FC2ブログ

Someone blackmailed me!!

 くっさー、くっさー、さひかぶいに(某国営放送のおかげで自国の言葉がインターナショナルな言語になったと勘違いしているサツマの言葉じゃっど、意味は「お久しぶりね」ということ)草加、違う、臭かメールが届きもんそ。まるで伴天連が書いたような意味の通じぬ文書じゃども。こいを天下に知らしめることで一人でも多くの善良な国民が被害に合わんよう、あえて拙blogにさらしもんそ。あー、やっぱ似非サツマ弁は無理なので、いつもの話し方にするか(笑)。

 いえね、僕は長年、柔銀行の携帯を使っていて、まあそれでもiPhoneに変えたのは数年前なのだが、昨年機種変更したら半強制的に「迷惑メールブロック」なるアプリを入れられてしまい、まあそれでも迷惑メールや迷惑電話が減ればいいと思って、ガードも最強にして居たのだが、全然役に立たない。孫君、クソの役にも立たないんだよ。君とこが良かれと思ってやっている、毎週金曜の牛丼ただとか毎週土曜だったかアイスただとかの人を小馬鹿にした企画と同等に或いはそれ以下で役に立たない。以前から使っていたキャリア・メールはもうノーマークというか「天網恢恢疎にして漏らさず」のまるで正反対。毎日毎日、良くぞこれだけしょうもないメールをまき散らすアホがおるなと思っていた。それでもiPhoneの新しいメルアドのほうには滅多に迷惑メールは来なかったし、たまに迷惑メールフォルダを見ると、おお、網にかかったザコがぴちぴちしてるやないか、ええざまやと思っていた。

 が、しかし、昨日、退院後初めて、違うか先週末も軽く飲んだので、二度目の宅飲みをして、そしたらものすごくお酒が弱くなっていてレモンサワーを数杯飲んだら睡魔が突然やってきて、気が付いたら自分の部屋でクッションに持たれて爆睡して居た。寝たのが20時前で、はっと目が覚めたら23時過ぎ。これはスマホで時計を見て分かったのだが、その時に何気にメールチェックしたら、下記のメールが届いていた。差出人のアドレスはやたら長く。とても公共の仕事をして居る人のアドレスとは思えないものだった。以下、コピペする。

(電子契約に係る重要告知事項)
当職らは貴殿の登録情報のある情報サイトにおいて利用料金の未納が続いた為、提携信用情報機関により回収の任を承りました。

《*****@q.vodafone.ne.jpへの通知理由》
登録状態にあったWEBコンテンツにおいて利用意思が無くなった際に「自身のアドレスを記載して解約希望」と申請せずに放置した事による料金

▼未払い記録情報
請求金額【623,600円】
(滞納管理費等の支払いを求めることができる運営会社が現在請求権を持っております。
※民事訴訟法110条)

上記、お支払いが困難な場合、下記を閲覧後、救済措置による合意契約解除の手続き行って下さい。

当事件および本状は、貴殿がWEBコンテンツ(アプリ等含む)に「*****@q.vodafone.ne.jp」で登録状態にあった際に、会員規約にて利用の意思が無くなった場合に自身の登録アドレスを添えて退会番組申請を行わなければ延滞金が発生する内容が記載されていたにも関わらず、貴殿がメールアドレスを提示せず放置した事により発生した延滞金の督促請求と致します。

運営元より代理人として弁護士が立てられ、債権を確認させて頂き本通知の通り再請求させて頂きます。
万が一、期限までに[和解手続き]の確認が出来ない場合、甚だ遺憾ではありますが、 法的手続の強制執行を含めて対応させて頂きますので予めご承知おきください。

本通達より24時間以内にご連絡をいただけない場合、アクセス情報をプロバイダに提出し、お客様のメールアドレス・プロバイダの契約情報を追跡し、身元調査を行い、顧問弁護士による少額起訴制度を利用した請求を行います。

