メインのつまみは空揚げにしようと思ったが、直前に気が変わって野菜炒めにした。『野菜を取らんとだちかんぞ』、という昔のCMを思いだしたからだ。というのは大きなウソで、なんとなく野菜が欲しかったのよ。しかし、これも失敗した。こちらが予想したキャベツやモヤシや玉ねぎが豚小間肉と一緒に強火で炒めたものを想像していたのだが、出てきたのはイカとキャベツとなんとセロリの野菜炒めだった。世の中何があかんといってもオレにはセロリだ。

 その昔、鹿児島で仕事をしていた時だ。その時は教育産業にいたので鹿児島大学の学生バイトを大勢雇っていた。その中に水産学部の学生がいて、佐世保出身のあか抜けない田舎者だったが妙に人懐こいので目をかけてやっていたやつがいる。魚心あれば水心というが、その彼も僕のことを慕って、卒業後も仕事の相談の電話をしてきたりした。おっと、まだ彼が大学1年か2年のころだ。両手いっぱいに何やら持って会社にやってきた。臭いですぐわかった。セロリだ。「drac-obさん、オレの大学の農園で取れたセロリです。体にいいからたくさん食べてください」「おめー、オレに対する嫌がらせか。オレは世の中でセロリが一番嫌いじゃ。そんな臭いもの職場に持ってくるなバカヤロー」という心温まる会話が飛び交った。せっかく良かれと思ってセロリを大量に持ってきた彼は、僕の剣幕に押されて少し涙ぐんだ。その時、周囲の女子社員は誰に味方したか。当然僕だと思っていたら、なんと全員がバイトの肩を持つ。「それはdrac-obさんがいかん。せっかくS浜君が行為で持ってきてくれたのに、いくら自分が嫌いだからといって、そんな言い方は大人げない」「悪かったな大人げなくて、どうせオレはいつまでたってもガキのままだ。路地裏の少年じゃ」「そういう開き直りが男らしくない。だいたいdrac-obさんは…(以下省略)」という会話の後に、しかしながらセロリの匂いはマジでダメだからと頼んで事務所の外に置くようにS浜君に命じた。女子社員から応援されて機嫌よくなっていた彼は「分かりました」と答えてドアを開けて出て行った。もちろんすぐ戻ってきたが、多分事務所の通路の奥あたりにしまい込んだと思っていた。

 さて、その当時の仕事は電話がメインだったので仕事が始まると雑談する暇もない。小一時間も働いたらトイレに行きたくなった。その事務所は典型的な雑居ビルの中にあったので、ドアを開けると給湯室とトイレが隣接していた。給湯室を通ってでないとトイレには行けない。僕は事務所のドアを開けて次に当然給湯室のドアを開けた。強烈なゴムの匂いに包まれて思わずゲロしそうになった。見ると給湯室の流し台の上にセロリがバケツ一杯入っているではないか。あの時はマジでS浜君に殺意を覚えた。

 てなこともあったくらいセロリは嫌いなのだ。しかし、僕ももういい大人である。飲み屋で頼んだ野菜炒めにセロリが入っていたから残すとか店の人に文句をいうとか、女子供じゃあるまいし(ケイちゃんごめん、また使ってしまった、笑)、そこは堪え難きを堪え忍び難き忍んで、それでもなるべくセロリ単体で食べないようにしながら生ビールで押し込んだ。後口が良く無かったので今度はちくわの磯部あげを頼んだ。ビールも無くなったので焼酎を2合。よし、これでガソリン注入完了。「すいません、お勘定お願いします」。店のオババがおもむろに帳面に何やら書きながら近づいてきた。「2800円です」「え、あ、2800円」。ま、いいんだけどね。オレの計算じゃ2000円以内、いやもしかしたら100円か200円超えてるかもと思ったけど。あ、2800円ね。このあたり人間の小ささを感じるな、オレもまだまだだ。