▼合意契約解除の手続きについて▼
但し、継続利用の意志がない場合、合意契約解除申請を行うことで、上記記載支払いを免除とすることが可能となります。
契約解除申請を行うことで、該当コンテンツの解約処理手続きを行うことができ、未払いによる滞納金【744,500円】が、全額免除になります。
これは貴殿に対しての唯一の救済措置【和解手続き】となります。

■合意契約解除(和解手続き)申請方法■
↓申請の手続き方法↓
継続利用の意思が無く未納分の支払い免除措置を希望する場合は、本状を閲覧後、本 メールに「合意解約申請」と記入の上そのままご返信下さい。


--申請からの流れ--
・本人確認
・滞納者情報削除
・滞納金免除
・登録情報の抹消

以上の解約手続きの履行により、貴殿とサービス提供元との間に何らの債権債務のないものとする。
また、再度の請求等および個人情報の公開措置等は行わないものとする。

但し、指定期限内に契約解除を行わない場合は、債務者である貴殿に対しこのまま民事訴訟へと移行させて頂きます。
また、滞納者として信用情報機関へ登録し、債権債務が解消されるまでの期間、電気-ガス-水道を停止させて頂きます。
給与所得者の場合や、銀行口座に個人資産がある場合、給料差押え等の法的措置を先に行います。
逃亡の恐れがある場合は、親類縁者、実家、勤務先等関係先への連絡、および書面通達を積極的に行います。

以上、速やかな問題解決の意思がある場合は上記を熟読後、和解の申請をお願い致します。

草々

係争 577792-(イ)389938x



 もう、あまりにアホらしいので反論する気も起こらないが、「民事訴訟法110条」とは裁判所書記官は、申立てにより、公示送達をすることが出来るというもの。ええと、どこの裁判所やろか、あれ買いてへんやん。てか、今日日の裁判所は信書ではなくメールで通達するんや、ナウい時代になったもんや、え、裁判所ちがう?「提携信用情報機関により回収の任を承りました」て書いてあるけど、その任を受けたのは何ちゅう会社、あるいは個人?さっぱわかりまへん。

 さらに笑わしよるのは、「顧問弁護士による少額起訴制度」。ええと、少額訴訟制度ってのは出来ました、ハイ、それは間違いない。何で出来たかというと裁判ちゅうのは金や時間ばかりかかって大変やから簡易裁判所で一回だけの審理で判決が出るちゅうやつやったはずやな。主に敷金の精算とか個人間の借金の解決のためちゅう名目だったと思う。しかも最初は30万までの訴訟で、その後法改正が行われたが今も60万までの訴訟で、それ以上になったら通常の訴訟を行うしかないんちゃいまっか。さらにいうと少額訴訟で弁護士なんか使ってたら割に合わん(大笑)。

 ほかにも突っ込みどころ満載やけど、ここは怖いな。「滞納者として信用情報機関へ登録し、債権債務が解消されるまでの期間、電気-ガス-水道を停止」、さらには「逃亡の恐れがある場合は、親類縁者、実家、勤務先等関係先への連絡、および書面通達を積極的に行います。」。いやーまるでアベちゃんの主張する積極的平和主義みたいで、怖い、怖いわ(爆笑)。さらに最初は『請求金額【623,600円】』とあったのに、後半は『滞納金【744,500円】』って120,900円も増えてる。あ、差額は滞納料やろか。しかし、致命的なのは文末の「草々」。通常は「前略」に対する言葉だが、冠省無しで突然「草々」と書かれても「くさ、くさ」としか読めん。

 さて、良い子のみんなは他にはどこに突っ込みどころを見つけたかな。良かったらコメントで書いてね。あ、メールは今後は柔銀行の迷惑メールチェックが厳しくなるので、届かなくなる可能性あるよね(笑)。しかし、しょうもないくっさーメールだったな。


スポンサーサイト

連日の収穫



昨日、久しぶりに行ったフルモトで内田裕也の『ありがとうございます』という文庫本を保護。2010年にスポニチに連載された「我が道」というコラムを大幅に加筆訂正し、2014年に幻冬社が文庫にしたものだ。最初にジョンとヨーコ、次にミック、さらにジュリーにショーケンと裕也さんがイベントやコンサートで関わったミュージシャン、そして映画を通して知り合った役者などの交友が短い文章で綴られている。ついこの前亡くなったKKさんの話が思わぬところに出てきたりして、そのシンクロぶりに妙に納得する。

裕也さんは、口ではロックンロールとかシェキナ・ベイビーとか言ってるが、思想は結構ライトで、あ、いや軽い方ではなく左の反対の方だが、その辺のこともチラホラ出てくる。なんつーても小泉元総理と現総理の安倍のヨイショ記事もある。ま、その辺のブレはこの人のキャラとして仕方ないかもしれない。芸能事務所の社長シリーズもあるしね。昨日、寝る前に読み始めたが、それぞれのエピソードが面白く、一気に半分まで読んだ。薄い文庫だが、話が濃密なので結構読み応えがある。時々、白竜や力也、桑名正博、シナロケなんて名前が出てくるので気が抜けないのだ。

で、実は昨日はもう一つ嬉しいことがあった。期間限定のTポイントがあったので、ヤフーショッピングに注文していた山口冨士夫の『So What』も届いたのだ。この前、YOU TUBEで村八分の動画や音源を見聞きしたことが影響していたのか、頭脳警察の新作ライブを注文するかこっちにするか迷ったが、ZKは予約だったので昔何度も泣かされたパンタの出る出る詐欺じゃないが、永遠の予告編ってこともあるので、在庫のある冨士夫ちゃんの本にしたのだ。

裕也さんの本は今夜読み終えて、明日からは冨士夫ちゃんの本を読もう。あ、二階堂蘭子の読みかけの本もある。ということで、しばらくネットからは離れて読書に専念しよう。そして、ここだけの話だが本日が頭脳警察の新作ライブ発売日なのでアナーキーの新譜と一緒に注文した。誰だ、焼け太りなどと言うのは。オレが腹を切って痛い目をして手に入れた保険金のごく一部を好きな本やCDにしてもバチは当たらないだろう。クソ、保険が全額オレのものだったら今頃は京都のホテルと航空券を予約していたのに(泣)。



iPhoneから送信

久しぶりのウンコ本


ネタバレあります。この本を読んで見ようと思う危篤な方、違う、奇特な方は以下スルーしてください。

入院前に図書館で予約していた本である。新聞で書評を読んで興味を持った。ベトナム戦争の時代にアメリカに住むクェーカー教徒で反戦活動家の女性と夜間の大学受験に失敗し、高卒で働きながら勉強している主人公の何十通かの文通の記録である。

もともとノンポリだった主人公が、アンフェアな手段で入手した文通相手に影響され、いや、気に入ってもらうために、反戦運動に関わり血のメーデーや安保闘争を経てベ平連と思しきグループに接触していく。

主人公が誰かに向けて手紙を書いている形式で話は続く。本の中程に来ないと相手は誰なのか明かされない。最初は、文通相手のアメリカ女性かと思ってしまった。

この作家は、僕と同じ年に生まれている。「もはや戦後ではない」と言われた年だが、そんな言葉が流行語になるように、当時はまだ明らかに戦後だった。余談だが、中学の修学旅行で長崎に行ったが、そこには傷痍軍人が手風琴を鳴らしながら、日銭を得ようとしていた。思わず幾らかのコインを入れたが、付き添いのガイドから本物の傷痍軍人かどうか怪しいものだと言われた。

この作家との共通項はもう一つあって、彼女は同志社の法学部卒業である。ま、僕は文学部中退だけど(笑)。もしかしたら今出川のキャンパスですれ違っていたり、一般教養で同じクラスになっていたかもしれない。あるいは別館の一階で同じ学食を食べていたかもしれない。もし別館関係だったら、多分、所属は学術団だろう。少しお高くとまって、僕たち文連いらん子部隊を小馬鹿にしていたな。ま、それはいい。