 などということがあったとはS原君たちは全く知らず、その後、ライブタイムで合流し一緒にライブを楽しんだ。とてもいいライブで、そのライブの間に焼酎を多分3,4杯飲んだ。ライブが終わったときは結構いい気持ちになっていた。本当は翌日もライブがあるのでまっすぐ帰りたかったが、本日はジャズデイのポスターとチケット預けという大事な使命がある。ライフタイムには置かせてもらったので、次はロックバーだ。S原君たちは今日は帰るという。僕も当然、ロックバーに行ってポスター貼ってチケット預けたらまっすぐ変えるつもりだった。しかし、ロックバーに行ったら常連さんが来ていた。同級生の友人の奥さんとそのお友達である。うーむ、これはそのまま帰るわけにはいかない。仕方がないのでシーバス・リーガルのハイボールを飲む。飲みだしたら止まらない、いつまでたっても帰れない。今夜もロックでへべれけ(by 藤井康一)。その日、どうやって家に帰ったか覚えて居ない。気が付いたら自宅でシャツのまま寝ていた。置きだしたのは昼を回っていた。頭が痛い、気分が悪い。でも今日は日向市までライブを見に行くのだ。つづく。



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連休は疲れたぜという予告編

 いやはやくたくたになった3連休だった。しかしながら、心地よい疲労感に包まれてアイム・サティスファイドである。詳細は改めて書くが、この3連休中に10日、11日と連続ライブ参戦。しかも11日は地元ザキミヤ・シティからローカル・トレインでアバウト・アン・アワーかかる日向市の初めて行くライブハウスだったから段取りもバタバタだった。しかし、ライブ連荘というのはしんどいが、どちらも義理ある人がやるライブなのでバックレ、無断欠席は出来ない。えーと、時系列で書いていくので、まずは10日のライブから。

 この日は宮崎出身のボーカルとユーフォニュウムの香月保乃が、ニュー・ヨーク留学時代に作ったバンド、The Red Birdsのライブだった。お、赤い鳥か、ギターは大村憲司でドラムがポンタなんて訳はなくて、こちらはピアノはHyuna Parkという韓国人、ベースはTina Lamaというアメリカ人という国際色豊かなグループ。香月さんがニューヨーク留学の合間に帰省してきたとき、ライフタイムでライブをやり、その時にこのグループのCDを買った。ジャズのスタンダードをメンバーがアレンジして演奏していたが、ビートルズのブラック・バードもやっていて聴きやすかった。もっとも、その時のライブはThe Red Birdsではなかったので、今回初めてバンドとしてのサウンドを聴いたわけだ。

 香月さんは民謡をジャズにして歌うという必殺技を持っていて、これまでのライブで何度か披露してもらった。今回のライブでも岐阜県の民謡だったかをアレンジして歌ったのだが、その時のピアノがテイク5に似ていてちょっと受けた。あ、もう説明面倒なので動画貼ります。続編は近日中に、という手をオレは過去何度やってきたか、仕方がない、人間だもの。



おまえの頭を開いてちょっと



気軽になって楽しめ、と「つるつるの壺」を口ずさみながら団体客の準備をする今月多分最後の店番。開店前にINUをフルボリュームでかける元若手ロック評論家で現不良中高年パンクのオレ(笑)。



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夜中になる前に


今年、最初のエントリーは年末年始グダグダ日記というタイトルで、しょうもない話を書こうと思ったが、何となくタイミングを逃した。今日は、久しぶりのロックバー店番だが、カントリー・ロックの好きだった友人が亡くなったというお客様が来られ、追悼の意味でずっとその手のロックを流した。

少し、ロックに聴き疲れたのでニッティのミスター・ボージャングルもいいかと思いかけたら喜んでくれた。良いアルバムだな、これ。



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振り返ってみたら、そこには何もなかった

 今年ももうすぐ終わる。毎年、大晦日の夜には一年の反省と拙blogの読者にお礼の言葉を残すのだが、今日はそんな気分にならない。何しろいろんなことがあった1年だった。個人的には病気や体調不良が続いた。社会的には、もう思いだしたくもないような「忖度」に、強弁に開き直りにどさくさまぎれで何でもやったろというABのアホのおかげでこの国はめちゃくちゃである。心あるミュージシャンも沢山亡くなった。それでも僕は生きている。まだもう少しはこちらの世界にいると思うので、力はないがあがき続けて行こう。今年最後の曲はと考えたが、クラプトンのアルバムの中で多分一番人気がないと思うが、僕が大学に入った年にリリースされたアルバムの中のこの曲を選んだ。皆さん、良いお年を。



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