で、だ。この主人公がええかっこしいでやってた反戦運動や組合運動がベトナムで見事に打ち砕かれる。てか、歴史の怖さを何も知らない能天気野郎だったことが分かる。ついこの前まで原稿用紙8000枚の殺人事件を読んでいたので、トリックやどんでん返しには慣れているつもりだったが、このウンコ本の結末にはマジ腹が立った。

読み終えて、思わず、何やこいつ、カスやと叫んでしまい仕事から帰って来ていたバカ娘が驚いたくらいだ。

こんなつまらん本を、わざわざ図書館から借りて、しかも今日は返却日なので、これから図書館に行かねばならない。あー、しょーもなー。ちなみにこの作家、アメリカはウッドストックにお住まいだそうです。現実社会でもウェブ上でも、絶対関わりたくない人の1人と認定する。



iPhoneから送信

入院日記 再開2日目



昨日から再開した日記だが、手術の話を書いたところで力尽きた。本来なら、その続きから書くべきだが、本日の驚くべき急転直下の話を優先したい。

予兆は、実は少しだけあった。昨日、担当医から明日は血液検査と腸内検査をするのでスタッフの指示を受けるように言われていたのだ。血液検査は入院前から数えると何度目だろう。若い頃は血の気が多いという自覚もあったが、最近とみに人間が出来て来たワタクシからあんまり血を取るなや。血もタダちゃうぞ、オレの血は他人の血では無いのだ。などと心の中で悪態つきながらも、表面は「ハイ、分かりました、親方(by スネークマン)」とばかりに大きくうなづいた。

で、今朝の5時過ぎ、男性の看護士が「採血します」と注射持って登場した時は、もしや内ゲバで狙われたのかと思うくらいビビった。そりゃそーだろ。いくらこの病院の起床時間が早いからといって、早朝5時過ぎはまだみんな寝ている。元10ccのゴドレー&クレームの名曲に「ファイブ・オクロック」というのがあるが、その歌でも朝5時はまだ寝ている時間になっていた。



どういうルールか知らんが、速攻で血を取られた。終わってから枕元灯を消して、それから、また横になったものの眠れない。少しして6時になったので起きて洗面所に行った。片手で顔を洗ったり歯を磨いたりするのは大変である。さらにオシッコはビーカーで取って、それを僕の名前の書いてある小さめのポリタンクに移すという作業も面倒だが、ルールなのでやるしかない。

またベッドに戻り、しばらくネットを見ているうちに朝の看護士のチェックが入る。体温、血圧、前日の排尿回数、排便回数、傷痕の痛みなど聞かれる。その時に、今日は腸内検査なので、この後は水もお茶もダメと念を押される。手術後に何が欲しかったかというのは、昨日も書いたが水である。点滴してるので脱水症状になることはありえないが、やはり口から喉を通って飲む水は美味い。唯一の楽しみを禁じられたが、ま、これも自分のためだ。メシは食ってないが、下手に水分取って腸内検査中にドクターに鮮烈なゲリ便シャワーを浴びせたら、これまで培って来た僕の信用が無くなる。人格が否定される。

その後、小一時間ほど寝たようだ。人の気配を感じて目を開けると超不機嫌そうなバカ娘1号がいた。手に何やら持っているが、多分、僕のタオルとかそういうものだろう。実は昨日、配偶者にお願いをしていた。本日、9日は『進撃の巨人26巻』の発売日なのだ。ただ以前経験したように発売日当日はセブンイレブンしか入荷せず、ローソン、ファミマは少し遅れる。その事も、きちんとメールに書いて購入をお願いしたのだが、バカ娘がわざわざセブンイレブンに行ったが入ってない。店の人に尋ねたら、バックヤードに行って確認してくれたが、やはり来てないと言う。

バカ娘に言わせると、ザキミヤはど田舎なのでコミックの発売日は東京より数日遅れるとのこと。いや、それはもちろん知っていて、だから24巻はアマゾンで予約したが、その発売日当日の仕事帰りにセブンイレブンに寄ったら入荷していたという事実がある。その事から、25巻はあえて予約せずに発売日当日、セブンイレブンで入手したのだ。

そのあたりを説明するが、せっかくの仕事休みの日に父親の命令でコミックを買いに行かされた事にやはりムカついているんだろう。最近の若い人は、ガマンが足りんなぁ。

そうこうしてるうちに、検査の時間がきたと看護士が迎えに来てくれた。大腸内視鏡の検査の時は、後ろに穴の空いたデカパンを穿かされるのだが、今回はパジャマの下だけ着替えて点滴とドレンホース二本ぶら下げて検査室に入る。

担当の看護士から検査用の下着かと聞かれ、いやノーマルですと答える。すぐに検査用の下着に履き替えるよう指示が出る。着替え終わると検査用ベッドに横になって、まず写真。写真もナンボ取るねん、ちゅう感じ。手術を担当したドクターが登場し、看護士に何やら数値の確認。こちらには、ガスが出たか、排便はあったかなどを確認。そのまま横になり、肛門からゴム製の内視鏡みたいなものが入れられる。覚悟はしていたが、あまり気分のいいものではない。ドクターは、「お、いいんじゃない」と言うがサブについてる技師から「でもなんとかが何とかで」とか、「ここは大丈夫ですかね」とか、不安を煽るような発言が続く。

「はい、いいでしょう。昼から食事入れて見ましょう。あ、ドレンもどっちか取るか。えーと、こっちがいいかな」というドクターの声が聞こえる。え、ドレン抜くって麻酔は?と聞く間も無く、体内からドレンホースが一本抜かれていく。なんて言えばいいのか、ニュルニュルした感触のものが、身体から引き抜かれていく。

来た時と同じように看護士に誘導されながら、自分の部屋に戻って着替えを済ました。検査が終わったのでお茶も水も問題ない。さらに今日の昼から食事が出る。1日から入院して絶食だったのでやっとかめ、違う、8日目にしてメシが食えるのだ。

ワクワクしながら昼の配膳を待つ。実は添付した写真は夕食だが昼もこれと同じ。メインは重湯、それも炊飯器から溢れて出てくる、米粒の全く入ってないやつ。スープはチキンで出汁を取り、かすかな塩味が付いている。コンソメではない。そして野菜と果物のミックスジュースに豆乳。

美味いか?王様のスープの童話をご存知だろうか。グルメで何を食べても満足しない王様。その王様を満足させたのが、1日絶食した後のいつものスープ。結局、空腹に勝る調味料は無いという教訓だ。美味いとか不味いとか考える間も無く、口の中から食道を通って飲み込むことのありがたみを感じた1日だった。さらに、ものには味があるという当たり前のことを思い出した1日でもあった。

おっと、大事なことを書き忘れていた。実は僕は小さな頃から牛乳がダメ。飲めるがすぐにゲリする。今回は豆乳だし、腸を切除して体質も変わったと信じて飲んだ。5分後に地獄が待っていることも知らずに。



iPhoneから送信

入院日記 再開初日


先週の金曜の夜に手術が決まった。内視鏡検査でも状況が良く分からないので、思い切って開腹手術で行くことに。17時20分からのオペなので、10分前に手術着に着替える。下着は紙のオムツのみ。その手の趣味の人は良いかもしれないが、僕は全くそういうのはダメなのだ。手術室は病室と同じフロア。まだまだ元気なので歩いて入った。6、7人のスタッフの中に入って挨拶。しかし、寒い。エアコンの温度は20度くらいではないか。

手術台に乗せられ、手で両足を抱き抱えるよう言われた。加藤登紀子の歌を浮かべながら、手で両足を抱き抱えるのだが、なんとこの間の絶食にもかかわらず、まだハラが出ている。そのハラにメスが入るんやなどと思っていたら、脊椎注射で麻酔を入れられて記憶が飛んだ。

記憶が戻った時は大勢の人が僕のお腹の前で動いていて、とても痛かったのとめちゃくちゃ寒かったことしか覚えていない。もう凍死寸前と言っても良い。舌の根が全く合わない。配偶者が「頑張ったね」とねぎらいの声をかけてくれたが、こちらが言えるのは「寒い、寒い、寒い。‥痛い」のリフレインのみ。あ、以前に麻酔を受けた時は赤い壁など摩訶不思議な物が見えたが、今回はスターレスアンドバイブルブラック。まるで今のこの国の現状と全く同じであった。

死ぬかもしれないと思った事が、これまでに何度かあったが、今回の術後の寒さはその履歴に追加されたと思う。すぐに看護士が電気毛布を沢山かけてくれたが、あれは熱を持つのにやや時間がかかる。なんとか暖かさを感じるまで30分以上は楽にかかった。

土曜の朝は最悪の目覚めだった。喉が乾くが水を飲むのは禁止されている。お腹は、これはどう表現していいか分からないような痛み。そして時々寒さ。そうなのだ。あの手術以来、体温調節機能がなくなったのか、エアコンがやたら冷たい。鼻にチューブが入っているので違和感がある。さらに酸素マスクを付けられていて、これも勝手が悪い。

看護士さんに水、水、欲しいものは水(by 加川良)とお願いするが、ドクターストップに変わりない。割り箸の先にガーゼを巻いて、そこに水を浸して口を濡らしてくれる。口中にもそれを入れて少しなら吸っても良いとのこと。吸いました。ねぶりました。甘露という言葉の意味を身体で知るワタクシ。

お腹を切って初めて知った不便さに咳やくしゃみをする時に痛い、ガスを出す時の辛さなどがあるが歩行にも困難をきたすとは思わなかった。それ以上に驚いたのは、昨日、手術を受けたばかりだというのに午後には歩くよう指示されたことだ。最初は我が耳を疑った。何が悲しゅうてハラキリ翌日に散歩や。いや、散歩は好きだよ。夜の散歩なんて乙なもんだ。が、よりによってこの日、ハラがいてーよ、痰を切りたいよーと泣いている今日只今、一体どうして病院の通路を歩く必要があるのだ。

元気なときだったら、何だかんだ言って絶対言うこと聞かなかった筈だが、良く良く考えてみると元気じゃないから入院して手術を受けたのだと妙に納得して歩くことにした。電動ベッドを起こして腰掛けることから始まるのだが、まずベッドから起きる事が出来ない。いや出来るが痛い。そして腰掛けるという動作がこれほどしんどいものだとは思わなかった。涙を流しながら、いやこれは文学的表現でも何でも無いリアルな表現だが、涙を流しながらやっと腰掛けたが、これからが大変。身体に付いてるチューブやドレン、尿の入ったポリ袋などをまとめて、手には点滴のキャリアを持ちながら立ち上がる動作のキツイ事、キツイ事。

その病室のすぐ近くに食堂があり、まずはそこまで歩くと目標を決めた。一足踏み出す毎にお腹の傷が痛む。たかだか五メートルくらい歩くのに、額に汗をかいて肩で息をしながら、そうかこれが青息吐息ということか。看護士さんは声かけしながら、一緒にゆっくり進んでくれる。通路に長椅子があったので、そこで休むよう言われた。もっともそこに座り込むのがまた一大事だった。

しかしながら、この術後翌日から歩いたというのが、その後の回復に大きく役に立った。

しばらく中断していた日記ですが、回復も順調なので今日から再開。ただ手術のことを書いたら、少ししんどくなったので今日はここまで。





iPhoneから送信

プロフィール

drac ob

Author:drac ob
FC2ブログへようこそ!

月別アーカイブ

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

QRコード

QR

フリーエリア

ブログ内検索